あらすじ
カンボジアの児童買春をなくすため、生活に困った親がお金目当てに子どもを売らないですむように、新しい産業を興した「かものはしプロジェクト」の村田さん。進路選択にさしかかった高校生が、大学生や社会人と互いの思いを真剣に語り合う「カタリ場」を創設した今村さん、竹野さん――本書に登場する社会起業家の人たちの使命感の強さ、バイタリティ、発想の豊かさには、驚かされるばかりです。こんな熱い働き方、生き方をしている人がいる!どうすればこんな活動ができるのか?社会起業家として生きていくには?本書は社会起業家の今とこれからが掴める、格好の“教科書”です。
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Posted by ブクログ
「社会起業家」ブームですね。昔のベンチャー起業ブームと違うのは、「儲けること」が目的ではなく、社会を良くするためという目的を明確打ち出していること、そこに価値観を見出して活動していることですよね。20代の「社会起業家」の成り立ち、仕事っぷりを取材して書いた記事も読み応えがありますが、これからの働き方を迷う人にとってソーシャルビジネスへの取り組み方を分かりやすく解説。単なるボランティアではなくビジネスとして成功することが継続への一歩。
Posted by ブクログ
概念的な部分と実例と、網羅的に書かれててすごく好き。ただソーシャルビジネスについて知るというよりは社会起業家になりたいと思ってる人たちのための入門書って感じ。現実的なところまですごい書かれてる。れい
Posted by ブクログ
大島さんの本、振り返ったら2年前に読んでた。
そのとき、自分は「少しずつでもいいから、社会との接点を築き、何がしかの役に立ちながら生活ができれば、どれだけ幸せなんだろう・・・と思う。」とコメントしていたが、2年たった今も接点・コネクションの深さは変わっていないように思う。
本書は「教科書」とあるが、その大半を社会起業家のインタビューによる指南書といってよいかと。やっぱり「自分でなければいけない」という強い志がないと必ず途中で挫折する。
やっぱり、まずは自分の身近から・・・がスタートであり、もっとも必要な力ということを再認識した。