【感想・ネタバレ】ＮＨＫ趣味の園芸 観葉植物 パーフェクトブックのレビュー

杉山拓巳

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観葉植物ファンのための最強ガイドブック誕生！

観葉植物栽培のトップランナー、杉山拓巳さんのノウハウを集大成した1冊ができました。約200種類の人気種を美しい写真で紹介する図鑑パートと、日々の管理と育て方を詳しく解説した栽培パートで構成。

部屋に観葉植物が1鉢でもあれば、目が安らぎ気持ちも豊かになります。インドアグリーンをいつも美しく健全に保つためのノウハウを満載した本書をガイドに、大好きな植物と過ごす時間をもっと豊かなものにしませんか？

【内容】
第１章 観葉植物と暮らす
１ 鉢植えは王道
２ 水ざしで楽しむ
３ 着生はかっこイイ
４ 根っこを楽しむ

第２章 観葉植物を知る
１ 観葉植物とは？
２ 植物学的に見ると
３ 観葉植物の歴史
４ 観葉植物の生育タイプ
５ 観葉植物の原生地を歩く

第３章 観葉植物図鑑
１ 人気の観葉植物
２ フィカス
３ アロイドの仲間
４ ブロメリア
５ シダ、ソテツ、ヤシ

第４章 育て方の基本
株の選び方、鉢や用土の選び方、置き場、空気の流れと明るさ、水やり＆葉水、肥料
冬越し＆夏越し、さまざまな着生テクニック
鉢密閉＆全密閉、ふやし方、リセットの方法
気根を育てる、水挿し栽培、病害虫と対策

[ブクログ · ★★★★★]

パーフェクトブック、とは何かな？と思い昨今ブームになっている観葉植物だけに購入した。
今は昔とは違って、交配種も含めて膨大な種類が販売されており、さすがに日に日に増えていく植物を全て網羅するのは難しいが、ある程度の種類や特徴、育て方が書いてある。
知らない植物がありすぎて、今は凄い時代になったと思う。一生行く事のなさそうな場所に育つ植物が入手できるのだから。
更にその植物達の特徴や育て方を知れるとは…。
世界中が繋がっていて、共有でき、話せる時代において、古い植物の育成本はあまり役に立たない事が多い。育て方もアップデートすべきだと強く思う。
育成ライトでも育てていける時代には、その時代に適した園芸本が必要だ。著者の杉山拓巳氏は様々に実験した末の現代の園芸本として書いているのだろう。10年後、20年後、どんどん科学的にもアップデートする本をずっと書き続けて頂きたい、そう思える良い本だと思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

内容は面白いが、初心者向けって感じではないと思った。掲載されている植物のカテゴリは幅があるものの、例として出されている植物が手に入りにくい物が多いような気がする。
また、一般的によく見かける名前ではなく、正式名を使うことで分かりにくくなっていると感じた。（特にポトスはそれが顕著）

総じて、ある程度知識があり見識広げたい、位の層には面白がれるが、全くの初心者が読むと挫折してしまうかもしれない。そういう意味ではパーフェクトブック、と言うより「コレクターズファンブック」的な立ち位置の本かも。