あらすじ
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可憐な少女の日常の風景を綴った5コマ漫画。いたいけな少女の無邪気でイノセントな行動…ところがそれが、思いも寄らない、まさに想定外の悲劇を招いてしまう! 日常のそこかしこに潜む、ちょっとした油断が無垢な少女の命を奪ってしまう! その悲劇の原因はいったい何だったのか!? ページをめくった5コマ目でその原因が解明される!
何の疑いもなく安全と利便を享受している、現代日本の意外な陥し穴を、4コマ漫画の名手・湖西 晶が鋭く洞察し作劇化した、新感覚日常ホラー5コマ連作集! 危機管理のためにも、子供も大人も読んでおいて欲しい1冊! 同一キャラクターの主人公が、生まれてから15歳まで「60回の死」を乗り越えた物語として読むとまた味わい深い読後感がある! 描き下ろし作品も収録し、充実の著者最新作!!
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Posted by ブクログ
これは面白い。
あ、いや、言い方が悪いな。面白いってのは、インパクトが強いって意味合いで用いている。
いくら、自他ともに認める外道な私でも、この作品を読んで、腹が捩れるほど笑い転げるような事はしない。
今や、湖西先生の代表作と言っても差し支えないほど、めっちゃヒットしている『意味がわかると怖い4コマ』も強烈ではあるが、この作品は突き抜け方が凄い。
身近な死因が羅列されている事もあって、リアリティのある怖さに満ちている。
血や痛みに弱い人は、まず卒倒しかねないほどだが、私個人としては読んで良かった、と思えた。
子供を愛しているお父さん、お母さんに読んで欲しい一冊である。
何も知らなかったら回避が難しいけど、この作品でそれを知っておけば、万が一の時に備えられ、子供の命をしっかりと守れる。
また、この死に方は大人にも当てはめられるので、注意する事も可能だ。
人間、いつかは死んでしまうからこそ、出来るだけ、死ぬ確率を努力する事で下げておきたいものである。
この台詞を引用に選んだのは、生きるってのは素晴らしい事だな、と感じられるものなので。
死はどうしたって、いつか、訪れる。
むしろ、死が身近にある存在だからこそ、人は必死に全力で生きられる。
命の大切さに気付けるのは、死と直面した時ではあるが、出来る事なら、早すぎるタイミングでの対峙は避けたい。
これは、誰だって同じだろう。
幸せ、もしくは、満足できる死に方は、これまた、人それぞれではあるが、老衰で寿命を迎え、大往生ってのは理想的だ。
いつか死んでしまうならば、その時が来るまで、可能な限り、死を回避しつづけたい。
まぁ、私の場合、畳の上で、家族に見守られ、笑って逝くのは相当に難しい気もするが。
(天国や地獄が、もし、あるのなら、天国に行けるように。生まれ変わりが、もし、あるのなら、希望の生き物に転生できるように・・・ただ消えて無くなるのが死なら、たった一回の命をせいいっぱい)
「また生きたい!」
(・・・たくさんの人間が守り育ててきたキミの命だ。せいぜい、気をつけて大事にしなよ・・・めざせ、老衰?)(byしニャがみ、人間の少女)