【感想・ネタバレ】ウェブでの〈伝わる〉文章の書き方のレビュー

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Posted by ブクログ

良書:一般的な文章の作成以上に気合いが必要なウェブな文章のつくり方の伝授書です。

いちばん大切なことは、単純明快なことです。そして、「読者の立場になって考える」という点です。

気になったことは以下のとおりです。

・読み手である相手側の立場を想像し、相手がぜひ目をとめたくなるような工夫や配慮を施す必要がある。

・ウェブ文章と一般の文章との違いは、文字だけではない
ウェブは画像、動画、図表、グラフをふんだんに使える。
 紙の本のように、ページをめくることはできない。

・一読してわかる伝わる文章を書くこと
・ボタンの意味がよくわからないと、押すのをためらってしまう。

・伝わるとは
  ① 目にとまること
  ② 選んでもらうこと
  ③ 読んでもらうこと

・難しい漢字や、見慣れない表現や表記を使わないこと

・ウェブ文章の見出しは2種
  ① 文章そのもののタイトルにあたる部分の見出し
  ② ウェブの特性であるリンクに関する見出し

・要約の方法は
  ① 読者に伝えるべき、基本的な事実の部分
  ② 読者の興味・関心をかき立てる部分

・ウェブにのせるのは、4W1Hの2W
  大切なのは、いつ(When)、どこで(Where)
  なぜか対象外のは、なぜ(Why)

・ウェブ文章のポイントは4つ
  ① 主節は前に、従節は後に
  ② 意思・要件を明示する
(これからすること、これからしてほしいこと)
  ③ キーワードを意識して書く
  ④ 過剰の敬語はつかわない(冗長→簡潔に)

・文章表現術
  ① 短文 1行40文字で、3行内にまとめる
  ② 行間を広く、見やすく

・列挙するときは、箇条書きを
・本文は簡潔に、リンクを張り、詳細はリンク先に記載する
・わかりやすく画像を使う
・専門用語はつかわない
・変化を明示する 前回 〇 今回 〇

・ウェブ文章のつくり方
  ① 見出しを書く
  ② 本文を書く

・校正
  ① 文字揺れをなくす 御社、貴社
  ② 約物、句読点を統一
  ③ 記号の全角半角の使い分け 数字や英字は半角のほうが見やすい

結論 
・相手の知りたいことを推測する、必要とする情報を発信する
・少しでも相手が理解しやすく、納得しやすい言葉や文章を書く

目次

まえがき

第1章 ウェブでの文章
第2章 ウェブでの<読まれる><伝わる>文章
第3章 ウェブでの文章表現術 htmlの基礎的な理解を兼ねて
第4章 ウェブで<伝わる>文章のための実践講座
第5章 さらに<伝わる>文章を書くための基礎知識
第6章 <伝わる>ためのコミュニケーション

参考文献

ISBN:9784062881876
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:174ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2012年12月

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2023年01月11日

Posted by ブクログ

最近、後輩さんの書いたもののチェックをする機会が増えています。
紙の書類やホームページと、ツイッターやフェイスブックでは少し書きかたが違うのよね、などの「うまく説明できなかったもやっと」を筋道立てて解説されていて「そうそうこれが言いたかった!」と納得したり「あぁ私、そんなに方向違いじゃなかった」と安心したり。
読み終えたら後輩さんに渡そうかと思っていましたが、手元に残して再読したいので…もう一冊買いますかね…。

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2012年12月21日

Posted by ブクログ

「伝える」と「伝わる」が違うよ。というのにぐさっときた。
私は、「伝えた!完!」ってなりがちだけど、
伝わるには、そもそも読む人の目にとまらないといけない。
読み手が何を求めているかを知り、読み手に興味を持ってもらうことが大事。
(メリットやデメリットを伝えることは、興味にもつながるらしい!)

ェブは紙と違って、ページを捲るとか順番がない。
リンクから直接飛んできたりもする。
だから、ページトップの冒頭で、概要を書いて相手の目に止まることが大事。
背景をつらつら書きたくなるけど、最初にユーザーにやってほしいことなどの結論を伝える。背景はあと!

最初、HP作る人とかにだけ関係ある話かなって思っていたけど、
実践編でお知らせとか告知とかで気をつけることが書いてあって、めちゃくちゃ普段から使うじゃーん。ってなった。

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2023年08月07日

Posted by ブクログ

一語一句の書き方指導は皆無で、フリーのライターはどんなものか、どうアピールしていったらよいか、という処世術的なことが盛りだくさんな内容。経験に基づいているので、説得力あります。

しかし、フリーライターという職種を、正面きって、「いい仕事」と言う人は初めて見た。儲からなさそうなイメージあるが、いろんな面から見てみると、総合的には満足度が高くなる場合(人?)もあるのか、と目から鱗でした。

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2015年01月14日

Posted by ブクログ

ウェブでの『基礎的』な文章な書き方で、テクニカルなことや突っ込んだものは多くないですが、改めて確認になる部分は多いです。

見出しをつける注意
主節は前に
PC上での文体

などが主に役立つ部分だと思います

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2013年02月21日

Posted by ブクログ

ウェブは不特定多数が見ることができるものだが、特定の方に伝える工夫が必要である。短文で書く、改行を入れる、箇条書きにする、リンクを用いる、画像を差し込む、変化を明示する、専門用語を使わないことがポイント。また、面と向かって言えないようなことをウェブでも書かないことにも注意する。

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2013年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ウェブで「伝える」でなく「伝わる」文章を書くには。

短い文章であること。
4W1Hを基本に書く。
改行や句読点を入れる。
検索にかかるような言葉を入れる。
丁寧な言葉はほどほどに。
自分で校正をする。(言葉を統一する)
わかりやすい言葉を使う。

などなど、私にもよくわかるように解説してくれてます
「伝わる」文章を書くには、
語彙をたくさん持っていなくてはならないし、
書く習慣も必要。(←ウェブも紙もここは一緒)
そうしたスキルがあって、さらにこの本に書いてあるような、
書き方をすれば、きっと多くの人に「伝わる」文章になるのだろうと、
思いました。

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2013年01月27日

Posted by ブクログ

著者はYahoo!知恵袋の企画・設計を担当されていた方です。
紙とウェブでは文章を書くにあたって気をつける点が違うことを、例を使って説明してあります。

ウェブは誰が読むかわからない媒体です。しかし、大勢が読むからいって漠然とした文章では伝わりません。
読む人のイメージを絞ることがとても大切だと学びました。

文章を書いていると、つい言いたいことを中心に書いてしまいます。読者の立場になって、読者が読みやすい書き方を練習する必要があると感じました。

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2019年12月02日

Posted by ブクログ

ウェブで伝わる文章を書くための入門書。ブログやSNSで情報発信しやすい今日。発した文章が伝わらなければ意味がない。なるべく一文を短く。数行ごとに改行。情報の羅列は箇条書き。情報の要約はリンク元。情報の詳細はリンク先。いつ?どこで?を明確にする。校正で言葉使いを統一させる...などなど。ネットで文章を扱うなら、まず読んでおきたいところ。

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2015年02月24日

Posted by ブクログ

読者のことを考えて、最初に先の見通しか見取り図を示す
1目に留まる
2選んでもらう
3読んでもらう

相手に関心を持ってもらう
⇒読者は誰か、読者を意識する
・見出し、全角13文字・キーワードを意識する
・一文を短く、40文字、3行
・構造化・感情表現の大切さと難しさ

ウェブでの文章の書き方
1短
2改行
3箇条書
4リンク
5画像

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2014年07月27日

Posted by ブクログ

どうしたら、ウェブ上で文章的に誤解されず、見やすく必要な内容を伝えられるかをまとめている。
意識していなかったところを、ちょっと意識するだけで変えられることばかりだし、さらっと読めてしまうので、一読しておいても良いだろう。

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2013年06月22日

Posted by ブクログ

①目にとまること
②選んでもらうこと
③読んでもらうこと(伝えること)

ヤフートピックの見出し 13文字
不明の小6男児保護 40km歩く?

・読者に記事が伝えようとする基本的な事実の部分
・謎として残り、読者の興味・関心をかきたてる部分

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2013年02月09日

Posted by ブクログ

ウェブと紙媒体では気をつける所が違うという立場から、ウェブに適した文章を書く際のポイントがまとめられている。

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2013年01月18日

Posted by ブクログ

期待度が高かったせいか、点がちょっと辛くなったか。
ウェブと紙媒体では文章の書き方に違いがあるというのが、この本の出発点。でも、ウェブ向けに書く文章に多少のノウハウはあるのは確かだが、「違い」をさほど感じなかったのが3☆の理由。タイトルにある「伝わる」というところが肝要なのだろうけど。
あとは、本のボリューム感か。170ページに740円は高いような。横書きで読みやすく、図も多いけど、お腹いっぱいにはならない。
参考文献で、本多勝一「日本語の作文技術」を紹介していた。講談社から本を出しているので、新装版の講談社バージョンを紹介しているが、朝日新聞出版から文庫本もでている。ただ、こちらは字が小さくて読みづらい。一連のルポはともかく、本多本の中でこの本の評価は高い。

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2012年12月29日

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