あらすじ
※電子版は書き下ろしショートストーリー
『婚約の確認』の特別付録つきです。
貴方がくれたすべてを、もう誰にも奪わせない!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
聖女による浄化の儀式をきっかけに、
自分が《日輪の魔女》だと確信したフリージア。
そして同時に、それを周囲にも気付かれてしまった。
「お姉様が、日輪の魔女でしょう?」
殺された日の妹の言葉と恐怖を思い出し混乱する彼女に、
ヴュートは自分も二年前からの回帰者であることを明かし、
二人は互いの秘密と想い打ち明け合う。
しかしそこに、娘を取り戻そうとするフリージアの父と、
《日輪の魔女》を亡き者にしようと
ずっと狙っていた継母がやってきて……!?
家族との対決、そして二人の恋の行方はーー?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
逃げたい令嬢×ヤンデレ騎士
溺愛逃避行ロマンス
コミックサイトPASH UP!にて
コミカライズ企画も進行中!
<登場人物>
●フリージア=ソルト
三大公爵家の一つソルト公爵家の長女。
元々は快活なお転婆少女だったが、
妹のカルミアと比べられ理不尽な仕打ちを受けるうちに
明るさを失っていた。
カルミアに殺され死に戻ったことで、
二回目の人生は一人で生きると決意する。
●ヴュート=シルフェン
公爵家の嫡男かつ王国騎士団の副団長であり
《聖剣》を手にした国の英雄。
フリージアに惚れて婚約したものの、
距離を詰めることができないまま彼女を失ってしまったことを後悔し、
大胆な行動に出る。
●カルミア=ソルト
フリージアの腹違いの妹。
可憐な見た目と《聖女》であることで周囲から持て囃されているが、
神事の準備や学校の課題などはすべてフリージアにやらせている。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
面白かったです
最後の落としどころはどうなるかと思っていたけれど、良い結果になってよかったです
ただどうして回帰したのかは分からずじまい。そこは知りたかった
ざまぁはされてそこはスッキリ
妹ちゃんは酷い考えの持ち主だけれど、幼少期からの刷り込みのせいでもあるのでちょっと可哀想?でもないか(笑)
良かったなぁ、みんながヒロインの幸せを守ってくれて。世界中が聖なる紋に頼らずに生きる術を模索する中で、聖女に頼り切りだった国。その意識を変えてヒロインを助けるために奔走した人達。とても素敵なラストで、良かったです。
Posted by ブクログ
予想していたこたと予想していなかったこと両方が襲いかかってきた感じ。
例えば、妹がやはり頭弱かった点とか。
祖母が味方だった点とか。
一方で義母の正体には驚かされたし、何より妹たちの断罪後の展開に一番驚かされた。
てっきり断罪したあと主役が結ばれて終了かと思いきや、まさかフリージアがヴュートの元からも逃げ出すとは思いもしなかった。
置き手紙一つで置いていかれたヒーローの哀れなこと。
ただ確かに妹の件が片付いても、日輪の巫女としての立場での解決にはならないから、あの展開は致し方ないのかな。
これまで苦労してきたのに、終盤で更なる苦労を背負い込むことになってしまったフリージア……もっと周りに頼るべきかのかも。
作中でも言われていた通り。
そして、そんなフリージアのために諸々の問題を力で解決したヒーローである。
愛が重い、うん、知ってた。
意外と言えば、終盤の祖母のキャラのはっちゃけ具合も意外だった。
厳しい祖母の姿はもうそこにはなく……ある意味他のキャラより見せ場の多いお祖母様でした。
なお書き下ろし番外編によると、回帰前の妹殿の顛末は回帰後と大差がなかった模様。
残念でもないし当然である、申し訳ないが。