【感想・ネタバレ】砂漠に消えた妻のレビュー

リン・レイ・ハリス / 有沢遼

ジャーファル国の王アダンは、２年前に砂漠で行方不明になった妻イザベラを見つけ出した。従順だったイザベラは、記憶喪失から、挑発的で奔放な女性に変貌していた。夜のクラブで歌うイザベラの艶めかしい衣装は、アダンの体に刻みこまれた欲望を呼び覚ます。その美しい体で僕を喜ばせることが望みだと言っていたあの頃を、力ずくで思い出させてやろうか――アダンにはもはや愛などなかった。ある目的のために、彼女の身を翻弄する冷酷な王となっていたのだ!!

[ブクログ · ★★★☆☆]

２年ぶりに生存がわかった妻が見つかったのに、記憶が失われている事がわかってなお、子供を捨てたと責める心の狭いヒーロー。記憶がないんだから捨てたわけではないとか考えないんだろうか？また王位には妻が必要と結婚直前なのに、娘を隠匿したヒロインの父親はアクションを起こさない、重婚を起こさせる犯罪者になれるような度胸はなさそうだけど。色々突っ込みどころ満載のストーリーだった。