【感想・ネタバレ】ぎんなみ商店街の事件簿 ～Ｂｒｏｔｈｅｒ編～のレビュー

井上真偽

[ブクログ · ★★★★★]

けんごさんが紹介している小説。
四人兄弟からみた、街の事件の話。
sister編の交互によんでみたのでふが、楽しめました。
ガチ小説というより、漫画ご活字になった感じで、軽く楽しめて読めた。
中学生とか高校生とかで、あまり小説を読んだことがない人たちが、読書をする習慣を付けるのにオススメです。

[ブクログ · ★★★★★]

３つの事件が解決したが何か引っ掛かりがどの事件にもありシスター編が気になる。あとは母の言葉で世の中には良い人なんかいないという言葉が新鮮で心にグッときた

[ブクログ · ★★★★☆]

　二冊まとめて、もう少し入り組んだものかと思っていたが、それは心配しなくて良かった。
　それゆえ、両者が並走するスリルがあるような無いような。
　

[ブクログ · ★★★★☆]

一つの事象を異なる二つの視点から見るという、斬新な試み。人がバタバタ死んでいくものではなく、勘違いもありの、割と平和な探偵物語。
非常に読みやすい。何となく続編がありそう。作者は大変だと思うが。

[ブクログ · ★★★★☆]

2024.04.03
2冊併せて読むことをおすすめします。シスター変と。
同じ題材を扱ってもこういう視点があるんだと気づきがあり、それを退屈させずに読ませる筆者の力量にも感服しました。私はシスター編、ブラザー編の順に読みました。逆に読んだらどういう感想を抱いたのだろうかとも自問自答しました。
こうしたアプローチを商業ベースに乗せたこともすごいことだと思います。

[ブクログ · ★★★★☆]

ぜひSister編と交互に読んで欲しい！
1冊だけでも楽しめるけど、個人的にこの事件の裏でこんなことが！という1冊では追えない物語が追えるのが嬉しかった。
子どもたちの名前に意味を持たせて、メッセージをそれぞれに残してくれるお母さんの素晴らしさよ…
ぎんなみ商店街いいなー自分もそんな商店街に通ってみたかった

[ブクログ · ★★★★☆]

sister編よりは面白かったかな？という個人的な印象です。
4人兄弟の名前すら何番目が◯太だったか覚えられず反省。細切れで読むとこうなる（笑）
ただ、長男の元太は料理人だから家族にひとりいて欲しいなぁと覚えてたくらいで。
同じ商店街で起きた事件だけど、視点が変わると何通りでも物語が作れそうな面白さはあったかな…

[ブクログ · ★★★★☆]

ぎんなみ商店街でおきる３つの事件を木暮4兄弟が解き明かしてゆく。ほぼほぼ探偵役は３男の中学2年の学太、助手役は高校2年の福太。亡き母の面影から発展したような事件とその結末になんかもやっとした感情がぬぐえない。特に1章の結末、本当にこれでいいのと言う感じ。2章にしても犯人はわからずじまいだし。BROTHER編とSISTER編の２冊が存在していて両方読むと感じ方が違うのかもしれないので次はSISTER編を読んで見ようと思います。ちなみに「アリアドネの声」の作者だったというのを読み終わった後に認識しました。

[ブクログ · ★★★★☆]

初めて読む作者だったが、探偵が早すぎるのドラマが大好きで、その原作者と知り、読む前から期待感があった。
一つの事件に二つの結末ということで一話ずつBrother編とsister編と交互に読んだ。
Brother編は四兄弟が身近に起こる事件を解決していく。
イケメンの料理人の兄、頭脳明晰な中学生の弟、ヤンチャな小学生の弟を持つ、平凡だけれどどこか憎めない高校生が主役。
ミステリーにありがちな警察はほとんど出てこなくて、自分達だけで事件を解決していくのが面白いと思った。
四兄弟誰もが個性的で魅力があって、仲がいいところに好感が持てた。
続編に期待。

[ブクログ · ★★★★☆]

後になったが、続けて読んだこちらは木暮家。
母は亡くなっていて父は海外赴任中、こちらは長男・元太(24歳)次男・福太(高2)三男・学太(中2)四男・良太(小2)の四兄弟である。

亡き母が本好きだったのと長男・元太がプロの料理人であるせいか、絵本のことや料理が絡んでくる。
同じ3編だがまったく違う推理になっていくのが面白い。
主に福太と学太が中心に謎を探っていく。


第一話　桜幽霊とジェパーズ・パイ〜事故の目撃者が四男の良太だったってことに驚いた。

第二話　宝石泥棒と幸福の王子〜壊された作品に亡き母のレジンが使われてた…

第三話　親子喧嘩と注文の多い料理店〜こちらは長男が気になるところ。

ここでも商店街のドン・ジュエリー神山が登場するが、三姉妹ほど口出しせずに少し距離があったのは四兄弟の亡き母との間に自分の娘の問題があったからだとわかる。
三話がいちばん重くて複雑な事件だったとこちらのbrother編ではっきりする。



なんだろうね、経験したことのない感じ。
同じ事件なのにどのくらいの関わり方なのか、どのくらい影響を受けたのかによって四兄弟と三姉妹の捉え方が違うってことに驚く。

どちらが好みか…悩むところ。

[ブクログ · ★★★★☆]

ぎんなみ商店街という古き良き商店街を舞台に起こるちょっとした日常系の謎の数々。母を亡くした男4人兄弟が、四男が交通事故を目撃、ただの交通事故と思われたが、だれか人影を見たことを証言することで事件に巻き込まれていくところからストーリーが始まる。
　
　本作は、次男の福太の視点で描かれていく。長男、元太の完璧ぶり、三男、学太の頭脳明晰ぶり、四男、良太の天真爛漫さ、そして一番平凡であろう次男、福太はそんな事にかすかな劣等感を抱いている。
　事件の解決は主に福太と学太が行う。理論的に推理するが、決定力にかける学太に対して、最後の最後に足りない点をひらめきで補う福太のバランスが絶妙である。
　劣等感をもつ福太だが、学太は結局解決しているのは福太であることを悔しがっている点や、長男と四男も存在感をしっかりと出しており、それぞれが役割をしっかりと与えられ、発揮していることでキャラクターがより魅力的に見えるのである

そして本誌を語るうえで、最もユニークな点は同名小説であるSISTER編があり、のふたつの視点から同じ事件を描いているところである。どの事件でも解き明かす内容の視点が異なり、結果は同じであっても解決する道のりや明らかにするポイントが異なり、二つの小説を読み終わって初めて事件の全貌がはっきりする。読み終わったあとには様々な伏線が回収され、非常に気持ちがいい。途中で二つの主人公たちがちょっと交わったり、事件解決に一役買っていたりする点もよく言出来ているなと感じさせてくれる。

個人的にBROTHER 編で面白かったのは3つ目の事件である。SISTER編では語られなかった事件の裏側を暴いてくれたことでより一層すっきりさせてくれた。
　内容は日常系でさらっと読める為、手に取りやすいがその独特の本の作りからまた違った楽しみ方ができる、アッと驚きたい人にオススメです！！また、BROTHER編は母が亡くなっていることもあり、なんとなくほっこりするような、しんみりするようないい話が出てくるところもオススメです！

[ブクログ · ★★★★☆]

個人的にはsister編よりもこちらの方が好きだった。
こちらの方が謎がしっかりしていて、ちょっと重めな気がする。人の数だけ事実があるものだなぁと面白く読めた。
神山さんの登場の仕方も絶妙だし、4兄弟がとにかく可愛い。

[ブクログ · ★★★★☆]

最適な読み方をしたいと思い、いろんなネット情報を見て、章ごとに交互に読むことを選んだ。
ちなみに、BROTHER編から読んだ。

兄弟が４人と多い上に、登場人物も複数いるが、要所で自然な感じに登場する人数や発言者がしぼられるので読みやすかった。

BROTHER編を読み終えて、いざSISTAR編へと手を伸ばす時は、いつもワクワクした。

どちらを先に読んでも構わない感じだったが、最後の章だけは、SISTAR編から読んだ方がいいと思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

シスター編をまだ読んでないので、本当の面白さがまだわかってない感じ。
ちょっと未解決なところもあるから、早くシスター編が読みたい。
焼き鳥屋姉妹がシスター編かな？

[ブクログ · ★★★☆☆]

この作者の本ってすごく読みやすいー。
扱ってるのは日常系の謎なんだけど、ミステリというより4人兄弟の絆や考え方が可愛くてライトに読めた。特に良太はかわいい。
謎に関しては一応解決するけど、すごい不完全燃焼なのでそれはアナザーサイドで確認するしかない感じ。
そういうところ、分厚くなってもいいから一冊にまとめて欲しかった。短編ごとで組み合わせるとか。
登場人物が個性的で、古くからの商店街も舞台が揃ってるのでシリーズ化は余裕でできそう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

驚きました。
同じ事件なのに、こんなに違う物語になるとは！
こちらは男ばかりの四人兄弟。
小学二年生の末っ子が赤ちゃんの時に母親が亡くなっていて、父も海外に単身赴任。社会人の長男、高校生の次男、中学生の三男、そして小二の末っ子四人で暮らしている。
そんな背景もあるので、Sister編に比べるとポップな感じは薄まっていて、事件に対しても謎を解くというよりは、どうしてこんなことが起きてしまったのか、どんな気持ちでこんなことをしてしまったのか、に重点が置かれているような気がしました。なので、事件が起きたからといって犯人を見つけようとしていないのです！三姉妹の方が謎を解いてやるぞーという感じでしたね。
そして、同じ登場人物が見る人によってこんなにも違って見えるのが驚きでした。
中高生がこの2冊を読んで、多角的なものの見方ができるようになるといいなと思います。

[ブクログ · ★★★☆☆]

姉妹編と同じ時間軸の別視点版
姉妹編でも思ったが導入で読者の心を掴むのがうまい

姉妹も兄弟も探偵ごっこしてて最終的に大きな事件に。
この本では推理を楽しみながら家族の絆も感じられる。新しい形の小説でした。

でも個人的には、姉妹編を読んで満足しちゃったせいか、兄弟編の方を読むのは面倒になっちゃいました(^^;)
じっくり両方を行ったり来たりしながら読んだら、深く楽しめるとは思いました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

同じ事件を主人公違いで描く連作の男4兄弟編。ミステリー自体はライトなもの。昔読んだ赤川次郎のようなテイスト。3姉妹編を読んでみないと面白さの評価はしづらい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

商店街でおきる事件を四兄弟が解決するお話。
なぜ全て焼き鳥が絡むんでしょう？
Sister編を読んでみますが、こじつけミステリー

[ブクログ · ★★★☆☆]

sister編読んでからかなぁ。
感想は。

食と家族と。
優しいからか、もやっと感が残ってます。

[ブクログ · ★★★☆☆]

Sister編を先に読んでからのBrother編。こっちは、書道部の事件に登場した、小暮学太の4人の兄弟が主人公。同じ3つの事件だが、交わるようで交わらなのが面白い。Sister編で謎だったことが解決したり、よく出来ている。昔の赤川次郎作品のような、ドラマ化したらアイドルが演じるようなミステリーだなって思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

昭和の雰囲気の商店街の事件を、そこに住む４兄弟が探っていくという。母親を失った４兄弟の絆がとても良い雰囲気。商店街の他の人物との繋がりもミステリアス。Sister編も読んでみたい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

※
対になるSISTERを並行して読むことで、
兄弟が力を合わせて解き明かした事件の真相が
一つだけとは限らないと痛感させられます。

BROTHER・SISTERだけを通して読むも良し。
各話を交互に読んでも良し。

読み方を自由に選べるので、
それぞれ個別に楽しんだり、
絡めて読んで楽しんだり、
一つの事件の結末を知っていても
別視点で展開される推理も面白いです。

自由度が高くてユーモアと家族愛に溢れる
魅力的な物語でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

元気､幸福､学力､良心・・・手に入りそうで入らない｡人は誰しも我が身が一番可愛いって､私の哲学と同じだ｡無気力､不幸､無学､悪意・・・嫌悪しながらも陥ってしまいがち。事件が起きなきゃ気付かない｡

[ブクログ · ★★★☆☆]

１つの事件に異なる解決を呈した設定は斬新で良かったと思うし、木暮４兄弟も微笑ましく表現されていた。
個人的にはストーリー構成がやや粗い気がした。なので凄く引き込まれたかというとそうでもなく淡々と読んでしまった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

星2.5
ぎんなみ商店街でおきる事件を、4兄弟と三姉妹それぞれの立場から推理していくお話。文章が読みづらい上、同じ事件なのに結末が異なる、なんともスッキリしないところが私には合いませんでした。
神山さん視点で読めたらおもしろかったのかも。

[ブクログ · ★★★☆☆]

両面読みしました。
brother編→sister編→sister→brother→brother→sister
の順で読みましたが、最後はbrother編で終わった方がすっきりしたな。

[ブクログ · ★★★☆☆]

真実は、ひとつじゃない、ふたつやみっつでもない。
人の数だけあるんですよ。
（byもじゃもじゃ頭の青年）
そんなセリフをどこかで聞いたことがあって、まさにそれでした！
先にsister編を読んだんですが、brother編を読んでもまた違う角度からの話しの展開でそんなこともあったの？！と、楽しる作品です。
ただ、そこにある“事実”はひとつ。
同じ時間が流れているはずなのに、それぞれから見る角度が違うと、またそこにストーリーがうまれる。
それぞれの兄弟と姉妹の関係性も素敵でした。
（やっぱり家族っていいね。）
それにしても、私も焼き鳥食べたくなってきたー！
飯テロ注意な本でもあります。

私の中では、ある姉妹とある兄弟の恋愛？模様が気になります。続編あるかな？！

[ブクログ · ★★★☆☆]

読書記録9.10
『#ぎんなみ商店街の事件簿』
商店街で起こる小さな事件を
三姉妹（シスター編）
四兄弟（ブラザー編）
それぞれの目線から描く作品

青い表紙の姉妹編だけ読んでも完結し
赤い表紙の兄弟編だけを読んでも完結
2冊で一作品のような
2冊が三作品のようにもおもえる
ちょっと面白い作り

一つの事件も目線を変えると違う側面が見えて来る
『見方は一つではない』
『あなたの思う正しさとは？』は最近の物語のテーマでよく描かれている

私は一つの事件をシスター編、ブラザー編と交互に読みました

[ブクログ · ★★★☆☆]

シスター編とブラザー編で同じ事件が違う事件に見えるという仕掛けが面白くて購入。
ブラザー編はいわゆる日常ミステリーに近いが、謎が全部解明されてるわけでもなく、兄弟が納得する一応の解釈で成り立って終わってる。
確かに、事実は一つだが、回答の無い場合、解釈はいく通りもあるわけで…
そうゆー事なら、ちょっと期待はずれ。
期待しながらシスター編にいきたい。