【感想・ネタバレ】知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人のレビュー

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Posted by ブクログ

北海道に行く前にぜひ読んでおきたい。
知里幸恵さんの人柄にひきこまれる。
子どもから大人まで、多くの人におすすめ。

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2024年01月20日

Posted by ブクログ

アイヌの人びとは、おもに北海道を中心として、南樺太や千島列島、本州の東北地方で生活していた先住民族。
アイヌの人びとは、和人をシサム(隣人)と呼んできたが、和人はアイヌの人びとを、15世紀ごろから江戸時代、明治、大正、昭和に至るまで偏見と差別にさらしてきた。
もともと、アイヌの人びとは、さまざまな地域・民族との交易を行っていたが、それを禁じ和人が独占できるようにし、それがどんどん不平等なものになっていった。
更に、アイヌの人びとには、土地の売買という習慣がなく、また文字も持たなかったので、契約書などを読むことができなかった。そこにつけこんで、さまざまな規則や条例を作り土地を取り上げてしまった。
また、日本語を使うことや日本名を名乗ることを強制した。
このような、アイヌの人にとって厳しい時代を生きてきた主人公・地里幸恵さんは、言語学者・金田一京助との出会いによって、このままでは消えてしまうであろうアイヌの言葉や語りつがれてきた物語を後世に残していくことが自分の使命だと取り組みます。
日本語には無い発音を表記するためにローマ字を使うことや、より読みやすく親しみやすいものになるよう日本語訳を練り上げました。

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2021年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

銀のしずく 降る降る まわりに
というフレーズは聞いたことがあったが、シマフクロウが湖面を飛ぶ様子を表現したアイヌの歌物語だと初めて知りました。こんな人がいて、アイヌの文学が伝承されていたのだと感心しました。金田一京助もえらい!

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2017年01月04日

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