【感想・ネタバレ】『科学』と『学習』の秘蔵写真でよみがえる! EXPO’70大阪万博のレビュー

あらすじ

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1970年に思い描いていた未来とは? 大阪万博の衝撃データと知られざる雑学とは? パビリオンのその後はどうなった? 秘蔵写真と関係者への取材を通してよみがえる日本万国博覧会(EXPO70)の知られざる姿!

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Posted by ブクログ

資料としては一級
☆ひとつ減らした理由として
当時資料の文字が読みにくいのはやむを得ないとして、今回編集したであろう箇所(吹き出しなど)も読みづらい(フォントサイズかギリギリなのは許すとして赤背景に黒文字、などはセンスを疑う)ところ

2025万博を好意的に受け止めているもの(私)からみても、1970万博で提案された(想像した)未来はなかなかにパワフルでぶっとんだものも多い。

なかには2025万博の提案するソレを超えていることも多く、その事実を「思ったほど進化していない」「1970は無邪気なのさ」とシニカルに受け止めるか、など色んな目線で確認できるという点でも素晴らしい資料

あと個人的には国名表記からも色々考えさせられる(中華民国、香港、、、)

太陽の塔のみならず各パビリオンなど建築デザインの書としても優れているのではないでしょうか

本の概要
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
学研の『科学』『学習』に掲載された
貴重な写真・記事でEXPO’70大阪万博を追体験!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

高度経済成長真っただ中の1970(昭和45)年に大阪・千里丘陵で開催された日本万国博覧会(EXPO’70)。日本の高度経済成長を象徴するイベントとして、77カ国の参加のもと6400万人を超える入場者を達成。国内中が万博ムードに包まれました。

それから55年の時を経て、再び大阪に万博がやってくる2025(令和7)年。当時発売された『学研版 小学生のための日本万国博』『別冊中学コース EXPO'70のすべて』『別冊高校コース 万国博ヤングガイド』と、その制作のために撮影された秘蔵写真をもとに大阪万博を振り返る一冊が完成しました。

本書のために新たに書き起こしたパビリオンや雑学の紹介ページと、当時の『科学』や『学習』の誌面を復刻したページが代わるがわる現れる構成により、行った人はもちろん行くことが叶わなかった人でも、大阪万博の熱狂そのままに追体験することができます。

■巻頭は浦沢直樹氏スペシャルインタビュー! 「僕のなかの万博は、まだ終わっていない」
巻頭には大ヒットした空想科学冒険漫画『20世紀少年』の作者・浦沢直樹氏のスペシャルインタビューを掲載。大阪万博を「輝かしい未来の象徴」として描いた壮大な物語は、どうやって生まれたのか。大阪万博が浦沢氏の人生に与えた影響と未来への期待について、当時の思い出とともにたっぷりと語っていただきました。

■日本随一の万博グッズコレクター・白井達郎氏厳選の激レアアイテムも紹介
さらに1万点超の万博関連グッズを所有する白井達郎氏の協力のもと、当時のチケットや記念メダル、レコードなど超貴重なアイテムも多数掲載。昭和レトロブームの今、ノスタルジックなアイテムの数々はながめているだけでも楽しく、万博を知らない世代にも新鮮な驚きをもたらすことうけあいです。

▲▽▲▽主な内容▲▽▲▽
【巻頭インタビュー 浦沢直樹】
「万博へ行けなかった恨みが『20世紀少年』を描かせた」

【はじめに】
1970年の熱狂と感動がよみがえる! 秘蔵写真と過去本から振り返る大阪万博
大阪万博に映像制作として参加していた学研

【CHAPTER1】
タイムスリップ! 国・地域別パビリオン――世界が千里に集まった
開会式/日本館/アメリカ館/カナダ館/ソ連館/スイス館 …ほか

【CHAPTER2】
タイムスリップ! 企業・団体別パビリオン――万国博は未来を語る
みどり館/富士グループ・パビリオン/三菱未来館/日立グループ館 …ほか

【CHAPTER3】
EXPO’70の衝撃!――大阪万博の足跡を振り返を振り返る
EXPO’70びっくりデータ集 …ほか

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

利権まみれの関西大阪万博、というか、近年の国家的規模の事業やイベントのほとんどが中抜きの構造で、潤っているのは関係団体のみという事実。もちろん昔から大小あったが、これ程あからさまにやりまくるという破廉恥な状況を見ると、もはや日本人には「恥」という行動規範が消滅したのかと思わせる。
さて本書、55年前のエキスポ70の特集記事は、昔お世話になった学研の「科学」と「学習」に掲載された記事と写真を転用。
1964年の東京オリンピックを経て開催された大阪万博は国家的威信をかけたお祭りだった。広すぎる会場では迷子が続出。期間中、子供の迷子は5万人近く、大人は12.5万人という数字が残されている。
当時小学4年生だった私の記憶では、会場内を走るモノレールと太陽の塔、オーストラリア館以外あまりよく覚えていない。目玉のアメリカ館展示の月の石は、長蛇の列を見て諦め、数をこなそうとよくわからない国の展示を見て回った。また、昼食に食べた炒飯の味が薄かったので「ソース」を頼んだが、出てきたのは「酢」だったなど変なことばかり記憶に残っている、ちゃんちゃん。

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2025年04月23日

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