【感想・ネタバレ】葬式同窓会のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

高校生って、色々あるよなぁと
なんだか懐かしくなった

水野先生はホントに離婚が原因で
船守くんに、あんなことしたわけ?
そこ、すごいモヤモヤしたわ
いくらやつあたりしたかったとしても
普段そんなキャラじゃない人が
そこまで激変するかなぁ?

後悔されても、死なれても
そっから船守くんの人生が
変わっていったわけやん?
どうにも水野先生が私は許せんかったわ

華みたいな女子おるよなぁ
望月みたいな男子おるよなぁ
両方、私は好きになれんタイプやったなぁ
熱すぎて、逆に馬鹿にしてしまうかも…
自分大好き、自分が一番
自意識過剰な人たち、ヒクわぁ

ラストが良かった
逆光で見えないとこや
ピザの美味しいカフェとか
卒業式でてない共通点や
山歩き一緒に行くんやろなぁとか
なんだか良かった

「葬式」って言葉はちょっと違う気はしたけど…

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

船守よかったね!!!
一木、不器用だけどいいやつかよ!
思ちゃん、すごく賢いんだろうな。「大人ってなんですか?どういう振る舞いをするのが大人だと、先生は思いますか?」という言葉、刺さったよ。
華、高校生に見透かされてるよ。
優菜、言えてよかったね。

言語化するまでには至らない小ささかもしれない、でも確実にその人は傷ついている、そんな微妙な人の心情をリアルに描く・言語化するのがこの小説の面白くてすごいところ。
ただ、それだけじゃなくて、おおー。そこにそんな繋がりが!といったストーリーの面白さもあった。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

担任だった教師の葬儀。かつての教え子たちが集まり、当時のことを思い出す。なぜ、彼はあのとき切れたのか。
オリンピックで活躍し、戦争を終わらせることにも貢献したとヒーロー視されるペアの話が絡んでくる。
切れた先生は一人の人間に転落のきっかけを作った。一度してしまったことはいくら謝っても、後悔しても許されなかった。それはトゲが刺さったように痛み続けただろう。
そのエピソードを下敷きにした作品で小説家デビューを目論む女と注目されたい配信者。彼らは下衆な根性をさらけ出す。叩かれるまで何が悪いかわからないから炎上するわけだが、叩かれてもわかってないかも、あるいはわかりたくないだけか。

転落した彼は家族からも弾かれるが、それまで彼が強いられてきた努力は、今ならモンペによる教育虐待だな。

……となんだか暗いトーンだけど、イヤミスではない。
そうだね、頑張れ。とエールを送りたくなる終わり方だった。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

乾ルカさんは、思春期の子供たちの心理描写の描き方が本当に上手い。
読んでいると、“青春って素晴らしい!”と簡単には言えない、あの時代特有のドロドロとした世界に嫌でも引き摺り込まれてしまう。

特に北別府華のような、保身のために自分より下だと思う人間を瞬時に見極め孤立させていく…
いるよね、こういう女子!!
幸い、わたしの学校生活の中ではこういう女子はいなかったけれど、でも女子あるあるなんだよな、と。

『とっても仲良しの3年6組』
でも蓋を開けてみれば……

あの日の水野先生は本当にただのやつ当たりだったのか。
娘の前ではずっとこのクラスを褒めていたらしいが、きっと船守に対しての後ろめたさがあるから、必要以上に褒めていたんじゃないかと感じる。

最後、優菜は勇気を出せて良かった。
“人のことを悪く言ってはいけません”なんて言葉があるけれど、合わない人、嫌な人の事は嫌ってもいいと思う。
でも華みたいなのは論外。

一木と船守のやりとりもよかった。
この2人はきっとこれから友情を育むんだろうな。
でも、あの2回目の同窓会で集まったメンバーはきっともう二度と会う事はないだろうな。

学生時代って、なんでちょっとヒリヒリするんだろう。
楽しかったけど、戻りたくはないような、
みんなと仲良しだったけど、またあの中に放り込まれたら少し緊張するような、不思議な世界だった。

船守の気持ちの変化で締めくくられた内容が、冒頭と繋がっていたのには感動した。
そうか、勇気を出したんだね。
たしかに色んなことの“葬式”だったな。

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2024年01月19日

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