あらすじ
【電子限定特典付き／電子限定に書き下ろされた番外編を追加収録！】
ある日、王宮から呼び出しがかかると、呪われ王子──呪いでおぞましい顔だという王子と結婚することに。
彼とせめて友人関係になれたら……。アリエラはリヒト王子と距離を縮め、仮面を外さないのは彼の優しさからだと知る。
けれど
「ふた目と見られない醜い顔だと言ってくれ！」
仮面が外れたリヒトの本当の顔を見たアリエラの身体は凍り付いて──！？
感情タグBEST3
匿名
泣けた
ヒロインとヒーローと隣国の王女様と、みんな一生懸命で切なくて泣けました。
最初の治療院の件で、多分これだな、と見当はついたのですが、ヒロインとヒーローが距離を少しずつ縮めていく過程は心が温かくなりました。
それぞれの生い立ちや王女様の閉じこもってしまった経緯はとても切なくなりましたが、この上ないハッピーエンドでしたので嬉しかったです。
呪いの正体が分かるほどに不憫
王子が「愛することはない」というのは、自身の呪いに巻き込まぬようヒロインを遠ざけるため。
呪いの中身が分かって行くほどに当事者が不憫になりますが
ヒロインの努力により解決して行くお話。
熱愛溺愛のようなキラキラしい派手さはありませんが
ヒーローたる王子の他者に向ける優しさがジンと来ます。
外見的魅力は特段目立たず
その意味ではけっこう地味ですが
行動派のヒロインは素敵に映ります。
ヒロインはもちろん、隣国の王女もハッピーエンドのようですが
何人かは取り返しはつかず(不幸とは言えませんが)
また極悪人は居ないものの、酷い人は少なくなく、しかし、わかりやすく報いを受けたのは一人二人ぐらい。
ちょっと不安とモヤが残る感じはあります。
心優しい王子と異国の王女。
初めて優しくされて、嬉しい気持ちが暴走。
なんか、切ない呪い。
妃となった、没落聖女の優しく、皆んなを助けたい気持ちが、暖かい。
