あらすじ
「センパイが恋愛する相手は、俺じゃなきゃ嫌だ」 私立櫻丘学園寮の入寮日、三尾純弥は姫城忍と出逢った。櫻丘寮には二年生が新一年生をマンツーマンで指導・担当する制度がある。三尾の担当が姫城だったのだ。誰に対しても公平で優しい姫城。三尾はすっかり姫城に懐き、可愛がられるようになる。だけど、自分は特別な存在じゃない…… 姫城への恋心に気づくと同時に、残酷な事実を三尾は知ることになるのだが…!? 恋するせつなさ、苦しさ、喜びを綴った物語をあなたに────!
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Posted by ブクログ
シリーズ第二弾
姫城センパイ×三尾
三尾が可愛くてヤバいです萌えた
二人の中学時代のお話なので、伊達と旭は出てこなかったです
二作目を読んでから一作目を読み返すと、姫城と三尾の見方が変わりそう
また後日、読み直したいなぁ
あと、一作目では三作目の主人公の松嶋に萌えられるのか不安でしたが、二作目を読んで中学時代を知ったらもう、斎木×松嶋を読むのが楽しみで…!!
三作とも受けのタイプがまったく違うから、それぞれ楽しめて良いなぁ
Posted by ブクログ
私立櫻丘学園高等寮第2弾。前作で明るく立ち回っていた三尾と姫城のお話。中学生かな…?とも違和感があったんですが、でもお話の書き方は前作同様透明感があって好きでした。
Posted by ブクログ
08/6/19
シリーズ2作目。中学寮が舞台。先輩×後輩。
中学生で肌色満載だったらどうしよう・・・と思ったのですがほぼ健全でホッとしました(笑)
受の子犬のごとく全力投球な感じが可愛かった。攻の方が恐ろしく大人っぽかった。
『俺がおまえにやってたことを、ほかのヤツに頼ったりしないでくれ』154P
Posted by ブクログ
私立櫻丘学園寮シリーズ2作目。
前作では頼りになる寮長の姫城とお気楽極楽なルームメイトだった三尾の脇役カプ。
二人が初めて出会った、まだ中学生の頃のお話です。
かっこよくて、いつでも誰にでも公平にやさしい姫城と素直で可愛くて真っ直ぐな三尾。
一見能天気に振る舞っている三尾は周りの空気を敏感に察知できる頭のいい子。
ストレートに好意を向けてくる三尾に対して姫城は慎重な態度を崩さない。
前作では結構大胆で豪快なイメージがしたので、これはちょっと意外でした。
姫城は三尾をいつもそばに置いてくれるし、やさしい。拒まない。でも受け入れてもくれない。
すごく焦れる三尾の健気さがホントかわいかった。特にエグイこともなく、
ありのまますんなりと受け取められる甘酸っぱい話でした。
この2人がわりとありきたりなカップルで、(普通が悪いって意味じゃなく)安心して読めます。
前作の影響なのか…個人的に姫城がビジュアル的に男前ってイメージがどうしてもわかないのはなぜでしょう。
あと、中学生のくせに老成し過ぎ・・・
前作ではただのイヤな奴にしか見えなかった『櫻丘寮の悪魔』松嶋もかなりいい味だしてました。
この人はかなりワケアリの匂いがする・・・。きっとそれが次作につながるんだね。
本作では、特にこれといった大きな事件は起きません。
毎日の日常の中で恋していく気持ちが淡々と、でも切々と描かれています。
この作家さんの文体は繊細で危うい感じがするのに、意外と硬質で無機質。
すごく内に閉じた感じのストーリーが多い。でも好き。次作も読もうっと。
Posted by ブクログ
このシリーズは大好きだが、この巻はシリーズのなかではあまり好きじゃない方。というか、紅緒先生の全ての本の中でもあまり好きではないというか一番好きではない本。面白いんだけど、紅緒先生の微妙な駆け引きとか、バランスの取り合いみたいな大人っぽい感じが好きなので、なんだか健気な後輩が頑張るお話はどうもそこまでツボにはハマらなかった。でも、3巻の赤い熱に続くためには欠かすことのできない本。
Posted by ブクログ
べにお先生の作品はみんなそうだけど、根本的に硬派なところに異常に好感がもてますね! 高潔! 作品ごとに、視点がかわる分、人の印象がかわるところがすごく興味深い。ほかの人の作品ってここまで変わるかな?と思うのです。でも、人間って実際そうだよなあっておもうし。にんげんを多角的に描くって案外ひとりの人間がやるには難しいきがしてます。