【感想・ネタバレ】シンパシー ―失われたささやき―のレビュー

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Posted by ブクログ

槙村さとる
2編からなるサスペンスラブ。

‐シンパシー‐
桃子は田舎から出てきてメイクアップアーティストの見習いをしている明るい女の子。
モデルのケンと出逢ったことで封印されていた能力(人の心が読めてしまう)が戻ってしまって…。

‐お荷物小荷物‐
ある夜動物病院にケガをした男が現れ治療しろと脅してきた。
そのケガは銃に因るもので、彼も持っていたが目覚めた時は記憶を失っていて…。


1991年の出版らしい。
槙村先生懐かしい。綺麗で読みやすい絵が好きだった。

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2012年04月03日

Posted by ブクログ

少女マンガには、よく芸能界をモチーフにした漫画がある。
槇村さとるもよくそのシチュエーションを使う。
しかしながら槇村さとるのソレは、決して華やかではなく、寧ろ「人間の陰を描くため」のツールでしかない。

彼女の作品はいつもしなやかである。
恐怖や不思議を操りながら、澱んだ暗部を切り取りながら、そのどれもを抽出するがごとくシンプルに紡ぎあげて、やわらかく読者に投げかける。

同時収録の「ダブルヴィジョン」も含め、甘ったるくも重くもなく、ストレートな愛が伝わる作品。

ただ素直に生きることは、難しいことだけれど、大事なことなのだ。

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2009年10月04日

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