あらすじ
ホスピスとは、もう治癒の見込みがない病人に行われる「終末期医療」のこと。そして、その仕事に従事するのがホスピスナース。死の旅に出る人々と、その家族の姿を、著者が体験した実話をもとに物語化した、淡々とした中にも感動がこみ上げる連作短編集。
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Posted by ブクログ
アメリカで20年以上ホスピスケアをしてきた現役ナースによる実話。実際に亡くなった人たちのエピソードは十人十色。人生の最後の時間を過ごす人は人種や文化を越えた人間としての関わり合いは境地に達しているように思える。とにかくプロフェッショナルの仕事を見せてもらえた。
Posted by ブクログ
アメリカでホスピスナースになるということは、言葉、文化、宗教観など日本より多様な生き方を理解しようとし、尊重しなければならないのだから、その中でこんなにも信頼されている事はそれだけで尊敬に値する。
中高生向けの本なのできれいな部分以外は書かなかったのだと思うけれど、家族と別れる可能性はどの年齢にもありうるから、尊厳を持って最期を迎えるとは?と考えるきっかけになると思う。
Posted by ブクログ
事実を元に書かれたホスピスナースの方の小説。アメリカでの話だけど、日本でもこんな最期を迎えられるサポートが確立されればいいのに。
患者さんだけでなく、看護の家族の方の精神的なサポート迄考えられていて感心した。
あとがきに「精一杯生きたい。日々を大切にしたい」とある。同感です。
Posted by ブクログ
看取りまで行うアメリカの訪問看護の話。必ず訪れる死までの間をよりよくその人らしく過ごせるようにしているホスピスナースは稚拙な感想しか出てこないが、本当にすごいと思う。死を目前にした患者さん、その家族にどう関わればいいのだろうか。ただただ圧倒された。