あらすじ
「国民的地元のツレ」、ヒコロヒー初の小説! 平気をよそおって言えなかった言葉、感情がほとばしって言い過ぎた言葉。ときに傷つきながらも自分の気持ちに正直に生きる人たちを、あたたかな視線で切り出した共感必至の掌編18編を収録。
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Posted by ブクログ
正直、意外。びっくり。こんな読後感になるとは想像もしなかった。
あとがきによれば全くのフィクションであり著者の世界観だということだが。
辞書(おそらく日本語には)で見当たらない感情を分かりやすくキレイに表現している。経験したことがあるのかないのかわからないけど、分かるわーと共感をしまくった。
女性の恋愛がテーマにはなっているけど、男性でも恋愛の観点でもなくても「なんだかこんな感じ」という感情は誰しも抱えたことがあるのでは、思う。
人間とは複雑で生物だと感じる。いい日もあれば悪い日もある。行ったり来たりだ。
著者の他の作品や今後に要注目である。
Posted by ブクログ
ヒコロヒー、初の小説。
ヒコロヒーの事は、そんなに知らんけどアタシの知ってるヒコロヒーと同じヒコロヒー?
自分の事、「ワシ」って言う、あのヒコロヒー?
って頭ん中に?を浮かばせながら読み進めてった感じ。
でも、あとがきを読んだらアタシの知ってるヒコロヒーやったwww
タイトルは担当編集者さんが最初に阻止した“しゃんとせいよ”の方がアタシ的には、しっくりしたかな。
色んな恋愛のモヤモヤとチクチクがぎゅーってなって、ギューとなった一冊。
☆「ばかだねえ」
☆「あと十分だけ」
☆「覚えてないならいいんだよ」
☆「しらん」
☆「俺が福岡行って、せいせいした?」
☆「ねえ由莉ちゃん」
☆「翠さんの靴、それ汚すぎるやろ」
☆「好きな人ができた、ごめん」
☆「普通に生きてきて優に出会ったんだもん」
☆「克則さんって昔からそうなの」
☆「ごめん、疲れた」
☆「紙ストローって誰のために存在してんの」
☆「大野」
☆「朝美ちゃん、ハワイ、行こうか」
☆「春香、それで良いのね」
☆「問題なかったように思いますと」
☆「黒じゃなくて青なんだね」
Posted by ブクログ
ヒコロヒー好きです。
ってな事で、ヒコロヒーの『黙って喋って』
ばかだねえ
あと十分だけ
覚えてないならいいんだよ
しらん
俺が福岡行って、せいせいした?
ねえ由梨ちゃん
翠さんの靴、それ汚れすぎるやろ
かわいいなあ、女の子って感じ
好きな人できた、ごめん
普通に生きてきて優と出会ったんだもん
克則さんって昔からそうなの
ごめん、疲れた
紙ストローって誰のために存在してんの
大野
朝美ちゃん、ハワイ、行こうか
春香、それで良いのね
問題なかったように思いますと
黒じゃなくて青なんだね
あとがき
の大人の短編恋愛小説。
しかし、思ってたのと全然違うヒコロヒーの文才に驚き
滅茶苦茶短い小説なのに絵が見えてくると言うのか、引き込まれると言うのか、ヒコロヒーって恋愛マスターなんっ⁉️って思わせる大人でビターな内容が多かったかな。
それぞれの短編の〆がナイスと言うのか、ヒコロヒーの吐き吹いたタバコの煙の様に揺蕩う感じがする。
あとがきも素晴らしく、これがわしが思ってるヒコロヒーじゃんって感じで、初めの本のタイトルがヒコロヒーらしくて笑けるけど、そのタイトルじゃと売れんじゃろうなって感じで(編集者の二人に華麗に阻止されたみたいw)、2番目に考えたタイトルもヒコロヒーらしくて良かったけど、それも担当者二人に華麗に阻止され、そのタイトルをまろやかにしたのが本作のタイトルになってて、ばっちりハマってたなって良かった
独特の表現、文体、読みやすくて凄く良かったんで、次の本が出たら絶対読みたいな(長編書いて欲しいな)
2026年25冊目
Posted by ブクログ
彼氏と別れたときに友達に勧められた。
いろんな恋愛の形がある。自分と全く同じエピソードはないのだけど、各エピソードに共感するセリフ・描写が散りばめられていて、不思議な感覚だった。
言葉の使い方がすごく好き。
長さもちょうどよくて読みやすい。
改めて、結婚がゴールじゃないと思った。
あとがきに恋愛経験は豊富でないと書かれていて、なのにこんなにいろんな恋愛模様を描けるのは芸人さんならではの観察眼なのかなと思った。
Posted by ブクログ
面白いけど、これは恋愛小説なのかな…と疑問を感じながら読み進めたのち、あとがきに書かれていた「愚鈍な人々による愚鈍な言動を繰り返す愚鈍物語」に納得。
自分の心が元気がなくて、周りの人がみんな幸せそうに見える時に読むといい。
Posted by ブクログ
私が知らない境地の心情もあれば
女心が詰め込まれていて共感の嵐のものもあった
特に紙ストローの話は紙ストローの違和感を
こう繋げるのかと感心したと共に今の自分に
共鳴する話しで胸が締めつけられた
もっといろんな経験をしてまた読み返したときに
きっと初見とは違う感覚になるんだろうなと
読み返すのが楽しみになった
Posted by ブクログ
それぞれが短編で完結するため、活字ビギナーさんや久々に何か読みたいと思う人にぴったりな小説だと思う。
言葉の使い方も色があり、脳内アニメーションを掻き立てる描写のつくりだった。
普段、文学小説を読んだ時の熟語から想像する感じではなく、アニメの画が想像されたのがとても楽しかった。
私的にはヒコロヒーさんの句読点"、"の使い方がとても好きです。
思考を言葉にする時の間が、その場をよりリアルに紡ぎ情景かさせてくれて面白かった。
私のおすすめは、"あと十分だけ" "大野" "春香、それで良いのね"の3本です◡̈
匿名
大人の恋愛の酸いだけ(途中口直し程度に甘いもあったけど)を全部集めたんじゃないかと思うくらい濃厚で面白かった。
ヒコロヒーが書いたってのは驚いたけど、また是非書いてほしい。
Posted by ブクログ
正直ヒコロヒーはあんま好きじゃない。
最初はいつ出てきはったんやろ?ぐらいにしか思ってなかったのが、あれよあれよと「ヒコロヒーが好きじゃない=わかってないやつ」みたいな立ち位置なってて、好きちゃうて言うん嫌なんやけど、「ワシ」てのがムリ。
大阪でそんなん言う女おらんで?「うち」なら腐るほどおるけど。
煙草や麻雀をやたら押し出してんのも、男社会の芸人の中で男に迎合しようとしてんのかと思ったら嫌になってもた。
ただ堺か平野かそこらへんの人かと思ってたら愛媛らしく、愛媛では言わはんのかもしれんけど。
でもまぁ評判らしいし読んでみるかと手に取り、最初は恋愛における機微をうまく表してるなと思いつつ、若い頃のこんなんはもう響かんわと思ったけど、後半になるにつれ尻上がりに上手くなり、4つけざるを得なかった。
とにかく上手い。
Posted by ブクログ
短編でどれも読みやすかったです。女性の心の機微の描き方が個人的に好みでした。あ〜これわかる…的な感じです。特に、ダメだとわかっているのにやってしまう…みたいな心理描写に激しく共感しました。作者はあとがきで「他愛のない話」と述べていましたが、他愛のない話をこういう風に書けるのはすごいと思いました。
Posted by ブクログ
読み始めると、みずみずしさが身体を駆け巡っていく感覚があった。
あの恋愛の真っ只中にいた頃を、体中の細胞が思い出すからなのだろうか。
恋愛短編集だから、始まる恋や終わる恋、変わってゆく気持ちが様々に描かれているが、どの短編にも、幸せを願われているような優しさを感じる。
渦中の本人には切実な日々であっても、理性ではどうにもならない、心の声に突き動かされる時間というのはまた、人生にとって尊いものだなあ、ということにも思いを馳せた。
Posted by ブクログ
俵万智さんの本で紹介されていて、気になったので読んでみた。
18話の短編集で、一話あたり10頁程度なので、スラスラと読めてしまった。
そして、共感の嵐!!!
シチュエーションはピッタリ一致しなくても、
ああ、わかる…私も同じ感情になったわ…ばかり。
しかし、あとがきでは、著者から
「しゃんとせえよ」とのメッセージが。ドキリ
この本に書かれてる言葉たちに共感などせず、
幸せになってくれよと。笑
難しいけど、頑張ります。
Posted by ブクログ
男女の友情は二人で会うための特権、とは上手いこと言ったなあ、ということ
「そういう関係」と「そういうんじゃない」のどちらが尊いのかって話
好きな人に好きと言われて心が震えること
どれもよく考えてたくさんインしてたくさんアウトしている人にしか書けない言葉だらけだった。
Posted by ブクログ
話題の本。
ヒコロヒーってあの芸人の?
気怠さが妙にセクシーに見えるのは、テレビ越しに話している姿を観るだけで知性を感じるからなのかな。
芸人という明らかに男性社会の中で、あぁいう鋭い物言いが出来る人はどんな物語を書くのかな。と興味津々で読み始める。
恋愛にまつわる短編小説が全18編。
私は恋愛経験が人よりだいぶ乏しいのに、どうしてこの物語をこんなに身近に感じるのだろうか。
きっと登場人物の誰もが、ずるくて、どうしようもなくて、そんな自分に期待と失望を繰り返しているのが自分と重なるから。
間違っていることなんて分かっている、このままじゃ幸せになれないということも。
理屈を無視してただ本能のまま走っていく姿は、ある意味真っ直ぐで一生懸命なのだけど、第三者から見たらこんなに惨めなんだ。
どうして当事者になると歯止めが効かなくなるのか。
たとえ"自分"を失っても、この人と一緒にいたい!という純粋な気持ち。ドラマだったら絶対に結ばれる展開になるけど、現実にはそうはいかないことが大半。
数は少なくとも、私なりの大恋愛時代を思い出した。
結婚は恋愛の延長だと思っていたし、大好きな人が夫になったら、そんなに幸せなことはないと夢見ていた頃。
運良く、正解だけを踏み続ける人もゼロじゃないかもしれないけど、恋愛で傷ついたり傷つけたりした経験が人を強く、しなやかにすると信じたいし、安心、安全、幸せだけの恋愛をした人には出ない、独特のコクみたいなものをこれからも私は面白がっていきたい。
《印象に残ったところ・表現》
・「ばかだねえ」
-『私は今日もまた、米印みたいだなあと思う。CDに付いていた歌詞カードのサビの部分は上に米印が小さく打たれていて、後半になると「米印、繰り返し」と略されている。』
-『〜いつもその言葉を初めて発するみたいな姿勢で何かを言うけど、その大半はただの米印で、あの時やあの時と同じことを言うだけの米印部分を、懇切丁寧になぞって言ってくることさえもやっぱり、いつものことだった。』
歌詞カードの米印!!
いきなり秀逸な比喩にひれ伏す。
以下省略。エンドレスリピート。の言い換えで、無機質で機械的な様子が伝わってきた。
何度同じ嘘をつかれても許してしまう、会話の途中で「あ、これ前にも聞いたセリフ」と気づきながらもまた同じことを答える自分。その情景ごと全て繰り返す。
その曲に新鮮さを失ったなら、別の曲を聴くしかないんですよ。
・「ごめん、疲れた」
-『贅肉、それは醜くて汚らわしい。
己の意志の弱さを可視化するように怠惰の象徴として身体に纏わり付き、女性としての価値を無残にも奪い取っていく。〜こと贅肉においては意志の元に管理されているはずだ。』
-『軽はずみに足を踏み入れたこの世界では、美貌そのものが猛威をふるい、それらを中心にしてあらゆるものはくるくると回っていくのだ』
うう、耳が痛い。
生まれつきの容姿に恵まれ、女優という仕事を選んだ女性は、日々こんなことを思いながら生きているのだろうか。
この章では、恋人を自分の思い通りにさせることに優越感を感じていた女性が、いつの間にか、彼女が自分より劣っていると感じた若い女性に恋人を奪われる様子が描かれている。
自分の美貌にあぐらをかいて、"自分は常に与えてもらう側だ"ということだけで悦に浸っていた女性。
女優ほどの美貌があればそうなることも避けられないとも言えるが、一般人でも"若さ"において同じことが言えると思った。(勿論人による)
私はそういう時あったなあ。お恥ずかしい。
それなりの年齢を重ねた今、若さを失った今、あの頃から人間力を磨いてこなかった自分の愚かさにやっと気付きはじめている。
20代後半からの女性特有の焦燥感ってきっとこういう気持ちから来るんだろうな。
でも大恋愛の渦中にいる10代〜20代前半の女性はきっとこんなことに気付かない(はず)。
過去は変えられないので、この事実に気付いた今からでも、自分の理想に少しでも近づくためコツコツ努力していきたいところです。(贅肉を落とします)
・「黒じゃなくて青なんだね」
-『「黒じゃなくて青なんだね。」』
こういう自分にしか刺さらないようなフレーズや感性で恋に落ちる瞬間を見るのが大好き。
感性を好きになってしまったら、もうその人からは離れられない。
という言葉をどこかで聞いたことがある。本当にその通り。
ちなみに私は、今の夫の「うさぎが前のパターンも見てみたい」という言葉で恋に落ちた。
きっと説明しても誰にも伝わらないし、興味もないと思うので割愛。懐かしくて書かずにいられなかった。
-『私は遥希が好きだったけれど、遥希が側に置いていた私という人間はいったい誰だったのだろうか。私が私の何かを遥希のために変えたり取り繕ったりしなくとも、という思いが、後から後からこぼれてくる。』
-『でも私というものと引き換えに遥希のそばにいることを選んできたのもまた、私でしかなかった。』
おう…これぞ恋愛、という感じ。
好きな人の好みの女性になろうと必死になるあまり、本来の自分を失ってしまう。
それほどの恋愛ができたのなら、それはもうそれでとてもいい経験だ。
でも自分を犠牲にする恋愛って本当に体力が要る。
その気持ちに応えてもらえないことが続くといつかバーンアウトしてしまうし、一度そうなると何でそこまで頑張っていたのだろう、と過去の自分まで否定してしまう。
この章を読んで、ありのままの自分を好きになってもらうって、奇跡に近いことなのだと、実感する。
投げたティッシュがゴミ箱に入らなくてもそのままにしておく私や、痩せたいと言いながら一緒にパフェを食べに行く計画をする私のことを受け入れてくれる夫に感謝の気持ち。
私は、消耗する恋愛と心が落ち着く恋愛、どちらも経験できてよかったなと思う。数として全然経験していないのにこんなふうに語るのがマジで恥ずかしいのでこのへんで。
《メモ》
致死量のクズ男に翻弄される女性たち。
幸せになれないのは分かっているけど、この一言が言えない、決めきれない、離れられない。
煮え切らない態度にモヤモヤするというより、「分かる分かる、でも頑張ってよ…幸せになってよ…」と応援したくなる気持ちで読み進めていた。みんな人間くさくて愛らしいんだよね。
恋愛は、正論で太刀打ちできる相手じゃないのだと思う。それでももし友達が泥舟に乗りかかっている時、私は友達の気持ちに共感するべきなのか、本当のことを言うべきなのか、これにはまだ答えが出せない。
幸せの定義って人によって違う。きっと恋愛もそうだからね。
あとがきも読んでいてすごく心地よかった。ヒコロヒーさんの文章、好き。次は恋愛ものじゃないものを出してほしい。ぜひ読みたいです。
Posted by ブクログ
ピン芸人ヒコロヒーさんによる、恋愛短編集。俵万智さんがご著書で勧められていたので。
こんなことがあったわけじゃないのに、この気持ちは知っている、、というような話が18。描写はもう少しスッキリしている方が、私は好みかな。
そもそも短編があまり得意ではない。人物のイメージが湧く前に、感情移入する間もなく、次の話になってしまう。
Posted by ブクログ
芸人のヒコロヒーさんの小説。
よく考えてみれば、ヒコロヒーさんのネタとかあんまり見たこと無いな。
と思いつつ、バラエティとかで喋っているのは割と好きなので読んでみた。
芸人さんの小説はほぼ読んでいる気がする。
今回のヒコロヒーさんの著書は、ほぼ恋愛の話かな。
結構、あぁ分かるなみたいなこととか、そんな考えしてることもあるんだと思うことなどがちらほら。
これは、共感する人が多いんですかね。
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そう。私たち女性はこうやって生きてる。
主人公たちに痛いほど共感できる物語がたくさん詰まっている。夢中で読んだ。
そしてこの物語に出てくる男たちもずるい奴ばっか。
私たちが言いたいことが言えなかったり、言えたり、、伝えてしまったが最後、、
でもこれでいいんだ。そうして私たちはまた一つ成長して生きて行くんだと思う。
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短編集で読みやすかったです。最後まで集中力が持ちませんでしたが、とりあえず楽しめました。13話目「紙ストローって誰のために存在してんの」が個人的に心にグサグサ刺さりました。
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しゃんとせえよ、っていうタイトルにしようと思ってたというあとがきをみて納得。
もっとちゃんとしないと、というような恋愛話、バッドエンドばかり。
だけど、どこか女子会トークを聞いているようで、リアルで、読みやすかった。
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恋愛小説の短編集。
いけない恋愛をしていたり、ダメな男に溺れてしまったり、だけど我に返ってダメ男と縁を切ったり、色々な人の恋愛のお話。
20代前半の、恋愛で失敗したり失恋してる時とかに読んでいたら、もっと影響を受けたかも。
恋愛小説をこんなにも色々書けるなんてすごいなぁと思っていたら、あとがきで、ヒコロヒーさん、恋愛経験ほとんどないと書いていてびっくりでした。なぜ恋愛経験がほとんどなくて、こんなに色々な恋愛小説を書けるの!?すごすぎる。
かなり短いお話もあるのに、全部引き込まれて、もっと読んでいたいお話が多かった。長編も読みたい。
Posted by ブクログ
恋愛経験が少なくても豊富でも、誰もが共感できるストーリーがてんこ盛り。私も「あーーあった、あった」「そうそうわかるー」なんていかにも自分が経験したかのように読んでいたが、「え、そんな経験あったっけ」「恋愛そんなにしてないよね?」と後から自分でツッコミを入れたりしてね。
私はもう恋愛で悩む年齢ではなくなったけど、今まさにトンネルの中です、身動きとれません、と言う人はぜひ読んで欲しい作品。一歩踏み出すか現状維持かどちらを選んでも、どちらも間違いではないとヒコロヒーは言っている。
Posted by ブクログ
世の中のさまざな恋路を切り取って覗くような感じの短編集。情景がリアルに想像できて、小説というより、他人のゴシップというか、現在進行形の投稿を興味本位で読む感覚で早々と読み終えました。
『しゃんとせいよ』(著者の提案タイトル)にはものすごく共感するのですが、『黙って喋って』には含みや余韻が感じられて、素敵なタイトルに落ち着いてよかったと思いました。
Posted by ブクログ
2026年のはじめ、新聞に掲載されていた「新年を迎えて」のヒコロヒーさんが書いたエッセイにとても心動かされ、この小説を読んでみた。(このエッセイは切り抜いて保存版にしている)
ヒコロヒーさんが文章を書いていることも知らず、なんの前情報ももっていなかったので、恋愛小説であることにまず驚いた。そして登場人物が方言を使っていないことにも驚いた。
自分の経験と重なり、なんだか苦しい恋愛話にぐっとくる。こういう女子っているのよなーと深くうなづく場面も多かった。すごく面白い。
私がイメージするヒコロヒーさんとのギャップがあって面白いと感じたことを差し引いても、面白いと思う。(伝わる?)「黙って喋って」タイトルもオシャレ。あとがきではしっかり方言が使われていて、読んでいるとヒコロヒーさんの声が聞こえてくるようだ。あとがきまでしっかり読んでほしい。文庫化されたらまた読んでみたい。
20260619
Posted by ブクログ
何かの番組でヒコロヒーさんのキレのよさに感動して手に取った本。
文才にやはり驚かされるものの、小説に出てくる登場人物たちに対しては、後書きで書いてヒコロヒーさん自身で書かれていた、しゃんとせえよという気持ちになった。わたしも大人になったな。
Posted by ブクログ
事実は小説より奇なり、ではあると思うのですが、小説に王道の結末を持ち込まれると、どこかで信用し切れないというか、心を動かされにくいと感じました。
表に顔を出している作者が書く小説は、読み進めている最中にも、やはりその当人の顔が脳裏にチラつくのだと改めて感じました。作者と登場人物たちの素性が乖離していればそこを迂回する事もできるのかも知れませんが。やはり、余分に越えなければならないハードルがあるのだな、と感じました。
部分的には他の小説でも垣間見た事がないような、感覚の言語化や、個人の気持ちの機微のようなものが描かれていて、真実味を感じる強い文章も確かにありました。