【感想・ネタバレ】危機の経営 サムスンを世界一企業に変えた3つのイノベーションのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・グローバル市場ではまじめに良い製品を作るだけで戦略がない多くの日本企業がある。
・市場が求めている技術の領域はゆっくり上がるが実際の技術は一気に上がる。
・サムスンには記録の文化がなかったが記録の徹底を根付かせるために何でもかんでも書類に残すことが行われた。かつては、相互不信、集団利己主義、日和見、無責任といったことが普通だった。
・日本ではチームで仕事をしているが韓国は個人主義が強い。
・韓国では定期的な異動がないため、上司が替わったときに自分が損をしないように常に考えている人が多い。上司の異動の噂が出るととたんに仕事をしなくなり、その部門の動きが留まってしまうことがよくあった。
・サムスンは技術のキャッチアップがうまいが、それはプロセスイノベーションやプロダクトイノベーションによる戦略づくりとインフラ整備のおかげ。これを支えているのが地域専門家。
・CAD,CAMを使いプロセスイノベーションを行った。設計や開発に関わる全ての情報を一元管理すること。行程の効率化、工期単色を図る。利点は情報にアクセスする全ての人が情報を共有でき別々に行っている作業を同時並列系に進めることが出来る。PDMはものづくりの世界では必須のシステムになっている。
・ある韓国の営業マンは開発途上で品質に自身がないといって先行する日系メーカーに売り込みをかけてアドバイスを得て改良していく。
・もともと本社が強いのが韓国文化だがサムスンは徹底していて企画から設計まで細かい部分を本社主導で行っている。
・トップの役割は戦略を考えてそれを価値付けして組織全体に示すこと。
・材料費削減運動で 購買に一任するコストダウンではなく一律20%ダウンといった大目標を過剰品質になっていないか検討するなどして部品メーカーと一緒に行うなど。
・サムスンは基本的に技術開発と開発設計は日本メーカーに任せているので行っていない。

日本は図学の知識が圧倒的に勝っていたのでアナログの時代は有利だった。3Dcadの登場により状況が大きく変わった。部品の基準値である公差を独自で決められた。それが品質を決める一つのノウハウだった。デジタルによって変わった。

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2014年12月29日

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