【感想・ネタバレ】食う寝る坐る 永平寺修行記(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

その日、僕は出家した、彼女と社会を捨てて――。道元が開いた曹洞宗の本山・永平寺。ひとたび山門を潜れば、そこは娑婆とは別世界。東司(トイレ)にも行鉢(食事)にも厳格な作法がある。新入りは、古参僧侶に罵倒され、規矩を徹底的に叩き込まれる。さらに坐禅に日々打ち込んだ末、30歳の著者が会得したものはなにか? 雲水として修行した一年を描いた体験的ノンフィクション。(解説・柳澤桂子)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一万円選書(2回目)①。「修行=厳しい」というイメージはあったものの、どちらかというとひたすら座禅をする“静”なイメージだっただけに、かなり予想を超えていました。雲水初期の手荒な指導は、読んでいるだけでも緊迫感ありましたが、指導側も隙を見せられない、厳しさを貫かないといけないという別の重圧の中で過ごさないといけなかったんだなぁと、魯山さんの視点を通じて気付かされました。立場が変われば見え方も変わる。ネットで近年の著者の記述を読んで、厳しさとは何か、と言うことも考えさせられました。(体罰肯定とかではなく)

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2021年08月14日

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