【感想・ネタバレ】なれのはてのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み応えがありました。普段アイドル活動をしているのは存じているので、同時にこれだけの内容を取材して考えてまとめ上げたのはすごいの一言です。おもしろい内容でした。オルタネートも面白かったので期待してよかったです。

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

発売前から話題になっていて気になったので読みました。加藤シゲアキ先生の著書は初めて読んだのですが、めちゃくちゃおもしろかったです…!社会派ミステリーということで、謎が謎を呼び続きが気になってグイグイ読み進めてしまいました。
ミステリとしての部分はもちろんおもしろく、戦後の地方の嫌な空気もちゃんと伝わってきて、最後のシーンでは思わず涙が出ました。長い時間をかけたからこそ生まれた感動だなあと…つらいシーンも悔しいシーンもたくさんありますが、未来への希望や大切な人にしあわせに生きていてほしいというような祈りがたくさん込められていて、読んだこちらもしあわせな気持ちになりました。ミチオに対する出会った人たちのやさしい祈りが愛おしくてすてきでした。
読み終わってから表紙を見るとちゃんと意味があって感嘆。レインボー箔がピッタリ、というか絶対この本にレインボー箔押ししたいですよね。原油の黒、その上からアクリル絵の具の白。すごくいい表紙です。
あと、本編には直接関係ないのですが、鉱石や動物の骨などから絵の具を作ろうとしていることにはすぐ気づいてしまいましたね、本好きの下剋上を履修していたので…!

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2024年05月27日

ネタバレ 購入済み

スラスラ読めた

400ページ越えの本を読むのは初めてでした。
でも現代をベースに過去に遡っていく話で、祖母や曽祖母の時代の話なんだろうなぁ。
と想いを馳せながら読み進めるうちにさまざまな展開があってあっという間に読み終えてしまいました。

謎が謎を読む。
とはこういうことなのか。
と話の構造、踊って歌ってたNEWSの人が書いたのかぁ。。。
と色々思いながら楽しんで読めました。
他のも読んでみよう!
と思える作品でした。

#エモい #ドロドロ #アツい

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2023年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく壮大なストーリーだった。
これを書くために、どれだけ取材し資料を読み込んだのだろうと驚嘆する。
読み終わって表紙を見ると、この文字の書体や色、墨で描かれたようなデザインはこの世界観を表しているんだなと思った。

ある一枚の絵を展覧会に、という強い思いからどんどん話は広がっていく。
魅了される絵なのだろうがそうまでして?と思わなくはなかったけど、そこからは引き込まれた。
人の業を感じて胸が痛くなるところも多々あった中、輝と道生の関係がそういうところから離れた純度の高いものを感じていいなと思った。

コロナ禍まで引き込まなくてもと思うくらい、いろんなテーマ盛りだくさんだったかな。でも読みやすく、また加藤さんのこの物語への思いを強く感じた。

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2024年05月26日

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ネタバレ

素晴らしい。
犬神家の一族を彷彿とさせる複雑な人間関係、裕福な家の過去。
なれのはてが石油のことは。

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2024年05月26日

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ネタバレ

生きていた‼︎そして、生きるという事。

パブドメ。
秋田弁、秋田の油田、そして、土崎空襲。
クラフトジンとジュニパーベリー。

序盤は、文章の荒さに目がいきましたが。
後半からの、大河感というのか。
秋田の大正期からの時系列。スケール‼︎
出産、学生、仕事、猪俣家の人々と、道生。
東京のメディア組

画を探す、画家を探す⁉︎ミステリーと。
ラスト、すっきり感を味あえる、そして時に浸る。

〜画家と鑑賞者の言葉なき対話〜

正しさをふりかざさない。と、アタシも思い続け。
他者を守れるのだろうかと、自問し続ける。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
現代と戦時を行ったり来たりしながら物語が展開する。戦時などよく書かれていて、これまで読み物として軽かった印象が変わった。一方で話もどっしりしている分、サクサク読めるような作品ではない。

終盤に向かって、丁寧に伏線回収をしていき、現代に戻って最後まできっちりと読者が知りたいところまで書いてもらって、絶妙なところで終わった。こんなにスッキリする終わり方の本は久しぶり。

あらすじ
TV局の報道で働いていた守谷は問題を起こして、イベント事業部に異動する。そこでであった若手女子の吾妻は、祖母の遺品から見つけたイサム・イノマタという画家の絵に惚れ、イベントを打ちたいと考え、守谷に助けを求める。

権利関係のことを明らかにするため、画家のことを調べるうちに秋田で、猪俣傑という石油会社の社長が殺害され、その弟の猪俣勇が同時期に行方不明になっていることを知る。二人は勇の足跡を追うため秋田に行く。

猪俣家にまつわる歴史や謎を追い、守谷と吾妻は秋田と東京を往復する。やがて絵に関する謎についても明らかになっていく。それは石油がもたらした富と不幸に関する悲しい話だった。

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2024年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

加藤シゲアキ作品は短編も入れると3冊目。
第170回 直木賞候補作

テレビ局で報道にいた守谷は、ある事件を追いかけ 圧力にあい異動になる。
行った先はイベント事業部。
同じ事業部の吾妻が祖母から譲り受けた絵 
人を魅了するその1枚の絵で展覧会企画にしょうと動きだす。
作者も権利先もわからない、手がかりはサインの「イサム・イノマタ」のみ
謎の画家の正体追及は、隠したかった事件へとつながっていく。

うん NEWSの加藤君は 正真正銘の作家さんだね。
時代考証、それに合わせた事件、人々の暮らし
本当によく調べて 取材して 文脈に生かしていると思う。
文章もわかりやすくて 共感も得やすい人物背景を作っていて 
直木賞候補 2度目は納得
なのだけど・・・・

いかんせん
人物の登場が多い、そして 思い入れがあり過ぎるのか
各人物の人物背景や現状説明が多すぎて
主軸の話しが?????となってしまって、何度も前に戻ってしまった。
これは 読み手が迷子になりやすいかも

でも ミステリー苦手な私でも 面白く読めたのは
1945年8月15日土崎空襲
戦場の話し、石油の発展 様々に気になるコンテンツが織り込められていた

アイドル作家さん敬遠してる方
これはけっこう おすすめですよ。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半おもしろくて,直木賞惜しかったんじゃない?と思いながら読み進めたけど,最後まで読むと期待ほどじゃなくて,なるほど,と思った。面白くなくはなかったので,今後に期待。

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2024年05月01日

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