【感想・ネタバレ】空想オルガンのレビュー

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今回の謎解きは面白かった!!

最後の渡邊さんの正体は・・・・ミスリードのしかたにちょと無理やり感を感じるけど。

表紙の絵の草壁先生のイメージが違っていて(もっとのび太くんを想像)、ああ、イケメンなんだ・・・って思った笑

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2022年03月05日

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巻を重ねるごとに良くなっていくハルチカシリーズ第3巻。著者の「書きすぎない技術」が向上している気がする。読み手の受け取り方に任せきって、文章が重くなりすぎないようになっている。深く考えずに読めばさらっと読めるし、いろいろ考えながら読むとゾクっとするような情報が隠れている。ここでそれぞれの短編が取り上げているのは、調停離婚+子供、遺産相続+血縁、家庭崩壊+依存症、オレオレ詐欺+家庭崩壊、、とここまで書いてようやく1冊に「家族とは?」というテーマが貫かれていたことに気づく。ハルタの姉が登場し、チカちゃんは大人になった将来を意識するようになる。
戦争、政治、家族と続いて、4巻はどんなヘビーパンチが待っているのだろうか。世界、国、家族と来たから、このままだと個人の大問題が発生しそうだ。そろそろ草壁先生の謎が明らかになるかな?

あーそうそう、初野氏には、もう少し建築と音響について勉強していただきたい。ヴァナキュラーモダニズム、面白かったけどツッコミどころも多すぎた。

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2017年03月27日

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2018/8 5冊目(2018年通算118冊目)。シリーズ第3弾。いよいよ地区大会が始まる。清水南高校の結果は?。という話の筋。「イイハナシダナー」と思ったのが、「ヴァナキュラー・モダニズム」と「十の秘密」。「空想オルガン」もよかった。中々吹奏楽部に加わらなかったあの方も部活に加わるみたいで、春太と千夏が中心となった吹奏楽部は普門館出場を成し遂げることが出来るのか?。続けて読んでいきたいと思う。

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2018年08月10日

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穂村千夏
清水南高校二年生。廃部寸前の吹奏楽部で、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見るフルート奏者。春太との三角関係に悩んでいる。

上条春太
清水南高校二年生。千夏の幼なじみ。ホルン奏者。完璧な外見と明晰な頭脳を持つ。

草壁信二郎
清水南高校の音楽教師。吹奏楽部顧問。謎多き二十六歳。

片桐圭介
水南高校三年生。吹奏楽部部長。

成島美代子
清水南高校二年生。中学時代に普門館の経験を持つオーボエ奏者。

マレン・セイ
清水南高校二年生。中国系アメリカ人。サックス奏者。

芹澤直子
清水南高校二年生。クラリネットのプロ奏者を目指す生徒。

檜山界雄
清水南高校一年生。芹澤の幼なじみ。打楽器奏者。あだ名はカイユ。

後藤朱里
清水南高校一年生。一年生部員を牽引する元気娘。バストロンボーン奏者。

渡邉琢哉
草壁信二郎を取材しようとするフリーライター。

上条南風
ハルタの姉で、上条家三姉妹の長女。一級建築士。ハルタの複雑な人格形成に影響を及ぼしたひとり。

藤島奈々子
清新女子高校三年生。県大会の台風の目と呼ばれる吹奏楽部を率いる。

遠野京香
清新女子高校三年生。同校吹奏楽部のナンバー2。

ガンバ

マンボウ


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2023年10月09日

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同じく旅のお供として。ハルチカシリーズ第3弾。最初にイントロダクションがついてこれまでを振り返ってくれるので、ちょっと読みやすくなった。フリーライターの渡邉さんがオレオレ詐欺もしていた、というのはどうなんだろう。そんな両立できるものなの?それがちょっといまいち。「ヴァナキュラー・モダニズム」はすごく物語的というか、ばかばかしい、でも現実にやってみたい、おじいちゃんの気持ちはわかる、という何とも印象的な話だった。「十の秘密」はいまいちよく分からない。アルコール依存を治すためにこの約束ってどういうこと?白い粉ってなんのこと?砂糖ってこと?なのでこの巻は★3で。

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2018年09月17日

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2016/4/19
先生の秘密が気になる木。
やっぱ読んだらすぐここに入れないと忘れちゃうな。
いろんなバージョンの表紙があるようです。

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2016年04月24日

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輝いた時間の記憶を、糧にして。

ハルチカシリーズ第三弾。いよいよコンクールに臨む清水南高校吹奏楽部。ところがコンクール当日でも、難題が降りかかってきて――。

ハルチカシリーズは、青春真っ盛りの高校生活がメインだけれど、すぐ隣に青春を通り過ぎた人たちがいて、チカやハルタが解く謎は、彼らの青春が決してきらきらしただけのものではなかったという真実なのだ。チカとハルタ、それから仲間たちの高校生活だって、決して明るいだけのものではない。知りたくなかったことや、傷ついたこともある。けれど、物語は語られる中で、きらきらした青春へと描きなおされる。読者は(もしかしたら書いている作者も)、爽やかな青春物語としてこの作品を受け取る。そこに一抹の寂しさを感じながら。

「イントロダクション」「ジャバウォックの鑑札」「ヴァナキュラー・モダニズム」はほぼチカの語り。けれど最後の「空想オルガン」はある男(「ジャバウォックの鑑札」に出てきた“フリーライターの渡邉”であることが最後でわかる)とチカの語りが交互に出てくる。ある意味「空想オルガン」は特殊。謎を解くのはハルタでもチカでもない。キーパーソンはクラリネットの芹澤さん。「ジャバウォックの鑑札」では、まさかこんな方向に転ぶとは思っていなかったのに。

「イントロダクション」は、この『空想オルガン』だけではない吹奏楽部で過ごした高校生活という青春時代を過ぎたチカの語りだ。突き放された気持ちにもなるが、他の章が、より青春まっただ中として爽やかにも感じられる。しかし寂しさは否めない。

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2016年03月23日

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