【感想・ネタバレ】東京 消える生き物 増える生き物のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

意外な接点
たぶん中学生の頃だと思うが、科学の発達(人間が利便性を追求したこと)によって引き起こされた公害、自然破壊こそ、その科学の力で解決、自然を回復させれば良いと思っていた。本書を読んでみると、”自然保護”という誰もが簡単に発する言葉を、実際に行なってみようとすると、その定義付けが難しい、複雑な概念であることが分かる。”自然保護”を人間が自然に対してまったく働きかけを行なわないこととするならば、現在の自然環境は変化し、現在そこで生活している生物達も変化してしまう。また、自然に働きかけを行なうにしても、どこまで、どのような働きかけを行なうかは、各自然保護活動団体によって、まったく意見が違うという。そもそも、江戸と呼ばれる地に人間が住み始めて以来、多かれ少なかれ自然破壊は行なわれてきた。現在の自然を部分的であれ、どの時点まで戻すか。悩ましい問題と言えないか。 →人類が消えた社会

以下、引用省略。

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2014年11月29日

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