あらすじ
古い井戸から溢れだす水は≪雁木亭≫前の小路を水路に変え、月光に照らされ小舟が漕ぎ来る。この町に戻れなかった魂は懐かしき町と人を巡り夜明けに浄土へ旅立つ(「帰去来の井戸」)。瀬戸の海と山に囲まれた町でおこる小さな奇跡。著者の故郷・尾道をモデルとし、柔らかな方言や日本の情景に心温まる、ファンタジックな連作短篇集。広島の魅力を描いた本を、地元書店員が中心になって選ぶ賞として立ち上げた広島本大賞、第1回受賞作。
...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
こういう不思議なひとたちが出てきて余韻を残していくようなお話が大好きです。
今後までは書かれずにご想像にお任せされるような最後がまたあとをひかれます。
あのひとはピアノを弾けるようになるのかなとか、これからもちょくちょくあの子は店に現れるのかなとか、引き続き不幸を叩き出してるのかなとか。
このシリーズに続きがあるのかわかりませんが、あれば読みたいです。