【感想・ネタバレ】拝啓、嘘つきな君へのレビュー

加賀美真也

心の声が文字で見える――特殊な力を持つ葉月は、醜い心を見過ぎて人間不信に陥り、人付き合いを避けていた。ある日、不良少年・大地が転校してくる。関わらないつもりでいた葉月だったが、なぜか一緒に文化祭実行委員をやる羽目に…。ところが、乱暴な言葉とは裏腹に、彼の心は優しく温かいものだった。２人は次第に惹かれ合うが、ある時大地の心の声が文字化けして読めなくなる。そこには、悲しい過去が隠れていて…。本音を隠す嘘つきな２人が辿り着いた結末に、感動の涙!!

[ブクログ · ★★★★★]

登場人物いい人ばかりで、とても温かい気持ちになりました。
「自分も勇気出せるように頑張ろう」って思えた作品です

[ブクログ · ★★★★★]

心の声が見える。「超能力」と言えるかもしれないけれど、その力が欲しいか。と言われると、欲しいとは思えない。そんな力を持ってしまった葉月は、本当に辛かっただろう。と思う。色々なことを諦めてしまうのも、仕方がないと思ってしまった。それでも、この力のお陰で出会えた大地は、葉月にとって大きな存在になりそう。自分を守るために「嘘」をつき続けていた２人だけど、今までのことを糧に幸せになって欲しい。

[ブクログ · ★★★★☆]

人の心の声が文字として見えることで人間不信に陥った女子と、訳あり不良男子による不器用な恋愛物語。
不良男子に関しては、よくある設定で何となく想像できました。2人のやりとりが微笑ましく、心が温かくなる作品でした。