あらすじ
本書は、松下幸之助のメッセージを77個紹介する語録集。メッセージを通して、一流の仕事力、人を動かす力、人生哲学を学ぶことができる。通勤時間や待ち時間など、「スキマ時間の1分間」を活用して、松下幸之助の「成功哲学」をマスターできる。
第1章 「常識」のレベルが変わる言葉
第2章 「曲がり角」を正しく進む言葉
第3章 人の心をたばねる言葉
第4章 「コツコツやる力」が涌く言葉
第5章 ノーを言う力がつく言葉
第6章 「売れ筋」づくりの言葉
第7章 集中のしかたがわかる言葉
第8章 人生の「実学力」がつく言葉
■著者紹介
小田 全宏(おだ ぜんこう)
1958年、滋賀県彦根市生まれ。東京大学法学部を卒業後、83年、第四期生として(財)松下政経塾入塾。松下幸之助翁指導のもと人間教育を研究。その後、松下幸之助翁の人間観と陽転思考を基本とした人間教育活動を開始。1991年、(株)ルネッサンス・ユニバーシティを設立。多くの企業で「陽転思考」を中心とした講演と人材教育実践活動を行っている。2006年より開始した「アクティブ・ブレインセミナー」は全国で好評開催中。著書に『松下幸之助翁82の教え』(小学館文庫)、『日本人の神髄』(サンマーク出版)、『新・陽転思考』(日本コンサルタントグループ)、『[図解]「絶対記憶」メソッド』『日本国改造プログラム』(共に、PHP研究所)など多数。
(株)ルネッサンス・ユニバーシティ代表取締役/アクティブ・ブレイン協会会長/NPO法人日本政策フロンティア 理事長/NPO法人富士山を世界遺産にする国民会議 運営委員長/(社)日本アスリートアカデミー代表理事/リンカーン・フォーラム 創始者
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【リード】
生身の幸之助氏が時代のもとで泣き笑いしながら伸びていく一代記のダイジェスト
【コメント】
一分っていうのは無理矢理付けた感じが否めない。
しかし紹介されているエピソードはやはり良いものが多く、仕事をがんばろうという気になる。
Posted by ブクログ
松下政経塾で学んだ筆者が、77の言葉やエピソードを選んでいます。
時系列でないので、松下さんの本を初めて読む方には、ちょっとわかりにくいかもしれません。
自分はこの本もとても勉強になりましたし、気に入っています。
1分間のシリーズは、ジョブズ、ドラッカー、松下幸之助どれもそれぞれトーンが違っていて読み比べると面白いのですが、
逆に「得意分野に集中せよ」など、3者の主張の共通点が多いことに驚きます。3人は、別々の角度から同じものを眺めているのかもしれない。
Posted by ブクログ
筆者の松下幸之助翁への 敬意と正しく伝えたいという熱意を感じました。一度読んで終わりではなく、何度も読んでその度、新しい発見がある、そんな一冊になりそうです。
今回、気になったのは3つ。
・失敗する人には「私」というものがある。成功する人には「私」がない。
・1度や2度で成功しなくても、何でもない。成功するまでやめないのだから。
・正義を持っていることは非常に大切だが、それで終わりではない。
Posted by ブクログ
松下幸之助の逆境を跳ね返す考え方をフレーズで見ることができる。
大きい目標を立てる大切さ、頑固さと臨機応変さの両方を持つこと、自責の大切さ、任せて個人より集団、ダム経営(心のダム)。社会貢献(世のため)やこの人の為という思いが力を発揮する根源。利益より人の喜ぶ顔、知識・才覚よりも熱意、という精神論。
松下幸之助の本をしっかりと読みたくなる。
Posted by ブクログ
松下電器創始者、松下幸之助の箴言集。
仕事、リーダーシップ、成功、たった1分で「経営の神様」のすべてがわかる本
と 本のオビに記載されております。
仕事に悩んだとき購入したものです。
よくよく考えると松下幸之助って、日清戦争以降の戦争すべて経験し、WW2を経て高度経済成長に突入するまで存命されたのですよね…なんかすごいな。御長寿おじいちゃん。
彼の経営哲学が日清日露の戦後好景気に裏付けられているという背景をふまえた上で読んだほうがよいかも。現代とはまた違った視点でみていたはずでしょ。
また、太平洋戦争終結し荒廃した日本を立ち直らせたのも一部では彼の尽力があったはずで。
この哲学を現代日本でどうフィットさせるのか、読み手は熟考するひつようがあるように思われました。