あらすじ
▼真っ赤なスーツで教壇に立つ! 本書の著者は、京都大学大学院人間・環境学研究科教授で、火山学者。肩書きはお堅いが、火山をイメージした真っ赤な皮のスーツや羽織・袴姿で講義を行う、とてもおしゃれな先生である。講義は学生の興味をひきつけて離さず、教室はいつも満席。京都大学の人気No.1教授で、テレビ、講演などでも引っ張りだこだ。▼これが「大人の勉強法」だ。勉強本ブームの中、本書は、著者独自の視点で「大人の勉強法」を展開していく。つまり、小手先の勉強法ではなく、必ず身に付き、一生役立つための考え方、テクニック、戦略を余すところなく伝えているのである。効率よく勉強する手法だけでなく、大人としての教養や対人関係を良くする方法までを解説している。勉強法に「対人関係を良くする方法が必要なのか」と思う読者もいるだろう。だが、これらは仕事で成功する上で必要不可欠な要素であると著者はいう。火山だけでなく、音楽、食、海外事情などの造詣が深くとても魅力的な著者が実践してきた勉強法をわかりやすく解き明かしている。
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Posted by ブクログ
実践しようと思ったことは4つ。
1.師匠と憧れの人物を見つけ、できれば直接会うこと
2.入門書は最低3冊、児童書などもよし
3.何かを暗唱することで記憶力を向上させる
4.勉強の最初の10%は復習から
Posted by ブクログ
火山学者の書いた勉強法の本。
そのせいか、わりとビジネス色が薄めに仕上がっている。
あまり難しい方法は紹介されていないので、背伸びせずに紹介されている内容を日々の生活に取り入れることができそう。
個人的には、
・遊びから教養を深める
・週末の予定は5項目から決め打ちする
・歩いているだけでも勉強になる
・本1冊で何か一つでも得るものがあればよし
というあたりが惹かれた。
Posted by ブクログ
この本に書かれていることの多くは次の5点に集約される。
1)情報整理術
2)本の読み方
3)勉強法
4)時間の使い方
5)努力の継続性
この中で5番目の「努力の継続性」について、多くの著者はページを費やし、その心構え・考え方に始まり、テクニックを開陳している。
本書では、「努力が継続するシステム」の構築が、成果を得るために、大変有意な戦略になると説く。
根性論は一切不要。
テクニックとして努力が続けられる方法を身につける、習慣化することが、良い結果を生む。
「ただ続けているだけでは、力にならない。休止を挟んで繰り返す。そういう継続でないと大きな力は生まれない」
と著者は悟る。
大きな力を生むリズムとは、活動と休止の繰り返し。
「ONとOFF」「緩急」「静と動」「学ぶと遊ぶ」・・・、これらをうまく取り入れ、不断の努力を重ねることが、人生の「明暗」を分けるということだと理解した。