【感想・ネタバレ】M-1はじめました。のレビュー

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Posted by ブクログ

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非常に面白かった。1980年代前半に起こった漫才ブーム。その後は、終わった古いものだと認識されていた。漫才復興のために、ガチンコの漫才コンテストM‐1を仕掛ける。

現在では、年末の風物詩となり、ある意味で文化とまでなっているM-1の裏側がよくわかった。1つの文化を根づかせる大変さと、著者の熱意がとても伝わった。

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

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 12月半ばの日経新聞書評で取り上げられていた。
 面白そうと(そもそも、お笑いは大好きだ)、書店で求めた。さて、エッセイ? タレント本?どのコーナーにあるのか? 店員さんに尋ね、連れていかれたのはビジネス書の棚だった。
 なるほど。帯にも、こうあった。

「崖っぷちから始まった起死回生の漫才復興プロジェクト」

 吉本興業のいち社員が、ひとつのプロジェクトを成功させるまでの泥臭いサクセスストーリーだ。

 1980年代の漫才ブームから、かれこれ30年。確かに、漫才は低迷していただろう。世紀も改まり、社命によりその復興を担うわけだが、現状把握から始まり、分析を行い、社内外の賛同者を募り、紆余曲折、停滞期を経て、ブレイクスルーが生じ・・・ と、ビジネス的に見ても、その経緯は面白い。一種、プロジェクトXを見ているようだ。

 話は、第1回の成功までが描かれるが、その後、今に至るまでの流れ、継続させることの難しさや、そこでの創意工夫、そして見切りのつけ方なども、少し語ってくれても良かったかなと思うところ。
 まぁ、そのあたりは、一視聴者としても傍目ではあるが見て知っている部分もあるか。

 帯の言葉を寄せた島田紳助。
 巻末にも紳助と著者で交わされるやりとりが掲載されているが、ムネアツでいい。清々しい気持ちになる。

 やはり、笑いは、いい!

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2023年12月18日

Posted by ブクログ

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今でこそ当たり前のように漫才ブーム、漫才師の活躍もあり年末の恒例行事になっているm1だったり、
でも初開催までは、漫才がテレビで目立つこともなく、漫才をやりたい人はいても、見られる場はなく、逆に技術より見栄えが取られる現実があった。
テレビ局やスポンサー探しも反対する人が多い中で、島田紳助とかたくさんの味方や責任を引き受けてこの大会を実現できたのはすごいことだ。

勝者と敗者をきっちり区別すること、優勝だけでなく敗者復活者と決勝進出者の漫才の環境をわけたことも印象に残った。

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2024年01月28日

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