【感想・ネタバレ】身代わりの花嫁はヤンデレ領主に囚われる 分冊版（３）のレビュー

マチバリ / 千秋らく

姉の代わりに嫁いだ家の領主・ワルターと一夜を過ごし、快楽を知ってしまったララ。昨晩のことを思い出し、彼のことが気になって仕方がなくなる。昼間に会うワルターはベッドでの激しい彼とは違い、ララを褒めて愛おしそうに見つめ、ララには新しい気持ちが芽生え始めるのだが…。【第3話「姉と比べられた日々」収録】

[匿名 · ★★★☆☆]

3

主人公のララ・クロージックは貴族の令嬢であるが家の歴史が浅く名ばかり貴族と呼ばれる家の出身である。
容姿が平凡なララにはテレザという容姿端麗な姉がいるのだが結婚間近で庭師とともに駆け落ちしてしまう。
結婚相手が名門ツェアフェルト家の領主ワルターでこの婚姻により家の格が上がると思っている父により姉の身代わりとして嫁ぐことになってしまったララ。
姉が見つかるまでの代理とはいえ丁重にもてなされるが領主ワルターによりむりやり初夜を迎えてしまう。
翌朝目覚めたララはメイドのアリアにより運ばれた朝食を口にすることで少し頭が回るようになるがそれでも依然軟禁生活には変わりがなく外に出ることはできない。
しかしクローゼットに用意されたドレスは昨夜着ていた姉のドレスと違いララのためにあつらえたかのようにぴったりで…。