【感想・ネタバレ】「真似する」力のレビュー

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Posted by ブクログ 2017年04月30日

1、できるビジネスマンは“真似”を効果的につかっている

これがこの本の主張かなあと思います。
「真似する」ことの効率性と効果、それを意識的に習慣として行うことの重要性、「真似する力」をどう仕事に活かしていくか、真似する対象を見つける時のポイント、オリジナルにこだわることの落とし穴などを、パナソニッ...続きを読むク事例や各偉人の名言と絡めて解説しています。
オリジナルを否定する内容ではなく、自分のオリジナルにたどり着くまでのプロセスの話で、モデルを真似する過程で観察・分析・比較・評価し、例えばそこからあえて逆方法に行くことで自分の創造を生み出すことなどを説いています。

2、「真似=模倣+アレンジ」 真似を戦略としてとらえる

「真似」っていう言葉はたぶん、普通はいい印象を与えるものではなくて、
「自分で考えない」「オリジナリティーがない」「パクリ」
・・・・といった言葉で体現されることが多いと思います。
ただ、この本で言っている「真似」は、そうした批判対象にされている真似とは違う。
この本を読んだことで自分が持つようになった”真似”に対する印象をまとめてみました。
・限られた時間の中で、過度にオリジナルにこだわりすぎない方がいいということ
・まず自分にとっての”モデル”を決めて、「そのモデル-今の自分=今の自分にかけている事」という意識を明確に持つことで、今やるべきことがみえてくる
・元ネタ(=真似)に付加価値(=オリジナル)をつけることで、自分独自の成果物ができる。ゼロの状態から元ネタの状態までたどり着くまでの時間は、元ネタを真似することによって削減する。そしてそこから、自分独自のアレンジを加えていく。真似には自分の成果物を底上げする作用がある。

3、「守・破・離」の考え方と「真似する力」

武士道でいう「守・破・離」の考え方(※)に似ている考え方だとおもいました。著者の中島さんが武道の経験があるかはわからないけど、「型」という言葉は実際に使われています。
※「守・破・離」の考え方
「まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。(Wikipedia「守・破・離」)」

4、個人的なコメント(読もうと思ったきっかけ)

あんな人みたいに、丁寧で几帳面になりたいなーとか、
あんな人みたいに、深い考えを持てる人になりたいなーとか、
日ごろからいろんな憧れはあるけれど、なかなか自分がそうなろうってったって難しいものです。
こういう性格なんだから仕方ないとか、あの人みたいに頭の回転早くないから無理だとか、 そんな卑屈な考えも確かにもってはいるけれど、 それでもその人のその特徴の裏で何をやっているのか知って、形からでもいいから真似てみることって、 単純で形式的なように見えてある意味重要なんじゃないかと思いました。
それってその人みたいな、本当の几帳面さや思慮深さではないかもしれないけど、 真似てみることで自分が今まで持ってなかった視点や気になるポイントって増えてくることもあるかなあと。
そんなことを考えているときに、同じようなアイディアがある程度整理されている本として本書に出会いました。

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Posted by ブクログ 2013年11月17日

近所の古本屋さんで購入して、
仕事の休憩の合間に読んでしまいました。

真似することが決して悪いことではないことを教えてくれます。
松下電器が『マネシタ電気』と揶揄されていたことに
驚いて笑ってしまいました。

サラサラと読めて、とても面白かったので
もう一度読みなおしてみたいと思います。

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Posted by ブクログ 2016年03月31日

真似することのメリット、真似するためのコツ、真似の事例などが書かれた本。

覚えておきたい内容をいくつか。

◼︎「真似する」コツ
1. 「見栄」と「外聞」はさっさと捨てる
2. 「オリジナル」に敬意を表する
3. 「キモの部分」だけ真似する
4. 異業種の人に会う、本を読む
5. 「わたしならどう...続きを読むするか」を口癖に
6. 嫌なヤツの「いいところ」を認めてみる
7. すぐにやる!

◼︎オズボーンの「九つのチェックリスト」
(パクリ+αの発想法)
1. 真似できないか?
2. ほかに使い道はないか?
3. 変更したらどうか?
4. 大きくしたらどうか?
5. 小さくしたらどうか?
6. ほかのもので代用できないか?
7. 交換したらどうか?
8. 逆にしたらどうか?
9. 合わせたらどうか?

ヒットの陰には、観察、分析、比較、評価、吸収というプロセスが隠されている。

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Posted by ブクログ 2023年01月05日

【真似る】は学習能力
なんだけど
「モノマネ」「パクり」と勘違いし、ダサいと勘違いする人が多い

生き物が産まれ子どもが最初に学ぶのは【親の真似】からだし
なんならペットだって飼い主を真似し学ぶ
家のインコも家族の真似してお喋りを沢山しますが真似だけでなく、オリジナルで喋ったりアレンジしたりもしてき...続きを読むて…

教えてないのに自分(インコ)が糞をすると娘を名指しにして、娘が糞をしたことにする…

成長する為の1番の近道
上司、後輩関係なく良いところを見極め見栄をはらずに真似て吸収した方がいい

読書もそれと似てると思います

世の中の道具、乗り物や人工衛星だって昆虫の身体的構造、動物の習性や身体的構造を学び作られているんだから…
それを再認識出来る本です。

※だから結局何が言いたいかと言うと…
家のインコが教えてもないのに
●俺がコロナにかかったかも…って時に【オバケだねぇ!オバケ笑ってるねぇ!】と話しかけてきたり
●【オバケいるね!オバケいる!】
【◯◯(娘の名前)の後ろにオバケいるね!】と言い出したりして…お盆の間しか言わなかったりするから
家族全員が結構ゾワゾワするよ!
って事!!

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Posted by ブクログ 2014年08月24日

真似をして、ただの真似ではなく本質を見抜き抽出し、じぶんなりに真似から再構築した方法を築こうという話。
いい話ではあるが、本の構成の論拠が広く浅くで説得力が物足りないことと、真似の仕方のアレンジを7つも8つもあげられたら実践しにくい。

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