【感想・ネタバレ】仕事は「捨てメモ」でうまくいくのレビュー

あらすじ

ビジネスや人生で成功するために、もっとも大切な「ツール」とは何か?
その質問に本書の著者・相葉光輝さんは断言します。

「それはメモです」

メモは使い方ひとつで、成功も失敗も導く最強の仕事ツールです。しかしメモを重視しながら、結果を出せない人はたくさんいます。

その原因は「メモの使い方」が間違っているから。

私たちはメモの正しい使い方を教わる機会すらない中で、社会人になったとたんに「すぐにメモするように」「上司の言うことは必ずメモをとるように」と言われます。

しかし、そんな間違ったメモをしているから、結果を出せない人が増えているのです。

メモは「捨てるため」に書いてこそ効力を発揮します。
つまり「捨てメモ」こそ、実践すべきメモ術なのです。

ちなみに捨てるといっても単にメモを捨てるだけではありません。
「捨てメモ」は3度捨てることを意味します。

(1)メモをとる前に情報を捨てる
(2)「きれいに書く欲」を捨てる
(3)メモそのものを捨てる
「たくさん書く」「きれいに整理して書く」「ちゃんとメモは残す」という、これまでのメモの使い方は明らかに受身のメモといえます。
それに比べて「捨てメモ」ははるかに能動的な行為です。

というのも、捨てることを判断するのは主体的な「自分」。
ですから、捨てメモを繰り返すことで、自然と仕事も主体的に取り組めるようになるのです。

これこそ、仕事で成果を出すためにもっとも必要な要素でもあります。
経営者をはじめ3000人以上のメモから編み出した「メモ術」を、本書では余すところなく紹介した内容になっています。
小さなメモから大きく人生を変える、そんな1冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

BookOffで700円だったので見送っていたが200円になったので購入。
メモを捨てることなど後で見返せなくなるので、どういう利点があるのだろうかと読んでみましたが、捨てること前提だと、自分のものにしようという意識が働かせるのがポイントのようです。そういえば、単語帳でもページを捨てる学習法が以前TVで紹介されていましたが、これと類するものかなと。他には、メモは一から十まで書くのではなく、得たい情報を事前に決めて、自分のフックにひっかかったものだけ書くなど、前に読んだ「フォーカス・リーディング」と同様のことも書かれていました。やはり、メモでも何でも、己で考えながら主体的に受け取ることが重要のようです。あとは実践あるのみですが、私も一から十までメモを書いてしまうタイプなんで、話を聞きながら自分の取捨選択できるスキルはどうやってつけられるのだろうと考えています・・・

●Memo
・ただメモを書くだけだと考えないことが弊害。
・メモはポイントだけ。必要のない情報は書かない
 メモを一から十まで書いていると途中から要点がわからなくなる
 一方使いたい言葉だけメモする人は、自分の言葉に置き換えているから情報がはっきりわかる
☆でもその吟味を聞きながらやるのは難しい・・・
・メモを捨てようと思う→自分のものにしようという意識が芽吹く→周りの人に伝える
 これらのインセンティブが働くのが捨てメモ効果
・TVなど受動的に見るのは無駄。見たいことを決めて能動的に見ることは○
・アイディアを作るには余白を作る。余白がないと無意識に書くスピードが落ちる
・公園や会議では得たい情報をはじめに決めてメモの上に書く
・誰かに話すことを想定してメモを取る

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2012年03月17日

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