あらすじ
「あなたの担当編集をさせてください、柊先輩」
ある日、無気力な男子高校生・柊悠人の前に現れた自称編集者の女子高生・夏目琴葉。
彼女は悠人に小説を書いてほしいと付きまとってくる。いくら断られても、決して諦めずに。
……まさか、知られたのか? 自分がかつて、世間から天才だともてはやされたプロの小説家だったことを。その過去から逃げるため、知り合いもいない地方の高校にやってきたというのに。
筆を折った元天才小説家と、ある”重大な秘密”を抱えた編集者女子高生が紡ぐ、感動必至の青春ストーリー、ここに開幕――。
※電子版には特典として、森日向先生書き下ろしSSが収録されています。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
前半は筆を折った元天才作家の高校生を女子高生が立ち直らせるお話。
後半はいわゆる難病もの。
前半はちょっと文学少女を思い出したりした。
…のだけど、なんというか非常に個人的な話としては、前半の流れのようなプロットのお話を昔書いたことがあってそのストリーラインにちょっと驚いた。
正体を明かさず近づく所、強引に物語を書かせようとするところ、その理由、そしてファンレターの件。
いやあ、まあそうだよね、そういう構成になるよねと一人納得^^
後半の彼女の病気が発覚するあたりから難病物の定型になっていくのだけど、正直個人的には苦手な分野。
ただ結末には希望があってよかった。
Posted by ブクログ
純粋に心温まる内容だった。
自分もこの人!!っていう作家をみつけたくなった
あともっと小説を好きになりたい
後遺症で脳が作用しないなら本は読めないから、手術して生き延びれても生きてる意味ないって思う琴葉の本の愛と悠人の作品の愛にしみじみした
Posted by ブクログ
綺麗で感動的な青春ストーリー。
驚くような展開はなかったと思うけど、登場人物の魅力と感情の揺さぶりがすごくてすごく感動できた。妹との和解の直後の夏目の病状悪化や、見本を読ました直後の反応からのボロ泣きとか。
アフターストーリーがすごく読みたい。