あらすじ
あなたは、よけいな荷物を背負っていないだろうか? シンプルに、身軽に生きていると断言できるだろうか? ――老舗雑誌『暮しの手帖』編集長であり、書店を営むかたわら文筆家としても人気を集める松浦弥太郎氏が、これまでの人生の中から得た「シンプルに、軽やかに生きる知恵」を伝授します。目に見えない「本当に大事なもの」だけをもつこと。「あたりまえのこと」をていねいにすること。編集長の仕事や書店経営の仕事で得た、仕事で本当に大切なこと。40歳を過ぎて気づいた、これからの人生を身軽に生きる方法……。松浦氏の「人生の棚卸し」の過程の中から、あなたの人生のカバンに残すべきものが、きっと見つかります。爽快なメッセージが胸を打つ、渾身の一冊。
「気持ちよく高いところまで歩いていきたいなら、身軽なほうがいい。そこに行かなければ見られない景色をとっぷり堪能したいなら、大荷物など邪魔なだけではないか。もっといえば、死ぬときは手ぶらがいい。フワッと空に溶け込めるくらい軽くなれたら最高だ」(「プロローグ」より)
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Posted by ブクログ
チェック項目13箇所。テーマ・・・ほんの少し立ち止まって、心の荷物をほどいてみよう。人生の棚卸しをし、身軽になるためのヒント、これさえあれば大丈夫と言う人生の知恵。あれも欲しい、これも欲しい・・・・幸せなはずなのに不安定。生きるというのは不安なことだからそれを打ち消すのにいろいろなものを所有してごまかす。本当に大切なものだけを厳選して持つ、そしてかわいがる。自分の要求を押し付けるのではなく、その人がその人らしく生きられるよう自分の能力をできる限り活かす。言いにくいことでもクレームでも「正直に言うこと」は大切・・・相手のためを想うからこそ言う。一番かっこ悪い部分を真っ先にさらけ出す。逃げ場所を確保する・・・自分に立ち止まれる大切な場所。自分はいつも選ぶ側ではない・・・多くは選ばれる側。最初から売ろうとしない・・・相手の興味関心のあることを徹底的に聴く。机の整理にルールを作る・・・パソコン1台とボールペン1本。理屈ぬきに人を信じて話を聴く。40歳までは人生の資産貯金・・・40歳以降は運用に入る。読書、食事、旅が勉強投資。