あらすじ
本書は、日々変化する時代の中で、「自分らしく生きていくために問いをどのように役立てることができるのか」を解説します。
著者は、グロービス提供の動画学習サービス『GLOBIS 学び放題』の事業リーダーを務め、自らもグロービス経営大学院や企業研修で教鞭を執る鳥潟幸志氏。
AI時代に求められる能力として以下の3つが大切であると鳥潟氏は考えています。
1 問いの設定力
2 決める力
3 リーダーシップ
さらに、上記3つの能力の質に大きな影響を与えるものとして、
4 自分らしさ(≒ 自身の人生観、哲学、志など)
が、より重要だと指摘します。
良い問いを生み出すのも、物事を決めるのも、周囲を巻き込むのも、本人の内面にある価値観が大きく影響していくと思われます。
もちろん、先例や他人の考えを参考にする時があっても良いでしょう。
しかし、常に外部の情報に頼っていては自分で物事を考え、決めて、周囲に影響を与えることは難しくなっていくのではないでしょうか。
そして、この「自分らしさ」を深掘りし結論を導くためには、自身の内面に向けた「問いの設定力」が必要になります。
本書では、「問いの設定力」とは何か、そしてその鍛え方を詳しく解説しています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルで手に取ったが、思っていた方向とは違い、物事に対する取り組み方のヒントをくれる本。
わかりやすくまとまっていて、斜めに読んでしまったが近々再読したい。しばらく手元にあっても良い。
Posted by ブクログ
AIが発達していく中、自分らしさに沿って生きる力の考え方が問いの設定力、決める力、リーダーシップの3つで書かれている。
内容は非常に読みやすく、これから必要なビジネススキルが具体的に書かれており、なんと言っても人間力は皆参考になると思う。
先日、松蔭神社に行った私は縁を感じた本でした。
また、森信三さんは私が10年以上前に感銘をうけた本でここで紹介されており、これまた、縁を感じ再度本を開きました。
Posted by ブクログ
思考を促したあと行動すると結果次の問いができる
自らの隠れた声に気づかせてくれる
自分と呼ぶに相応しいと本人の思う
認識に沿って、目的をもって行動し続けること
Posted by ブクログ
AIというキーワードに惹かれたわけではないのだけど、問いの設定力って常々大事だなと思っている中で手に取った本。
問いというテーマに基づき広範に捉え方、活用の仕方を紐解いている本。グロービスらしい
メモ
・生成Aiに関する著者の気づき。
問いの質によって回答に大きな違いがある
出てきた選択肢について判断するのは人である
生成Aiの答えに従いたいか?魅力あるリーダーについていきたいのでは?
・aiがこたえやすい問いと答えにくい問い
選択肢か意志か
過去か現在か
理想の設定
論理が情理か
・問いの効用
思考を促す
行動を促す
次の問いを促す
自らの隠れた声に気づかせてくれる
・問いの質が人生の質を決める
本当に大切な問いに向き合うことで人生だけではなく社会を動かすことも可能になる
・相手は自分に何を期待しているのか
・イシューの設定法
イシューは問いの形にする
可能な限り具体的にする
相手の興味・問題意識を探る
イシューの設定範囲を考える
・主観での回答→意図の確認→イシューに沿った回答
⭐︎まずは自分が直接的にコントロール可能な領域に意識を向け、責務を果たした上で働きかけを増やしていくこと
・論点の枠組みは相手の興味に合わせる
⭐︎what問題の明確化 問題における理想、現状、ギャップを明らかにする
⭐︎where問題箇所の特定 どこに問題があるのか
・why 原因の究明 時間的順序が正しく相関関係が存在し、第三因子が存在しないことを確かめる
実際に考えるには、考えられる要因を具体的に洗い出す。原因をさらに問い続ける
・how 解決策の立案 オプションを広げる。判断軸を決めて選択する
・目的に立ち戻る、目的に関する意見を議論し、他のオプション可能性を考えてみる
・問いを進化させる
広げる、深める、反論、抽象化
他の要因を考える
反論深掘り
階層種別 同じレイヤーで他のオプションを考える
共通真因 複数の反論の共通要因
・生成aiは間違ってはいないが決め手にかける答えになることが少なくない
・自分らしさ
過去現在未来の3の視点で自分を再発見
・社会課題に触れる機会をつくる
触れた自分の心の感情をラベル化する
Posted by ブクログ
「問いの設定力」と「決める力」。それぞれの力の習得方法や考え方について提示されているけど、要するに周りに流されず、どれだけ目の前の物事と徹底して向き合えるかに集約されるのかな、と思った。
本質を見抜くこと、問いに対して適切な決断を下すこと、どちらもある程度時間をかける必要はあると思うので、耐え得る忍耐力と精神力、胆力も求められるはず。
生成AIの登場によって誰もがリーダーに必要な力を求められるようになったから、能動的でいれば誰もがより自分の人生を楽しめる時代になった、なんて本書を読みながらわくわくした。
Posted by ブクログ
グロービス学び放題、2020年くらいにやってたのですが、その時のクリティカル・シンキングとかの受講内容を思い出しました(当時はなかったのですが、今は生成AIでフィードバックくれるのですね!)
・相手が自分に何を期待してるのか考える習慣つける
・あいまいな質問受けたら、主観の回答→意図の質問(イシューの確認)→イシューに沿った回答する
・ゼロベースのアイデアを積極的に引き出す問い
最初の意見に対してその目的を問う。さらにその目的に対し、別の意見を問うことで常識にとらわれない意見を引き出す流れをつくる
これらの型は使えるなと思いました。
Posted by ブクログ
山口周さんのニュータイプの時代に書かれていることとリンクしているなぁと思いながら読みました!
AIが色んな選択肢や答えっぽいものを出す時代に、人が決める、選択する、そもそもの問いを設定するために必要なことについて整理されています。
Posted by ブクログ
「問いの設定力」のためには何が必要かと思い読んでみました。後半は「自分らしさ」について書いてあり、「問いの設定力」との深い関係性を感じることはできませんでした。まったく関係性がないというわけではないかもしれませんが。
AFTER AI時代に求めらる能力
正解を発見し解決する能力に加えて求められてくるのが、そもそも何を解決するべきなのか?何を理想とするするべきなのか?といった、問いを自ら設定する能力
決める力
リーダーシップ
筋の良い問いを設定するための5つの視点
1:イマ・ココで答えるべき「問いの設定力」
2:適切な順番に沿った「問いの設定力」
問題の明確化、問題箇所の特定、原因の追求、問題の明確化
3:ゼロベース思考の「問いの設定力」
4:問いを進化させる「問いの設定力」
広げる、深める、反論を求める、抽象化する、他の要因、反論深掘り、階層種別、共通真因
5:「自分らしさ」を再発見するための「問いの設定力」
「決める力」を高める
意思決定3作法
1:自分の頭で考えて意思決定する(知力)
2:心で感じて意思決定する(共感力)
3:腹で決めて意思決定する(胆力)
Posted by ブクログ
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・これからの時代に必要な力
※前提:自分らしさに沿って生きる力
①問いの設定力
→目的は?他には?
→what(そもそも本当に問題?)→where(どこが問題?)→why(なぜ問題が起きてる?要素分解)→how
②決める力
→衆議独裁
→モノの見方3作法:多面的・長期的・根源的
→意思決定の3作法:頭で考え(知力)心で感じ(共感力)腹で決める(胆力)
③リーダーシップ
・AIが出せない問い
→自分の意思
→イマココでの判断
→ゼロベースでの思考
→情理
・因果関係が成り立つ条件
→時間的順序が正しい
→相対関係が存在
→第三因子が存在しない
・最善観、先義巧利
・SDGs
→質の高い教育をみんなに
→働きがいも経済成長も