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Posted by ブクログ 2018年10月12日
サラリーマンを経て、37歳で研修医。
誰でもやれることじゃないけど、いつになっても諦めずにチャレンジしてみたいと思えた。
私は医者じゃないけれど、人と接することで何歳になっても成長できるんだなぁと思うと、素敵だなと思えた。
Posted by ブクログ 2022年10月23日
ほぼ本人の体験談??と思う程、作者の経歴と主人公の経歴が酷似してます。一部フィクションが含まれると思いますが、研修医の生活のリアリティがすごい!
楽しく読めました。
Posted by ブクログ 2021年11月30日
題名が私の心の叫びを代弁してくれていて、絶対に読もうと思った本。
自分を見ているみたいで読んでいて辛かった。
でも、あなたも上から目線のところあるよって思ったし、女性蔑視の視点があるよねって思ってしまった。父母の世代ならしょうがないのかな。
私がポリクリ始まっていちばん気持ち悪いなと思ったのが、...続きを読む学生を「先生」と呼ぶことであった。同じことを思う人がいて安心した。
でもそうか。研修医になっても同じことを思うんだな。むしろ余計辛くなるんだろうなと思うと自分の将来に対する不安が強くなった。
なんか、そんなものだよね。染まらないとやってらんないし、染まりたくなくても染まってしまうし、出る杭は打たれる。
ひとつだけ作者を庇いたいのは、勉強会やカンファレンスで求められてるいるもの、得られるものって要領の良さがメインで中身ではないことの方が多い。と、思う。だから作者が主張したいことはすごくわかる。
でも、作者がいけすかないのはわかる。
そして、やっぱり私は医師免許を取っていったい何をやりたいのかがわからなくなってしまった。ふぅ。
Posted by ブクログ 2019年10月07日
著者自身の実経験がもとになった小説。
限りなく患者目線のお医者様。
こういうお医者様が、病院にひとりはいてほしい。
医者である偉大な父への反発や想い、自身の医師としてのいろいろな葛藤などが描かれています。
とても人間っぽさがあり、医者という職業が題材になっていますが、親近感や共感があります。
又...続きを読む、病院に対して疑問や苦言を呈すると同時に、患者にも賢い参加する患者になってほしいというメッセージが強く心に残りました。特に「T夫人の怒り」が良かった。
続編もあるようなので読むのが楽しみ。
Posted by ブクログ 2012年04月25日
大学病院の日常を描く。
主人公の医者に診てもらいたい人はきっと多いと思うけれど、私はパス。内科医で良かったけれど、ノロくて優柔不断で不器用な医者が救急当直だったらなんて想像したくない。
旧態依然の医療界にはびこる非現実的な様々な習慣をさりげなくやり玉に上げているのは面白いんだけど、その旧弊がなくなっ...続きを読むたら医者は患者を診るようになるのだろうか? 教授が患者に接する機会はさらに減るだろうし、結局出世が大切である大学病院の機構の中で、作者が欲する患者のための医療をする医者の比率が増えていくのか、その辺もっと突っ込んで欲しかった。
Posted by ブクログ 2012年04月17日
大学病院の現状、研修医の過酷な労働が実体験をもとに書かれていて、とても興味深く読みました。専門知識ももちろんですが、著者のように病気だけでなく患者自身に目を向けてくれる医師に出会えたらいいなぁと思います。
Posted by ブクログ 2012年04月04日
ドラマの原作ということで読み始めましたが、そんなことは忘れて読み耽りました。「患者のための医療」…重い言葉ですね。本当は、医師には腕も人格も兼ね備えたスーパーマンでいてほしいところですが、私たち患者の側が主体的に関わることも大切ですね…。ドラマ化が楽しみです!
Posted by ブクログ 2012年03月11日
脱サラして医師を志し、37歳で研修医になった主人公の奮闘記。
文章や構成が秀逸というわけではないのだけど、主人公のちょっとひねくれた性格が面白くて、するすると読めてしまいました。
システムの中で医療の本質を忘れ、患者より学会や研究が大事になってしまった医師たち、患者をほったらかしてアルバイトに明け...続きを読む暮れる研修医たち、そんな彼らにいらだちを感じつつ、自分なりに「患者と向き合う」ことを大事にしてきた主人公の姿が、なんというか、青臭いんだけど心強くて、いいなあと思いました。
Posted by ブクログ 2012年03月10日
おもしろい小説は、
いかに食欲をそそる食べ物の描写ができるかにかかっている。持論。
例に違わず、食べ物の話題が豊富で素敵です。
人間が食欲と性欲でできてるって考え方も好きです。
ただ、綺麗過ぎる。
あんまりにも理想論過ぎて、引いてしまう。
私の心が荒んでるだけかしら。
でも、おもしろい。
Posted by ブクログ 2012年01月30日
医療関係の方が読んだらどう思うのかわからないけれど、しろうとの私には面白く読めた。主人公は勉強会をさぼったり長く浪人生活を送ったり、一見ふらふらとした歩き方をしていて頼りないように見える。でもこの方のように、医師でありながら医療界を外から見るような人もいてほしいと思う。ひとりの研修医の「初心」であり...続きを読む医療へのある視点として、これから先また読み返したりしたいと思った。
Posted by ブクログ 2018年10月09日
サラリーマンを経て三十七歳で研修医になった圭一の仕事模様が興味深かった。でも段々と同僚たちより自分だけが正しいみたいな主張に疑問を感じてしまった。実体験を元にした圭一目線の印象が強くて自負する程客観的に思えず、カンファレンス等をサボり患者の傍にいることも向学心が感じられずあまり印象が良くなかった。
Posted by ブクログ 2017年02月26日
冒頭の、ホテル・ニュージャパン火事のエピソード。これがとにかく頭に残る。
前日に会い、ふとわだかまりなく話すことができた父。翌日、その父が泊まっていたホテルが大規模火災に巻き込まれたことを聞き、主人公はもう父と会うことはできないと悟る。その後一念発起して、父と同じ医者の道に進むが、病院で見聞きする...続きを読む「医者の日常」は倫理的にこれでいいのか?と葛藤が残るもの…
他業界から入ってきた主人公(作者)の目からの、これってどうなの?患者さんの立場から見たら違うんじゃないの?という点が素直に表現されている点、そして主人公は患者と接する時間を何より大事にしていることが強調されている。
ただ、そういった主張を読めば読むほど「この人がやるべき仕事は、医師、ではなくケースワーカーとかカウンセラーとか他にあったんじゃないの?」とか、「そういった資格や職業があっても医療現場での業務の殆どは医師が担うことになっているため医師の負担は計り知れないものである」とか、若干作者の意図とは違うかもしれない点が気になってしまう内容だった。
医師の理想像、と、医療現場の理想像、が混在している感じにとれる。
Posted by ブクログ 2014年01月13日
患者の立場に立った医師とはどういうものかということを、自分の気持ちと実際の現場とのギャップの悩みをつづった本。確かに患者側に立つとこのような行動は、うれしいものだと思われるが、はたして病院経営や医療技術、研究、スキルアップといった見方からするとどうなのか疑問を持ってしまう。作者のような行動をした結果...続きを読む、どこにしわ寄せがいくのかなど、メリット・デメリットも合わせて考察されていればよかったと感じた。
Posted by ブクログ 2013年07月10日
30歳過ぎてからの研修医。
作者の体験エピソードを小説にアレンジ。
普段想像している医者とかけ離れた実情を知った。
こんなに眠らない仕事があるのか。
とても過酷で、プライドが強い職というのはなかなかないんじゃないかな。
その中で、この作者はどうして医者をめざしたのか。
職業を続けていくモチベーショ...続きを読むンはなんなのか。
小説を通して伝わる作者の声が聞こえてくるようです。
ほぼドキュメンタリー仕立てですな。
Posted by ブクログ 2012年11月27日
草なぎ剛主演でTVドラマ化もされました。
さて、脱サラして、医師になると言うのは、
並大抵のことではありません。
本の中でも述べられていますが、
年齢的なハンデもありますしね。
驚いたのが、川淵氏の父が、
ホテルニュージャパン火災の犠牲者であったと言う事。
そのエピソードを読むと、最後だから、
...続きを読む川淵氏の父は、川淵氏を強く誘ったのかなと思いました。
Posted by ブクログ 2012年10月06日
昔の研修医って、今よりも大変だったんだね。
それでも、この人、すごい。
受け入れるだけでなく、ちゃんと自分で考えて、それで、行動してる。
なかなか、できないことだと思う。
Posted by ブクログ 2012年08月20日
37歳で医師になった川淵先生のエッセイ(?!)
ドラマ化された部分もあるが、ドラマは作られ過ぎた部分が多く「こんな医者いないよ!」と思って観ていた。
こちらの原作は事実に基づいており、医療者も違和感なく読める。
10年以上医療に携わって来て、少しずつこちら側(医療者側)の考えになっていってきている...続きを読む自分に気づかされた。
医師や病院側の都合が第一になってしまって、患者さんの事を第一に考えて仕事ができないために4年前に転職までしたのに、また同じ事の繰り返しになるところだった。
この本を読んで、病院や医療の体制が悪いと言うばかりではなく、自分が出来る事やお手伝い出来る事はやればいいんだなと思った。同僚や先輩の「そこなまでやらなくてもいいんじゃない?」という言葉など気にしないで私は私でやればいいんだと思った。
こんなに理想的な医師はものすごく少ないと思うが、1人でも多くの医療従事者が少しでも患者さん優先に医療という仕事をしていってもらえたらいいなと思った。
Posted by ブクログ 2012年07月21日
ドラマの原作。
「37歳で医者になった僕」というドラマ。でもドラマ自体は全て見たわけではないのですが・・・。
医療系のものって結構好きで、この本も実家に転がっていたもの。
実話をもとにした話らしく、ドラマよりも感動度は低いだろう(ドラマはほとんど見ていないけど、設定が)が、一人称でさらっと読めてな...続きを読むかなか楽しかった。全部に納得できるわけでもないけれど、頷くことは多い。
なかなか難しいだろうけどね!
しかし、ある意味思い切った人生を歩んでるなぁと尊敬します。
Posted by ブクログ 2012年05月04日
弱気な37歳のお医者さん。
「先生」と呼ばれる彼らの葛藤や弱さを垣間見ることができたように思います。面白かった。
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「先生」と呼ばれるたびに、自分がにせ医者のように思え、どこかに隠れたくなってしまうくらいだ。
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Posted by ブクログ 2012年04月09日
職業柄、医療系の本には何となく手が伸びてしまう。
こういう考え方の医者ばかりだと、それはそれで大変かもしれないけど、こういう考え方を持った医者が少なからず居るということが、素直に嬉しい。
最近、ちょっと悩んでいる事の答えが少し見えてきそうな気がした。
Posted by ブクログ 2012年03月13日
今でこそ患者や家族の意志を尊重した医療があるけど、作者が研修医だった頃にこの内容を実践していたのはすごい(o^^o)
介護分野で仕事をしてる者としてはこんな先生いっぱい出て来て欲しいです。
内容は終始ホンワカしてます。
あまり波もなく…。刺激を求める方には物足りないかも。
私は好きだけど。
Posted by ブクログ 2012年03月26日
2014年4月から、草薙くんが主演でドラマ化。
この研修医の話は古く、最近の研修システムとは異なるため、今後意志を目指す人にはあまり参考にはならないと思う。
こんな研修医が同期にいたら仲良くはなってないと思うが、私も似たような環境の研修医時代だったのでとても同感できた。特に、単なる雑用係としてしか...続きを読む考えられていない人権無視の研修医の立場、患者をモルモットにしか思っていない大学院生からの圧力、意味のない教授回診など、当時同じように不満を感じていた。そのなかで、自分だけは患者さんを大切にしようという熱い思いを持っていたことを思い出し、現在の状況をいろいろ考えさせられました。
今は逆に研修医を指導する立場になって、現在の研修システムに対する問題を感じながら読めました。それは、「研修医の患者さんに対する責任感の欠如」。医師になろうと志す人は、患者さんをよくしようと思う気持ちは今も昔も同じはず。研修医自身の問題より、システムの問題が大きいと感じた。
今度、ドラマ化が決まっているようであるが、そのあたり伝わるといいなと思います。
Posted by ブクログ 2011年09月22日
白い巨塔が真っ先に頭の中に映像として浮かんでくる。
その世界では落ちこぼれと定義付けられるような研修医が主人公。
内科医だったらこんな医師がいいと感じますが、脳外科医だとしたら、エリート医師に手術して欲しいと感じるのは我が儘でしょうかね。医師を神格化してはいけないと学びました。
フリスビーで遊ぶ学...続きを読む生時代の主人公の生活に、懐かしさを感じました。