あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
江戸文化のピークに立った男
2025年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公・蔦屋重三郎がプロデュースした江戸のクリエイターたちの芸術作品をとおして、その人物像を紹介する美術入門書。蔦屋重三郎とはどのような人物なのか、また喜多川歌麿、東洲斎写楽などの浮世絵、山東京伝、恋川春町、十返舎一九、滝沢馬琴などの戯作、大田南畝などの狂歌を仕掛け江戸に流行を生み出した仕事術に迫ります。
■第一章 蔦屋重三郎と芸術家たちの仕事
・歌麿の美人大首絵-美人画のカリスマ・喜多川歌麿
・東洲斎写楽の役者絵-謎の絵師登場
・吉原美の饗宴-蔦重を育てた吉原の世界
■第二章 蔦屋重三郎が出会った浮世絵師たち
・鳥居清長/・一筆斎文調/・勝川春章/・北尾重政/・北尾政演/・窪俊満/・栄松斎長喜/・鍬形蕙斎/・喜多川歌麿
・歌麿の狂歌絵本
・葛飾北斎
・東洲斎写楽
■第三章 蔦屋重三郎・出版プロデューサーの仕事
・蔦屋重三郎プロフィール
・蔦屋重三郎と交遊したブレーンたち
・蔦屋重三郎 出版アンソロジー
【コラム】
・蔦屋重三郎と吉原の風景
・浮世絵工房 錦絵を創る
・絵双紙屋の店頭
・江戸文化の創造者たち-戯作者・狂歌師・絵師登場
・戸の文化人とネットワーク
・戯作者・狂歌師・浮世絵師たちの略歴
・蔦屋重三郎 年譜
・耕書堂・蔦屋重三郎の主要出版目録
・図版データ一覧・作品解説
・参考文献画像デ ータ提供・資料掲載協力
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
江戸の文化を牽引した蔦屋重三郎。
主に、彼が関わった浮世絵師と出版プロデュースした
仕事に焦点を当て、多くのカラー画像を添えて紹介する。
・はじめに
・「蔦屋重三郎と天明・寛政期の浮世絵師たち」狩野博幸
第一章 蔦屋重三郎と芸術家たちの仕事
第二章 蔦屋重三郎が出会った浮世絵師たち
第三章 蔦屋重三郎・出版プロデューサーの仕事
コラム有り。
・戯作者・狂歌師・浮世絵師たちの略歴
・蔦屋重三郎・年譜
・耕書堂・蔦屋重三郎の主要出版目録
・図版データ一覧・作品解説
・参考文献/画像データ提供・資料掲載協力
蔦屋重三郎が見い出し後押しした浮世絵師たち。
喜多川歌麿と東洲斎写楽を中心に、北尾重政、勝川春章、
北尾政演、礒田湖龍斎、鳥居清長、一筆斎文調、窪俊満、
栄松斎長喜、鍬形蕙斎、葛飾北斎などの
多くの華やかな作品が掲載されている。
出版は黄表紙と狂歌関係が中心。
朋誠堂喜三二、恋川春町、山東京伝らの戯作者たちと、
大田南畝らの狂歌師たちの作品が多く掲載されている。
また、発禁本とその後の出版も興味深い。
但し、黄表紙と狂歌以外の出版は、ほんのちょっとだけです。
それでも、耕書堂・蔦屋重三郎の主要出版目録には多くの
作品が羅列されているので、参考になりました。