【感想・ネタバレ】スノウ（１）のレビュー

吉田優希

19世紀ヴィクトリア朝ロンドン。急拡大する人口にインフラが追いつかず、街路や川は糞尿であふれ、人々は狭い区域に密集して暮らしていた。そんな街を感染症コレラが襲う。当時の常識では感染原因は悪臭（＝瘴気）であったが、その常識に異を唱え、独自の方法論で病の謎に迫った一人の医師がいた。彼の名はジョン・スノウ。

[ブクログ · ★★★★★]

１９世紀。コレラが大流行のロンドン。瘴気説と瀉血が医学の常識だった当時、その常識に疑問を感じ、コレラの原因は汚染された水だと考えた医師スノウの物語。
コロナのパンデミックを経験したら、これが遠い昔の、私たちには無関係なこととは思えない。今後が楽しみ。ぜひ描き切って欲しい。