【感想・ネタバレ】四代目市川左團次 その軌跡のレビュー

あらすじ

生い立ちや歌舞伎への思いが綴られた自叙伝。

2023年4月15日に惜しまれつつも82歳でこの世を去った歌舞伎俳優、四代目市川左團次。歌舞伎において輝かしい功績を残しただけでなく、NHK大河ドラマはじめ時代劇、ドラマなどTVや映画、雑誌連載などでも幅広く活躍。2014年に電子書籍として発売した自叙伝「いい加減、人生録」に加え、尾上菊五郎、片岡仁左衛門ほか、一門がその思い出を語る。カバー写真は巨匠・篠山紀信。さらに楽屋の秘蔵カラー写真、上演歴も収録した保存版。
歌舞伎俳優への道に進んだ生い立ちから、芸についての矜持、俳優としての生き方、さらには後輩に向けたさりげないメッセージなど、いかなる時でも「和」を重んじ、ユーモアを忘れずに生きた「粋な役者」の人生録。

※この作品はカラーが含まれます。

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Posted by ブクログ

写真と本人の生い立ちとこれまでの仕事についてのつれづれ語りに、身近な人へのインタビュー、年譜等の資料をまとめた本。仁左衛門さんや勘三郎さんの襲名のときのこの人の口上が面白かったなぁ。どちらも平伏している本人の肩が揺れてた。本当に愛されている人だと思う。弥十郎さんもそうだけど、いい人でないと意休とか瀬尾(実盛物語も俊寛も)とか様にならないのよね。大きさが足りないというか。もう本当に残念だけど、この三十年くらいずっと見てこれて、とてもよかった。そういえば左團次さんは衰えを感じたことはなかったなぁ。。そんなところが彼のダンディズムなんだなぁ。

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2024年07月05日

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