【感想・ネタバレ】珠子はダメになることにした［ｃｏｍｉｃ ｔｉｎｔ］ 分冊版（１）のレビュー

砂塚旬

「珠ちゃんは僕から愛されればいいよーー」
地味に目立たず堅実に生きるがモットーの珠子、32歳。地味な自分に恋愛は似合わないーーこの先も一人で生きていくんだろうなと思っていたある日、勤め先の区役所で美少年・優馬に出会う。なんと優馬は昔の幼なじみで、会うなり珠子に犬のようになついてきた！ さらに「家がないから1週間ほど泊めてくれない？」と言われて…！？ いきなりヒモ男と同居、しかも久しぶりのエッチまでーーこんなの私の正しい道にない！

32歳、セカンドバージン。年下クズ男子と【人生やり直しラブ】はじめます！
【第1話 comic tint vol.75収録】

[匿名 · ★★★☆☆]

1

吉村珠子は32歳の区役所勤めの公務員女性。
珠子は同僚からお昼休憩のランチに誘われてもお弁当を持参しているためにそれを断る。
なぜなら最近マンションを買ったから節約をしたいという思いがあるからだ。
同僚たちからも独身女性がマンションを買うって…という風にみられているが珠子はその流れで１０代のころの記憶をたどっていた。
母からは顔がよくないだけでなく愛嬌もないし将来結婚できなかったことを考えて安定している公務員にしなさいという母の言葉がその後の人生を決定づけるものだった。
自覚してることだったので他人をうらやましがらずに堅実に生きるといって大学就職と過ごしてきた。
そしてやっとマンションを手に入れたのだった。
そんな中区役所にやってきた美少年に知り合いかのように名前を呼ばれた珠子は…。