感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年01月18日
私にとっては歌集というより恋愛本です。
綺麗なだけじゃないリアルな恋愛エピソードを、既にある短歌と著者の作った短歌で挟む構成がとても好きです。
若いうちに出逢って、年を重ねても何度も読み返しています。
Posted by ブクログ 2021年03月11日
他人の短歌+それにまつわるエッセイ+それにまつわる著者の短歌という構成。
短編集のようで読みやすかった。
著者の恋愛観も面白かった。
万葉集などに載っている昔の短歌は、なんとなく読みずらくて入り込めないと思っていたが、意味がわかるとたちまち引き込まれた。
短歌の読み方や味わい方を勉強できた気がする。
Posted by ブクログ 2012年10月16日
古くは万葉集から近代作品まで幅広く選出された50作品について、著者のエピソードや恋愛観、あわせて著者作品50で綴る恋する人(女性)へ向けた応援歌。あらためて女性のココロは「霞と雲を喰らうよう」(笑)単純な私には難しいなぁ…。勉強になりました。素敵な本をありがとう(^^)
お気に入りを抜粋:
...続きを読む渡ろうとする信号が全部青
そんな日もある 忘れてたけど
Posted by ブクログ 2011年07月09日
人を愛する気持ちの、その深さを垣間見、自分の身勝手さが、情けなくて泣けてくる。
今からでも間に合うかしら。
大切に思ってくれる人を、同じように大切にしてあげられるかしら。
何度も紐解きそうな予感。
この本、大好きだ。
Posted by ブクログ 2009年12月14日
自分も短歌を詠んでみようかな、という気にさせる一冊。
天野慶 枡野浩一 穂村弘 杉山理紀 脇川飛鳥
稲葉京子 大西民子 他多数の歌人の歌集を色々と読んでみたい。
以下気に入った短歌
この道は春に花降る道となる パラダイスとは変化するもの
観覧車回れよ回れ想い出は 君には一日我には一世
逢わぬ日を...続きを読む責めて女は水鳥が身震いをするように女は
いつかって言わないでくれ ゆっくりと目の高さまで煙草をあげて
それとなく紅き花みな友にゆづり そむきて泣きて忘れ草つむ
悲しいといえば悲しみへらないし 悲しくないといえば淋しい
あっさりとカシミアセーター着くずして 自転車に乗るように生きたし
だめらしい君と私はだめらしいそれらはしょうがないことらしい
失恋の<われ>をしばらく刑に処す アイスクリーム断ちという刑
一度だけ本当の恋がありまして 南天の実が知っております
とにかく好きな短歌がいろいろできました
Posted by ブクログ 2009年10月04日
有名な短歌をあげ、その方の時代背景やエッセイ、著者作の短歌、と言った流れで、どれも恋の短歌。
額田王からよみびと知らず、与謝野晶子、穂村弘などまで幅広いです。
昔の人の短歌も、時代背景と一緒に知る事が出来て、身近に感じます。
短歌を好きになるきっかけになるような一冊だと思います。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
昔の短歌から、現代の短歌まで。
その歌に対する著者の見解と、著者の考えた短歌とあわせて載っています。
短歌だけが載っているわけではないので、意外と読み応えがあります。
一つの歌に3ページくらいなので、電車でちょっと読んだり、息抜き程度に読むのにも最適です。
Posted by ブクログ 2010年02月17日
地元の新聞で週一連載されていた。
古今東西の短歌を冒頭で紹介し、恋愛に関するエッセイをはさみ、最後に作者による返歌が詠まれている。
いつの時代もオトコもオンナも、恋をしているのね。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
現代の人も、昔の人も恋する気持ちはやっぱり同じ。昔の人のほうがやはり感性豊かで表現力があるような気もしますが…。共感出来る歌がたくさんあった。一休みとかにオススメの一冊。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
【目的】
短歌の世界にも足を突っ込み、言葉の世界を味わいたい
【引用】
唇を よせて言葉を 放てども わたしとあなたは わたしとあなた
【感じたこと】
【学んだこと】
Posted by ブクログ 2011年02月02日
三十一文字に込められた意味、それが自分の解釈によってどうとでもとれる奥深さを知りました。
歌人たちの短歌を佐藤真由美さんの解釈でもって知る世界もまた深く、身にしみました。
Posted by ブクログ 2010年08月10日
短歌(引用)+エッセイ+短歌(筆者作)
のまとまりの、恋愛エッセイ。
短歌があることによって、自分の経験と重ねながら読むという楽しみ方ができる♪
めずらしく、二回、三回と読み返しました。
Posted by ブクログ 2010年02月23日
ミソヒトモジ(三十一文字)に込められた限りなき想い。
この短い文章の中に、ありとあらゆるドラマが詰まってる。
割り切れない素数だからこその面白さ。
新旧取り混ぜた様々な作者の50篇の短歌に寄せて、
エッセイ+作者の短歌が綴られており、
軽いタッチで楽しめる。
Posted by ブクログ 2010年01月27日
時代を問わず恋の歌を選出し、その歌に対して著者が解説を書いた後に返歌をしていくと言うエッセイ集。
掲載されている短歌を読むと、昔の人の方が情熱的な歌を詠んでいるような感じがしました。
色々な人の短歌を読むきっかけにもなりそうな本です。
Posted by ブクログ 2010年04月29日
友達に勧められて読みました。
有名歌人の恋の歌を現代にインストールしやすいかたちで、
著者のエピソードと歌の世界を繋いでいる作品だなぁと思いました。
Chapter1
せつない片思い
Chapter2
愛しのろくでなし
Chapter3
YOU&ME
Chapter4
好き好き大嫌い...続きを読む
装丁も綺麗でかわいくて、
少女気分に浸れます(笑)
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ひらがなの優しい言葉でできているようなあなたに憧れている
このひとのこと、前から一応知ってはいたけど
なんとなく苦手な気がして手には取ってなかった。
だって、すごく『おんなのひと』過ぎる、と思っていたから。
でも、この歌がココロに直に響いたので。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
加藤千恵嬢と並ぶ現代口語短歌の若き旗手、佐藤真由美嬢のエッセイ風味の文庫。時代を問わずに良い歌をひっぱりだして、解説し、それに対して“返歌”を加えている。
Posted by ブクログ 2016年02月22日
数日前に読んだ『恋の短歌』よりは、やや面白かったような気もするが、5段階評価でと言われるとやはり星3つ、というところ。
この作品は、著者が選んだ古今の短歌50首を1首ずつ紹介がてら、何かしらテーマのからむプチエッセイが綴られていく、というスタイルの一冊。時代や性別を越えて色んな短歌を楽しめるし、そ...続きを読むれなりに面白かったのだけど、紹介する短歌というのが本当にただテーマのように紹介されるだけのものも多いというか、あまり、その作者やら歌の背景やらには触れないことがほとんどなので、「わ!なにこの短歌素敵!」と思っても、付随するエッセイにはちいーともその内容は書かれていない、なんてことも多々で、モチロンそれが悪いというわけではないのだけど、個人的には消化不良というか、物足りないなー、と感じてしまうことの方が多かった。あとは、その歌の背景に触れていない割には、それを凌駕するほど興味深い話がエッセイで語られるわけではなく…みたいな。これなら、俵万智が出している同じようなスタイルの古今短歌紹介&エッセイ『恋の歌百首』の文庫本の方がもっとずっと面白い。河野裕子さんの「二人の人を〜」の歌なんて、もっとぐぐっとこの歌のドラマ性に触れてほしかったし、そうした方が、佐藤さんのエッセイにあったライトに二股をかける女子たちとのコントラストが際立って印象に残ったと思う。
ただ、ひとつのエッセイの終わりには必ず自作の短歌もついていて、これは、なかなか良い。『プライベート』に続く彼女の本質が垣間見える印象。以下に、気になった彼女の作品を紹介。
▼キスしてと言えばキスしてくれる人 黙って横にいる観覧車
▼略奪はしません お借りするだけです 返すかはまだ決めてませんが
▼ひらがなの優しい言葉でできているようなあなたに憧れている
▼大小や持久力より重要なことがあります でも教えない
▼少年の心を持った人が好き 大人であるという前提で
▼地をつかみ立ち上がろうとしたときにあなたの声を聴いた気がする
▼抱きしめてくれるあなたじゃなきゃいらない 友達でなどいられないから
▼泣きながら眠っていつも朝だけがわたしを裏切らずに来てくれる
▼食べたくもないチョコアイス食べている 起きてなくてもいい真夜中に
Posted by ブクログ 2015年05月06日
この人の恋愛の闘いっぷり、どんな人だよ、と思いつつも、
短歌はいい。
メモしておきたいのもちらほらあるくらい、いい。
短歌の敷居を下げてくれる本。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
掲出歌によって作者・佐藤真由美さん自身の短歌が見劣りしている感もあるが、仕方が無い。掲出歌のレベルが高すぎるのだ。様々な歌人たちの会心の作を一度に読めるので二次資料的価値も有。鑑賞・挿絵もとても良い。