あらすじ
「国民的地元のツレ」、ヒコロヒー初の小説! 平気をよそおって言えなかった言葉、感情がほとばしって言い過ぎた言葉。ときに傷つきながらも自分の気持ちに正直に生きる人たちを、あたたかな視線で切り出した共感必至の掌編18編を収録。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ヒコロヒー好きです。
ってな事で、ヒコロヒーの『黙って喋って』
ばかだねえ
あと十分だけ
覚えてないならいいんだよ
しらん
俺が福岡行って、せいせいした?
ねえ由梨ちゃん
翠さんの靴、それ汚れすぎるやろ
かわいいなあ、女の子って感じ
好きな人できた、ごめん
普通に生きてきて優と出会ったんだもん
克則さんって昔からそうなの
ごめん、疲れた
紙ストローって誰のために存在してんの
大野
朝美ちゃん、ハワイ、行こうか
春香、それで良いのね
問題なかったように思いますと
黒じゃなくて青なんだね
あとがき
の大人の短編恋愛小説。
しかし、思ってたのと全然違うヒコロヒーの文才に驚き
滅茶苦茶短い小説なのに絵が見えてくると言うのか、引き込まれると言うのか、ヒコロヒーって恋愛マスターなんっ⁉️って思わせる大人でビターな内容が多かったかな。
それぞれの短編の〆がナイスと言うのか、ヒコロヒーの吐き吹いたタバコの煙の様に揺蕩う感じがする。
あとがきも素晴らしく、これがわしが思ってるヒコロヒーじゃんって感じで、初めの本のタイトルがヒコロヒーらしくて笑けるけど、そのタイトルじゃと売れんじゃろうなって感じで(編集者の二人に華麗に阻止されたみたいw)、2番目に考えたタイトルもヒコロヒーらしくて良かったけど、それも担当者二人に華麗に阻止され、そのタイトルをまろやかにしたのが本作のタイトルになってて、ばっちりハマってたなって良かった
独特の表現、文体、読みやすくて凄く良かったんで、次の本が出たら絶対読みたいな(長編書いて欲しいな)
2026年25冊目
Posted by ブクログ
彼氏と別れたときに友達に勧められた。
いろんな恋愛の形がある。自分と全く同じエピソードはないのだけど、各エピソードに共感するセリフ・描写が散りばめられていて、不思議な感覚だった。
言葉の使い方がすごく好き。
長さもちょうどよくて読みやすい。
改めて、結婚がゴールじゃないと思った。
あとがきに恋愛経験は豊富でないと書かれていて、なのにこんなにいろんな恋愛模様を描けるのは芸人さんならではの観察眼なのかなと思った。
Posted by ブクログ
面白いけど、これは恋愛小説なのかな…と疑問を感じながら読み進めたのち、あとがきに書かれていた「愚鈍な人々による愚鈍な言動を繰り返す愚鈍物語」に納得。
自分の心が元気がなくて、周りの人がみんな幸せそうに見える時に読むといい。
Posted by ブクログ
私が知らない境地の心情もあれば
女心が詰め込まれていて共感の嵐のものもあった
特に紙ストローの話は紙ストローの違和感を
こう繋げるのかと感心したと共に今の自分に
共鳴する話しで胸が締めつけられた
もっといろんな経験をしてまた読み返したときに
きっと初見とは違う感覚になるんだろうなと
読み返すのが楽しみになった
Posted by ブクログ
それぞれが短編で完結するため、活字ビギナーさんや久々に何か読みたいと思う人にぴったりな小説だと思う。
言葉の使い方も色があり、脳内アニメーションを掻き立てる描写のつくりだった。
普段、文学小説を読んだ時の熟語から想像する感じではなく、アニメの画が想像されたのがとても楽しかった。
私的にはヒコロヒーさんの句読点"、"の使い方がとても好きです。
思考を言葉にする時の間が、その場をよりリアルに紡ぎ情景かさせてくれて面白かった。
私のおすすめは、"あと十分だけ" "大野" "春香、それで良いのね"の3本です◡̈
Posted by ブクログ
ヒコロヒーさんが描く女性の恋愛、共感できないことがいいことなんだとあとがきを読んで思いました。
私はこんな風にはなりたくないなとか何でこういう風になってしまうのだろう?と思っていましたが、ここに共感をしてしまうとしゃんとせい!となりますね。
とても読みやすかったです。
Posted by ブクログ
正直なめてました。
俵万智さんの生きる言葉から派生して読んだのですが、ヒコロヒーさんのテレビのイメージから小説書くなんて想像もしてなかったので、侮っておりました。
文書が繊細とかいうわけではないですが、
なんかめちゃくちゃ登場人物の脆さ、弱さ、人間くささが伝わってきます。読点多めの言い回しも段々クセになる。
全て主人公は女性ですが、勝手に共感して祭しておりました笑
好きな人ができた、ごめん
ねえ由莉ちゃん
が個人的ベスト2です
Posted by ブクログ
書店でも、いわゆる「タレント本」に分類された棚に並んでいたもので、タレントのヒコロヒーが初めて書いたという小説です。
川端康成の作品で、「掌(てのひら)の小説」という掌編小説を集めた作品がありますが、掌編小説というのは、いわゆるショートショートとも呼ばれている、短編小説よりもさらに短い小説のことだそうで、本書は、せいぜい10ページ程度のそんな掌編小説が18作品収録されています。
内容は恋愛小説集です。
帯には、『感情がほとばしって言い過ぎた言葉、平気を装って言えなかった言葉、「もう黙って」「もっと喋って」と思わずにはいられない、もどかしくて愛おしい掌編18本。』とあります。
私のような年齢の者でも、いや長く生きてきた者だからこそかもしれませんが、微妙な男女の関係とか、繊細でやるせない想いとか、頭の中ではなく胸の奥の方で共感できる、正直で素直な恋愛感情をドンピシャの言葉で描いた作品でした。
おそらく18編の掌編小説のどこかに、自分が経験したこと、あるいはほろ苦い思い出、それらと似たような場面がきっと出てくると思います。
先ほども言った通り、ひとつひとつの作品が、せいぜい10ページ程度と短いので、サクッと読める1冊でした。
ちなみに、2024年度の「島清恋愛文学賞」を受賞したそうです。ヒコロヒー凄い!
Posted by ブクログ
ヒコロヒーさんの『黙って、喋って』を読んだ。
この本を読んで一番強く心に残ったのは、心地よい「もどかしさ」だ。
たとえば、『覚えてないならいいんだよ』というエピソード。言葉の裏側には「私を奪い取ってほしい」という泥臭い本音が隠されていて、素直になれない不器用さに、読んでいるこちらまで胸がヒリヒリするようなもどかしい気持ちになった。
また、『大野』のエピソードでは、大人の男女の絶妙な牽制合いに「口説けや!この男!(笑)」とついツッコミを入れたくなってしまった。こうしたジリジリとした会話の積み重ねがもどかしくも、とてもおもしろい。
そして、この強烈な「もどかしさ」を生み出している正体は、彼女の文章の描き分けにあるのだと気づいた。
表に出る会話の積み重ねは、他愛もないけれどテンポが良く、とてもあっさりしている。情景がパッと頭に浮かびやすく、スラスラと読み進められる軽快さがある。
しかし一方で、心の中の動きになると、途端に息継ぎの少ない長文で描かれるのだ。この長文が、複雑に揺れ動く心の機微を見事に表現している。
あっさりとしたテンポの良い「会話」と、内に秘めた感情が溢れ出す長文の「心理描写」。この2つのギャップがあるからこそ、表面上のやり取りの裏にある「本当はこう思っているのに」という本音がより一層際立って感じられる。
芸人としての顔とはまた違う、不器用で人間味あふれる魅力と、見事な文章表現を味わえる一冊だった。
匿名
大人の恋愛の酸いだけ(途中口直し程度に甘いもあったけど)を全部集めたんじゃないかと思うくらい濃厚で面白かった。
ヒコロヒーが書いたってのは驚いたけど、また是非書いてほしい。
Posted by ブクログ
短編でどれも読みやすかったです。女性の心の機微の描き方が個人的に好みでした。あ〜これわかる…的な感じです。特に、ダメだとわかっているのにやってしまう…みたいな心理描写に激しく共感しました。作者はあとがきで「他愛のない話」と述べていましたが、他愛のない話をこういう風に書けるのはすごいと思いました。
Posted by ブクログ
読み始めると、みずみずしさが身体を駆け巡っていく感覚があった。
あの恋愛の真っ只中にいた頃を、体中の細胞が思い出すからなのだろうか。
恋愛短編集だから、始まる恋や終わる恋、変わってゆく気持ちが様々に描かれているが、どの短編にも、幸せを願われているような優しさを感じる。
渦中の本人には切実な日々であっても、理性ではどうにもならない、心の声に突き動かされる時間というのはまた、人生にとって尊いものだなあ、ということにも思いを馳せた。
Posted by ブクログ
俵万智さんの本で紹介されていて、気になったので読んでみた。
18話の短編集で、一話あたり10頁程度なので、スラスラと読めてしまった。
そして、共感の嵐!!!
シチュエーションはピッタリ一致しなくても、
ああ、わかる…私も同じ感情になったわ…ばかり。
しかし、あとがきでは、著者から
「しゃんとせえよ」とのメッセージが。ドキリ
この本に書かれてる言葉たちに共感などせず、
幸せになってくれよと。笑
難しいけど、頑張ります。
Posted by ブクログ
男女の友情は二人で会うための特権、とは上手いこと言ったなあ、ということ
「そういう関係」と「そういうんじゃない」のどちらが尊いのかって話
好きな人に好きと言われて心が震えること
どれもよく考えてたくさんインしてたくさんアウトしている人にしか書けない言葉だらけだった。
Posted by ブクログ
男女の恋愛が一編一編ごとにいろんな角度や関係性から語られて、スッと読むことができ、面白かったです。良くも悪くも人の生々しさが垣間見れたり、不条理な思いや居た堪れないと思いながら自分にも置き換えてみたりして、苦笑いを浮かべながら楽しむことができました。
最後のあとがきはやはり面白く、さすがと思いました。
Posted by ブクログ
恋愛小説の短編集。
いけない恋愛をしていたり、ダメな男に溺れてしまったり、だけど我に返ってダメ男と縁を切ったり、色々な人の恋愛のお話。
20代前半の、恋愛で失敗したり失恋してる時とかに読んでいたら、もっと影響を受けたかも。
恋愛小説をこんなにも色々書けるなんてすごいなぁと思っていたら、あとがきで、ヒコロヒーさん、恋愛経験ほとんどないと書いていてびっくりでした。なぜ恋愛経験がほとんどなくて、こんなに色々な恋愛小説を書けるの!?すごすぎる。
かなり短いお話もあるのに、全部引き込まれて、もっと読んでいたいお話が多かった。長編も読みたい。
Posted by ブクログ
恋愛経験が少なくても豊富でも、誰もが共感できるストーリーがてんこ盛り。私も「あーーあった、あった」「そうそうわかるー」なんていかにも自分が経験したかのように読んでいたが、「え、そんな経験あったっけ」「恋愛そんなにしてないよね?」と後から自分でツッコミを入れたりしてね。
私はもう恋愛で悩む年齢ではなくなったけど、今まさにトンネルの中です、身動きとれません、と言う人はぜひ読んで欲しい作品。一歩踏み出すか現状維持かどちらを選んでも、どちらも間違いではないとヒコロヒーは言っている。
Posted by ブクログ
世の中のさまざな恋路を切り取って覗くような感じの短編集。情景がリアルに想像できて、小説というより、他人のゴシップというか、現在進行形の投稿を興味本位で読む感覚で早々と読み終えました。
『しゃんとせいよ』(著者の提案タイトル)にはものすごく共感するのですが、『黙って喋って』には含みや余韻が感じられて、素敵なタイトルに落ち着いてよかったと思いました。
Posted by ブクログ
2026年のはじめ、新聞に掲載されていた「新年を迎えて」のヒコロヒーさんが書いたエッセイにとても心動かされ、この小説を読んでみた。(このエッセイは切り抜いて保存版にしている)
ヒコロヒーさんが文章を書いていることも知らず、なんの前情報ももっていなかったので、恋愛小説であることにまず驚いた。そして登場人物が方言を使っていないことにも驚いた。
自分の経験と重なり、なんだか苦しい恋愛話にぐっとくる。こういう女子っているのよなーと深くうなづく場面も多かった。すごく面白い。
私がイメージするヒコロヒーさんとのギャップがあって面白いと感じたことを差し引いても、面白いと思う。(伝わる?)「黙って喋って」タイトルもオシャレ。あとがきではしっかり方言が使われていて、読んでいるとヒコロヒーさんの声が聞こえてくるようだ。あとがきまでしっかり読んでほしい。文庫化されたらまた読んでみたい。
20260619
Posted by ブクログ
何かの番組でヒコロヒーさんのキレのよさに感動して手に取った本。
文才にやはり驚かされるものの、小説に出てくる登場人物たちに対しては、後書きで書いてヒコロヒーさん自身で書かれていた、しゃんとせえよという気持ちになった。わたしも大人になったな。
Posted by ブクログ
事実は小説より奇なり、ではあると思うのですが、小説に王道の結末を持ち込まれると、どこかで信用し切れないというか、心を動かされにくいと感じました。
表に顔を出している作者が書く小説は、読み進めている最中にも、やはりその当人の顔が脳裏にチラつくのだと改めて感じました。作者と登場人物たちの素性が乖離していればそこを迂回する事もできるのかも知れませんが。やはり、余分に越えなければならないハードルがあるのだな、と感じました。
部分的には他の小説でも垣間見た事がないような、感覚の言語化や、個人の気持ちの機微のようなものが描かれていて、真実味を感じる強い文章も確かにありました。
Posted by ブクログ
大好きなヒコロヒーさんの初の小説です。
畳み掛けるような比喩表現の連続で、現場のシーンがリアルに感じられる一方で、短編小説でありながらとても疲れてしまいました。男女関係の機微を描いたストーリーは素晴らしいです。
Posted by ブクログ
毎晩寝る前に1話ずつ大切に読みました。1話が短いのでサクッと読みやすい。あ〜〜本当に男って…!とか、あ〜〜分かる分かる…とか、おいおいやめとけって〜!!とか、共感したり懐かしい気持ちになったり。とてもいい時間でした。