【感想・ネタバレ】これで毎日がラクになる! キライな人がいなくなる方法のレビュー

あらすじ

人をキライになるのって、疲れませんか?

職場、学校、習い事の教室など、同じ空間に〈キライなひと〉がいると、
毎日イライラ、気になって仕方がないし、
自分が心の狭い人間のように思えて自己嫌悪にもつながってしまう。

「キライ」なのに四六時中考えてしまうなんて、貴重な時間のムダ。
でもその人が生活圏にいる限り、スッパリ距離を置くのは難しい……。
距離を置けたとしても、もつれた人間関係を切り捨てるという対策だけでは
根本的な解決にはならず、同じことを繰り返すだけ……。

あなたの人生のところどころにあらわれる〈キライなひと〉。
なぜ、あなたはその人を〈キライ〉になるのか。
そのメカニズムを理解し、ネガティブな感情の発生原因を解明。
いつも自分でうまくリセットできるあなたになるための、考え方のコツ。

嫌われないより嫌わないほうが何倍も簡単。
あなたの【おおらかさ】で、人間関係は変えられる!
――樺沢紫苑氏推薦!

この本が、
あなたの「心の教科書」をつくるための「参考書」なれたら――。
私はこの本を投資て、あなたを癒したり、
励ましたりする存在になれることを、心から願っています。


■目次

・第1章 なぜ「キライ」になるの?

・第2章 思考リセット術でモヤモヤを手放す!~心が軽くなる4つのステップ~

・第3章 キライな人がいなくなったら

・第4章 キライな気持ちをリセットするトレーニング

・第5章 感じがいい人になってみる

・第6章 あなたの未来を輝かせるためにやってほしいこと

■著者 堀もとこ
認定心理士/人間力アップコンサルタント
三重県四日市市出身。1979年生まれ。
超がつくほどのネガティブ思考を克服した経験をもとに、
心理学をベースとした「折れないメンタルの作り方」や
「言葉が変われば未来が変わる」「心のコントロール法」などを
伝える人間力アップコンサルタント。
小学生のころに見たTV番組『それいけ!ココロジー』で心理学に興味を持ち、
将来は心に関わる職につくと決意。
大学では少年犯罪を中心に研究を続けるが、メンタルに不調をきたし大学院進学を諦める。
2011年に発生した東日本大震災で多くを失ってもなお懸命に生きる人々から勇気をもらい、
どんな状況でも負けずに前を向くのに大切なのはやはり心だと確信し、
心理学の勉強を再開。
2018年には日本心理学会 認定心理士の資格を取得。
専門学校でのコミュニケーション学講師や、地元FM局でのパーソナリティ、
国際的スピーチ大会登壇者への指導を行い、
現在は「講師」「司会者」「コンサルティング」など
3つ以上のビジネスエンジンで活動中。
「自ら変わる決断をすれば人は幸せになれる」をモットーに前向きに生きようとする人に向けて、
また企業等で職場の人間関係に生かせるコミュニケーション等を広く伝えている。
著書『悪口を言われても気にしない人の考え方』(あさ出版)は海外でも翻訳出版されている。
学校保健専門誌『こころとからだの健康』(建学社)好評連載中。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<ポイント>
この分野の本を読んできましたが、その総集編のような、まとめのような本でよくまとめられています。
心にしみたのは、「「本当はAを選びたかったけど、仕方なくBにした」かもしれないが、そのときのあなたは、自分なりに最善の選択をしたはずである。」という言葉。その時その時を一生懸命生きているということを言いたいのだと思います。
その他として、
・アドラー心理学である、課題の分離。自分と相手を分けある。相手に踏み入れない。
・不安や怒りは防衛本能。そして相手への期待もある。
・手放すというキーワード。

<ピックアップ>
〇キライな人に占領されてしまい、本当に大切にしたい人や、心地よい時間に目を向けられなくなる。

☆第1章

〇感情はなくすることはできない。しかし、向き合い方を変えることはできる。

〇あなたを傷つける人は人だけれど、あなたを癒すのもまた、人。

〇キライという感情には、脳の仕組みや心理的なメカニズムが関係している。

その1 不快感や嫌悪感、いわゆる「キライ」のもと。これは、人間が野生のように生きていた時代の身を守るための防衛本能である。しかし、現在はそこまで必要ではなくなった。しかし、脳の仕組みは前のまま。AIが進化しても、苦手な人や相手の態度に対して、脳は瞬時に「この人は生命の維持を脅かす存在なのかもしれない」と反応するようになっている。よって、キライという感情は、自分を守るために頑張っている証拠。その感情をポジティブに受け入れる。

その2 予想外・価値観のズレ、もキライという感情。つまり、キライという感情は、相手の行動が「自分の期待や常識とズレたとき」に生まれる。

〇キライという感情は、本能的な反応や、価値観のズレから生まれるごく自然なものである。キライの感じ方は人それぞれ。私の感覚はおかしいと考える必要はなく、単に考え方の違い。

〇大切なのはキライに振り回されない。感情を否定するのではなく、その感情に振り回されないこと。

〇感情は自然と湧き上がるもの。よってそれを抑えようとすると、逆にストレスが大きくなってしまう。まずは、感情に気づくこと。そして言語化する。色々な感情に気づく。

〇心の声を無視し続けると、「布団から起き上がれない、元気なはずなのに涙がなぜかあふれてくる」という体の現象が起きる。心はあなたに訴えかけるのを諦め、その代わりに身体があなたに危険信号を出してくる。

〇言葉がきつい、不愛想な態度などキライの引き金は相手の言動

〇感情が先、その後が言語化。脳は、1番外側が「考える脳(大脳新皮質)」、その内側に感情の脳(大脳辺縁系)」、さらに奥に「本能の脳(大脳基底核)」がある。本能の脳は、生命維持に関わる原始的な部分で、心臓を動かく、呼吸をする。感情脳は、喜怒哀楽や感情のコントロールをする部分、つまり、好き、キライ、うれしい、悲しいなどの感情的な反応。この2つは無意識の領域で働いている。よって、いくら私たちが頑張ってコントロールしようとしてもできない。私たちがコントロールできるのは、3つ目の考える脳である。出来事が起きた時の脳の動きは、まず本能の脳と感情の脳からスタートする。無意識のうちに本能の脳と感情の脳が「快か不快か」「危険か安全か」を選び、その次に考える脳が「好き、キライ」「気分がいい、モヤモヤする」「一緒にいて楽し、あの人とは合わない」などの自分の知り得る範囲内で一番ぴったりとくる言葉を選んで表現する。

〇脳が疲れているとキライが多くなる。この一連の流れは、脳が元気な時はうまく働く。考える脳が冷静に解釈し直すことができる。しかし、脳が疲れていると、考える脳が機能不全を起こす。よって、短絡的で極端な結論に飛びつきがち。さらにひどい場合には、「人間関係をリセットしなければ生命の維持に関わる!」と本能の脳が判断をしてしまう。キライが増えるのは、脳が疲れているサイン。キライが多い人は、それだけストレスを抱えているということ。

〇「本能の脳」「感情の脳」は、危険や不快を察知すると、「この人キライだ」とSOSを出す。ところが、その感情を「考える脳」が否定してしまうと、せっかくの心の声を無視することになる。このような自己否定を繰り返していると、だんだん自分の感情に敏感になり、ストレスが蓄積し、うつ状態を招くことさえある。心に沸いた感情は、大切な「あなただけのもの」。嫌な気持ちになったら、それをきちんと認めてあげる。「そうだね、私、嫌な気持ちになったんだね。誰が何と言おうと、私はイヤだったんだ」と認めてあげることが、自分を大事にする第一歩。自分の意見を過小評価しないことである。

〇自分の意見を過小評価しない。あなたの心に沸いた感情は、大切なあなただけのもので、嫌な気持ちになったら、それをきちんと認めてあげる。

〇人の外見・見た目は第一印象に大きな影響を与える。相手と話をするまえに、すでにその人に対するイメージを抱いてしまう。また、人は過去の経験に引っ張られる。つまり、「先入観」である。過去の経験が、今目の前にいる人の印象に大きく影響を与えていることがある。

〇ネガティブな記憶を保管する場所が扁桃体。扁桃体は、恐怖・不安・緊張・怒りといったネガティブな感情を処理し、過去に経験した危険なことを記憶する役割を持っている。例えば、過去に犬にかまれたことがあれば、犬を見ると「怖い」と感じることはよくあること。これは、「犬=危険」と記憶しているからである。ほかにも「不愛想な人=トラブルの元」と判断し、無意識に「キライ」と感じてしまう。よって、自分の思い込みを疑う習慣を持つことが必要である。つまり、どんなことでも、相手に対する別の可能性を考えるだけで、不快な感情がスッと消えて冷静になる。ただし、「この人がこんな態度なのは、私に何か原因があるのではないか」と自分の責任であるかのように必要以上に自分を責めないことである。相手が不愛想だろうが、感じが悪いだろうが、それはあなたには直接関係のないこと。あなたに原因があってもなくても、それを態度としてあらわすのは、相手の勝手。

〇なぜ相手がそうしたかを考えてみる。
3つの質問を問いかけてみる
①「相手の状況はどうだった?」
相手の心理状態や環境を考える
②「相手はどんな目的があったのだろう?」
その言動にどんな理由が隠されているかを想像する
③「自分が同じ立場だったらどうするだろう?」
もし自分がその人の立場だったら、同じことをするのかを考える。

☆第2章
〇人間関係のリセットをするより、「思考リセット」をする。「思考リセット」とは、キライという感情の元になっている思い込みを手放すことである。人間関係を断ち切るのではなく、自分の中にあるネガティブな感情を解放し、ポジティブな新しい自分を見つけることができる。たとえば、「なんだこの人、キライだな・・・」と感じた時。それは必ずしも「相手が悪い」のではなく、たまたま自分に合わないだけである。合う、会わないというのは人それぞれ。合わない相手がいるのは当然。合わない相手がいると、私たちは相手に変ってほしいと思ってしまう。でも、相手が変わるのを待つには時間がかかるし、相手が変わってくれる保証はどこにもない。

〇思考の癖は白いシャツと同じ。最初はしみなく、新品ですが、様々な経験を津美香さんて、少しずつシミや汚れ、折り目がついてくる。誰かに傷つけられた経験が、「人を信じてはいけない」というシミになったり、思い通りにいかなかったことが、「どうせ無駄だ」という深い折り目になったりと、こうして自分でも気が付かないうちに、シャツ全体が薄暗く染まり、しわくちゃになる。シャツについたシミや折り目には、自分でつけたものもあるかもしれない。誰かに言われたツラい言葉や、うまくいかなかった出来事を「どうせ私なんかダメな人間だから」と思って、シャツに汚れを重ねてしまうこともある。「どうせ変わらない」「人生なんてこんなもの」と決めつけることは、薄汚れたシャツを洗濯しないまま、放置しているのと同じ。思考の癖を見直すことは、シャツを洗い直すようなもの。「このしみは本当に落ちないのか?」と、汚れの原因となった過去に向き合い、必要ならいつもとは違う新しい洗剤=新しい考え方を取り入れてみる。薄汚れて、ボロボロでヨレヨレになったシャツを我慢してき続けるのか、洗い直して心地よく着られるシャツにするのか。どちらを選ぶかである。

〇どれだけ人を変えても、環境を変えても、心の中にある反応の癖をそのままにしていれば、同じようなモヤモヤは形を変えて何度でもやってくる。

〇思考リセットの4つのステップ
①まず、自分を見つめる。
・ネガティブな口ぐせ(でも、だって)という思考はネガティブになっていく。
・言葉を先にする。言葉が感情を形作ることができる。「疲れた」という口ぐせがあると、脳は「疲れた」と言った理由を無理にでも探し始める。口ぐせに気づけば、言葉を選び直すことで感情をコントロールするきっかけをつかむことができる。よって、まずは、どんな言葉を自分が使っているのかを、見極める。
・相手にどう思われるかを気にしすぎると、いつの間にか自分の気持ちをごまかすクセが付いてしまう。「こんなこと言ったら、嫌われるかも」と考え、相手を軸にして言動を決めるため、自分の意見を伝えられなくなる。自分を隠し続けていれば、嫌われることは少ない。しかし、自分を隠し続けることは、小さなストレスとなり、→型はあなたの心をすり減らしていく。つまり、アドラー心理学でいう、「課題の分離」であり、相手の気持ちは「他人の課題」、自分の気持ちは「自分の課題」である。
・相手の気持ちは相手のもの、自分の気持ちは自分のもの。
自分の課題→自分が選べること、行動できること。自分に責任があること。自分の力だけでどうにかできる範囲のこと。自分の行動、選択、考え方、感情。
他人の課題→相手が選ぶこと、相手が感じること。相手に責任があること。自分の力だけではどうにもならない範囲のこと。相手がどう感じるか、相手がどう評価するか、相手がどう行動するか。

この2つの課題を考える上で、とても大切なルールは、「他人の課題には踏み込まない」ということである。私の発現に対し、相手がどう思うかは、私の課題ではなく、相手の課題。相手の課題をあれこれ想像したり操作したりすることは、相手の課題に踏み込んでいるということ。起きた出来事に対して、どちらの課題化を考えてはっきりと分けることが課題の分離で、人間関係がうまくいかないと感じている人におすすめする、最初の考え方。課題の分離を意識して、自分のできることに集中し、他人の課題に振り回されない心の余裕を持てるようになる。

②理解する努力をしてみる。
「なぜ、相手はその行動をしているのか?」を考える。相手の背景や状況を想像して、考えてみる。その際、3つの質問を使う。
・「○○さんは、今どんな状況なんだろう?」
・「○○さんは、この行動にどんな目的があったのだろう?」
・「もし自分が同じ立場だったら、どうするだろう?」

共感しながら話すことがカギ。反論するのではなく、「そういう考えもある」、ムリに同意せず、「あなたの考えも理解できる」と。そのあと、「私はこう思う」という。このとき、「でも」「しかし」を使わない。「そうだね、あなたはそう思うのね。私はこう思う」を枕詞にする。

③思い込みを手放す
自分たちは、自分の思いこみを「私はそう思い込んでいる」と気づくことは難しいし、自分の思い込みを根拠なく信じてしまう生き物。思い込みの罠にはまってしまうと、相手の良いところが全く見えなくなり、悪いところを探すようになる。
思い込みの罠から抜け出す方法

・まず、気づく。
→「これって、もしかして私の思い込み?」、「また決めつけているかも・・」と。

・本当にそうなのかを疑うクセ
→「冷たい人」と思うならば、そうでない理由を3つ考えてみる。

・リフレーミングをする
→別の視点から見たらどうなるだろう?と再解釈してみる。

〇ポジティブワードを意識して使ってみる。

④行動に移してみる
人間の脳には、ホメオスタシス(恒常性)がある。失敗する可能性が1%でもある場合、人は行動を避ける。人は、利益を得る喜びよりも損失を避けることを優先する(プロスペクト理論。byダニエル・カーネマン、エイモス・トヴェルスキー)。よって、大きな変化を目指すのではなく、小さな一歩から始めてみることが大切。「少しずつ、言葉を変える」「できる範囲で思考を変える」。例えば、「相手に嫌られるかもしれない」という不安を手放すために、「嫌われてもいい!と腹をくくる」ことは有効。

☆第3章
〇私たちに心にはキャパシティがある。ネガティブな感情をため込みすぎると、心の中がいっぱいになり、ポジティブな感情が入り込む余地がなくなる。この状態が続くと、心身に悪影響。

〇相手が嫌味というボールを投げてきたとき、3つの選択肢を使いこなす。

選択肢1:相手に言って変わってもらう。
選択肢2:何もしない。現状維持。
選択肢3:自分が変わる。

私には、3つの選択肢があると、いったん立ち止まると、考えるより先に行動してしまうような暴走はなくなる。目的を達成するために様々な方法を試し、失敗を繰り返しながら、目標達成に近づく。

〇おおらかさを持つということは、責める代わりになぜそのミスが起きたのか、そのミスをきっかけにどんなことが起きるのかなど、相手の状況や気持ちを理解しようとする気持ちが生まれる。

〇自分も、相手も、不完全。完璧を目指すよりも、不完全な自分を受け入れて成長の糧にするほうが、はるかに人間らしい生き方。

〇キライという感情を生む大きな要因のひとつは、「相手はこうあるべき」「自分はこうしなければならない」と考える、「べきねば」である。これが強すぎると、自分の価値観と異なる行動をする人に対して、いらいらしたり、不快感を覚えたりする。

〇べきねば思考を手放すには
→「~しなければならない」「~すべき」を「~したほうがいいけど、しなくてもいい」と言い換える。
→ポイントは、必ず口に出して言うこと。自分の声を耳で聞くことで、脳がその言葉を受け入れやすくなる。

〇キライを手放すと、自分も成長できる。苦手だった先輩を反面教師にして、自ら成長していった。

☆第4章
〇リセットする習慣実践編
→①深呼吸=「4・4・8呼吸法」
→②睡眠
→③マインドフルネス、5分でいいので、ただ目を閉じて静かに座る。
→④読書
→⑤日記をつける、自分の気持ちを客観視することで、感情のコントロールがしやすくなる。ポイントは、

「感謝日記」:その日に感謝したことを書く。感謝の出来事を3つ書く。寝る直前に書くこと。

「良かった探し」:良かったことや楽しかったことを書く。

「朝日記」:朝起きた時の思いを自由に書く。想像力が高まる。

「ジャーナリング」:テーマを決めずに思いついたことを書く。感情が解放される。



〇気分転換を見つける。

〇ウォーキングは心のメンテナンス。できれば10分以上。普段よりちょっとだけ速め。朝に歩いてみる。理想は起きてから1時間以内。気持ちよく歩ける場所を選ぶ。

〇感情は湧くもの。しかし、反応は選べる。脳の扁桃体は感情の警報装置。何かイヤなことを言われたり、予想外のトラブルが起きたりすると、扁桃体が危険だと判断して、嫌な感情が湧き上がる。感情を感じる程度のさがあっても、この感情を止めることはできない。感情は自然なものとして受け入れればよい。そして、感情が湧いた後にどう反応するのかは自分の選択。また、行動だけでなく、気持ちの在り方も反応であるので、その反応を選ぶ。その反応を選べばよいということに気づいたことで、私の目的は感情をコントロールするから、「最適な判断をする」ことに変わる。

〇感情がピークに達する前に反応しない。6秒落ち着くまで数を数えたり、深呼吸を繰り返す。

〇箇条書きで事実と感情を切り分ける。まずは、起きたことだけを書き、次に、この事実に、自分がどんな気持ちになったかを書き出す。

☆第5章
〇人間関係がスムーズな人の共通点
①完璧を求めない。
「まぁ、こんなこともあるよね」とサラッと受け流す余裕がある。自分や他人に対して完璧さを求める人ほど、憂鬱になったり、気分が落ち込んだりなどの「抑うつ」の傾向がある。

②相手をジャッジしない。
ジャッジとは「あの人は○○だからいけない」などという、批判や批評の判断を下すこと。相手の行動については伝えるものの、遅刻したからと言ってその人自身を否定することはない。相手をジャッジする行為の背景には、自分の中にある「べきねば思考」が潜んでいる。「遅刻するのはダメだ」という考え方には、「時間を守らなければならない」という前提がある。この「べきねば思考」に紫原られると、自分も相手もそのルールから外れることを許せなくなり、柔軟な考え方ができなくなる。人をジャッジしない姿勢を持つと、相手の言動を受け入れる余裕が生まれる。

③人の悪口を言わない。
誰かの悪口を言っているのを聞くと、「この人、私がいないところで私の悪口も言っているのかな・・・」と不安になる。愚痴は控える、しかし愚痴は言ってもいい。悪口は、他人の行動を批判すること。一方、愚痴は自分の感情を吐き出すこと。例えば、「あの人がいつも遅刻するから、その後のスケジュールが押して困るの」と言えば、相手が遅刻すると自分が困る、という、自分に焦点を当てた会話になる。悪口は自己肯定感を下げる。悪口ではなく愚痴に焦点を当て、必要であればネガティブな感情を吐き出す。

④感情の切り替えが上手。
「まぁ、仕方ないか」と気持ちを切り替える。ネガティブな感情を引きずらずに切り替えるスキルが、良い人間関係を作るカギ。

⑤考え方が柔軟。
「こうあるべき」という思いが強すぎると、自分にも相手にも過度な期待をしてしまう。自分も相手も、その期待に応えられないと、がっかりや怒りといったネガティブな感情が生まれて、人間関係が窮屈になってしまう。こんな思考を持っていても、いいことなどない。そんなんものは手放して、「まぁ、なんとかなるよね」という楽観的に書き換える。

〇感じのいいひとを見本とする。例えば笑顔がいいひと、小さな行動一つひとつに相手に与える印象が変わる。悪いものにフォーカスしない。わかってくれる人がいるのなら、その人のことを大切にしようと考える。この心の余裕こそが、あなたの人間関係をスムーズにする。

〇「わかってくれる人がいるなら、それで十分」という考えにシフトする。

〇コミュニケーションエラーを解消するには、「I」メッセージ。相手の行動に直接口を出している=相手の課題に踏み込んでいることになる。「I」メッセージは、「私はそうして欲しいと思っている」という希望を伝えるだけ、相手がどう行動するかには口出しをしていません。

〇私はこれが好き、と声に出す。ポジティブな言葉を口にすると、脳のα波が増加する。α波はリラックスるしているときに出る脳波で、心を穏やかに整える効果がある。

☆第6章
〇自分がコントロールできる範囲に意識を向ける。
自分ではどうしようもないことに気を取られすぎると、私たちのエネルギーはどんどん消耗していく。

タラレバ思考をやめる。
「もし、あの時もっと頑張っていたら」「こうしていれば、違う結果になったのに」「○○だったら、今頃自分はもっと幸せだったはず」こんなふうなことを「タラレバ思考」という。その多くは、現実逃避の一種である。
コントロールできるのは、自分自身の考え方や行動だけ。よって、自分の周りにある「自分が変えられるもの」をきちんと認識することが大切である。

〇相手の態度は自分のコミュニケーションの結果だと受け止める。相手の反応は、全て自分のコミュニケーションの結果である。コミュニケーションにおいて、自分がどんな水を与え、どんな環境を提供しているのかが、相手の反応に直結する。誰もが、「相手が悪い」「自分は悪くない」と思っている限り、コミュニケーションは平行線のまま。つまり、これは、相手のせいだと片付けるのではなく、自分にできることを探そうとする視点が大切である。

〇自分の声を聞く。心というのは、結構辛抱強い。よって、まだ大丈夫という心に余裕を持っているうちから、大切に扱う。

〇他人に振り回されない心を作るには、自分が「何を大切にしたいか」「何を好きだと感じるか」をはっきりとさせておくことが大切である。例えば、「私はこれが好きだ」「これだけは譲れない」と言えるものを、日々少しずつ増やしていく。たとえ他人に理解されなくても、あなたが大切だともうモノを心の中で大切に育てる。

〇物事を評価するとき、人は自分の価値観を基準にする。人生において何を大切にしているのか、どんな目標を持つのか、仕事への取り組み方、人間関係の築き方など、それぞれに優先順位をつけていく。この、自分とは基準や優先順位が異なる状態を、価値観の違いという。自分の価値観をいったん横において、違う考え方や基準を取り入れることを「価値観を広げる」と言い、自分の考え方や基準、優先順位を他人にも無理強いることは「価値観を押し付ける」という。自分の価値観をしっかり持つことができると、「他人の意見や批判に左右されず、自分の判断を信じられるようになる」「これが大事と、自分の本音を伝えられるようになる」わけです。

〇「合わない人」と適度な距離を取れるようになる。自分にとって大切なものがわかり、他人と心地よい距離感が取れるようになる。一方で、価値観があいまいだったり、自分の気持ちを押し殺して他人に合わせてばかりいたりすると、だんだん自分が何を大切にしているのかわからなくなる。その結果、自分に「合う」「合わない」の判断がつかなくなり、他人の価値観に振り回されて、どうしたらいいのかとストレスがたまる。「自分はこう考えるけれど、相手には相手の考え方がある。それもOKだよね」って思えるようになるだけで、自然と人間関係がスムーズになる。

〇自分にとって重要度の低い情報に振り回されない。「ジャムの法則(選択回避の法則)」(by シーナ・アイエンガ-)。これは、「選択肢が多すぎると、かえって決定が難しくなり、選択を回避してしまう」という心理。あれこれ考えすぎて、本当に自分が欲しいものを複雑してしまうのは確か。頭で考えるのではなく、心の動きで選んだ方が、後悔しないはず。

〇価値観を明確にするには、まず自分の心の声を聞く。直感に対して、あとから「なんでこっちのほうが好きと言ったのか?」と、言語化しなくてもいい。人間の本能は感情が先、言語はそのあと。日常生活で他人を優先する場面が当ても、その時、自分の気持ちを自覚することが大切である。

〇許せないという感情は、実は相手を縛るものではなく、自分自身を縛るもの。たとえその感情を相手にぶつけたところで、相手が変わるわけではなく、むしろ、あなたが傷つくだけ。「許せない」という気持ちは、自分人とその相手の間の、価値観の大きなズレから生まれる。こんなに大きな違いがあるということを認識し、それ以上、近づかないこと。優しい人や無意識に自己犠牲をしてしまう人は、このずれを何とか理解しようと努力する。許せないと思い続けることは、あなたのエネルギーを消耗させ、ストレスを増大させるだけ。許せないという感情は、とても理不尽なもの。消そうとしても、なかなか消えない。「許す」「許さない」にこだわるのではなく、持っているその感情を「手放す」。手放すために、その感情を認めること。そのうえで、できるだけ忙しくする。暇な時間を減らす。そして、「それはそれ。今は考えない」と言葉にする。さらに、自分の脳と心を満たす活動をしていく。自分のエネルギーをプラスの方向に使う。「許そう」と努力することではなく、自分を満たすことへの集中。価値観の合わない人とは、物理的にも心理的にも距離を置くのがベスト。その中で、嫌な思いを自分の成長の踏み台にする、自分にはない視点を与えてくれる存在と捉えてもよいと考えるときが来るかもしれない。

〇苦手な相手のいいところを探す。
ここで大切なのは、相手を無理に好きになる必要はない。何かいいところがあるかもしれないという視線で観察するだけ。

ステップ①:苦手だと思うポイントをあげる。客観的に見つめる。

ステップ②:苦手な部分のポジティブな解釈を探す。苦手な特徴を、別の視点でよい面として見直す。頭をフル回転して、絞り出す。

ステップ③:自分にとっての学びを見つける。相手の特徴が、自分の成長にどのように役立つかを考える。(例)話が長い→傾聴の練習になる、話を要約できるスキルが身につく。

ステップ④:感謝の気持ちを持つ。

〇過去の嫌な出来事に「ありがとう」を言おう。「本当はAを選びたかったけど、仕方なくBにした」かもしれないが、そのときのあなたは、自分なりに最善の選択をしたはずである。たとえ今、「あの選択は間違いだった」と感じていても、その選択をしたからこそ、得られた学びや気づきがあり、今のあなたがいる。「ありがとう」というのは、過去を美化するためではない。むしろ、「あの経験があったから、今の自分がいる」と気づくための作業。過去に目を向けて「ありがとう」ということは、「辛かった」「苦しかった」と、過去に留まる自分の心を解放し、「ありがとう、もう大丈夫。バイバイ」と、未来への準備をすることなのである。

〇嫌な出来事への向き合い方
ステップ①:嫌なことを紙に書く。

ステップ②:その出来事から得られたことを考える。
・その経験が、私に教えてくれたことは?
・あの経験がなかったら、私はどんな自分だっただろうか?
もし、「あの経験がなかったら、私はもっと幸せだった!」とまだ過去にこだわる気持ちが強ければ、その経験はまだ手放す準備ができていないということ。引き続き、「忘れる」「思い出ださないようにする」ことに集中して、自分を満たすことを続けていく。

ステップ③:その出来事に「ありがとう」という。
ムリにポジティブに考えようとせず、「今はまだ受け入れられないけれど、いつかそう思える日が来るかもしれない」と意識するだけで十分。

ステップ④:紙を破って捨てる。
過去に「ありがとう」というのは、その出来事を手放す第1歩。すべての経験が今のあなたを作り、これからのあなたを支える力になる。だからこそ、「あのときがあったから、今の自分がいる」と思えるようになれば、未来に向けて一歩を踏み出しやすくなる。

〇嫌な思い出につて、どう心に折り合いをつけるのか。「自分だけが我慢する」「全部リセットする」のではなく、「その出来事を踏み台にして、自分がどう前に進んだか。」である。「キライ」という感情は、どんな人の中にもある。「キライ」という感情はものすごくエネルギーを消費する。しんどいわけです。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

・嫌いな人がいるときは自分が疲れているのでとにかく休む、リフレッシュする
・自分に厳しすぎるので甘やかす(人も自分も完璧でないことを認める)
・ジャーナリングで思いを書く(相手を想像する、そこからなにを学ぶか考える)

かなり潔癖的に人が嫌いになりすぎていたのでとても助かりました

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2026年01月14日

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