あらすじ
40代の一人息子、秋之の結婚相手を探すため、親の婚活パーティにせっせと通う米倉留子。
50間近の一人娘、香奈枝に婿をと、やはりパーティに顔を出した川野幸三。
だが、ふたりにはそれぞれに秘密があった――。
現役看護師が鋭く世相をえぐる、変化球「婚活」小説!
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Posted by ブクログ
まっっったく初めての作家さん。
棚刺しで目があって、裏表紙のあらすじを読んで、なるほど、子どもも孫もひと段落ついた高齢の女性が婚活をするっちゅう、人生やりなおしコメディかな、と、思ったら
全然違うかった。
全然違うかった。(大事なことなので二度言う)
文章はめちゃくちゃ読みやすいので、さくさく読めるけど、いかんせんちょっと読んだところで
「し、しんどお」
ってなって、読むのやめようかなあ…、と、思いながら一気読みですわ。おまえはいつもそうだ。笑
結論というネタバレを言うと、この状態からよくここまでのハッピーエンドに持って行ったな!? と、著者に対してめちゃくちゃ好感度があがったし(なんで?)(てか何様やねんすぎる)、結局お金やなと思った。
結局お金やなと思った。(大事なことなので二度言う)
こうね~~~。何ちゅうんやろね…。最低なエゴの煮凝りというか、真面目な人ほどコンパスをなくすとこうなるのか、と、いうか(たとえ)。
作中の人物の言動やストーリーの展開を読みながら
「あ、そういうことやっちゃうのか~…」
て、思うことは多々あるけど、もうそれが史上最大にどうしようもない愚かさで
まじか…
ってなったというか。
この踏み外し方というか、視野狭窄ぶりに比べたら私恨で誰かを殺害するミステリほうがよほど客観的に読める。
…ちゅうくらい、ムーブは違えど、「普通の人」がやりそうな「かわいそうなわたし」「わたしがなんとかしないとあかん」からの「それはちゃうやろ」ちゅう話。
ちゅう感じ。
それを読んで「しんどお」ってなるのは、わたしがこのタイプやからやと思う。
衝動的に誰かを殺しはしないけど、あれこれあれこれ考えすぎてこういうわけのわからん行動にはでそうな気がする。自分で。え大丈夫か。
おもしろか……ったのかどうかはわからん。わからんのかーい。
でも、著者の別タイトルを読むのはすくなくとも一年くらい間を開けようと思った(なんでやねん)。
もうすこし…なんやろな、もうすこしわたしが、こういった言動に対して
「フィクションやな」
と、思えるようになるまでは…(笑)。
文章はとにかく読みやすいし、ストーリー展開もさくさく進んで、これぞエンタメ読書!! て感じ。
講談社文庫も久しぶりに読んだな~!! って思った。
でもまあ、読書ってこういうもんよな。
読んでるときだけ没頭して
「あー! 面白かった!」
ってなったらええもんな。ええ。なりました。すごいなりました。オチもよかったし、ものすごいきれいにまとまってると思う。
でも、いや、どこ対象…? とはなるな(笑)。
そういう意味ではライトノベルのほうが安心して読めるんかも。いや、わたしらが対象なのか。
ちゅうか、べつに対象を知らんでもええがな。それな(笑)。
読書(だけに限らずエンタメすべて)において何をもとめるかは人それぞれ、また同じ人でもタイミングによってまちまちではある。
跡に残らず、リアリティとかも関係なく、そこまでのめり込まず、でも、そのときは集中できる、と、いう楽しみ方をしたいのならめちゃくちゃ楽しい本やったと思う。
せやね。エンタメに何を求めるんやろね。
わたしはわりと没入してしまうので、どうしても小説を読んで
「自分が没入できる人は誰か」
と、いう目線でも読んでしまうから、しんどおってなることもあるんかもしれへん。
今回は幸三の言動が怖かったよね…(笑)。
わたしがやりがちなのはこういう行動かも。こわ。こわ。
Posted by ブクログ
とてもおもしろく、一気に読んでしまった。普段は読書の時間がなかなか取れないけど、続きが気になってしまい、無理やり時間を作って読み進めました。
主人公の留子は、事故で植物状態となった息子と暮らしています。息子の妻は出産後まもなく亡くなり、残された孫を育てながら、いつか息子が目を覚ますと信じ続けています。そして、自分がいなくなった後のことを考え、息子の新しい妻、孫の母親になってくれる人を探そうと親の婚活パーティーへ参加します。
そこで出会ったのが幸三です。幸三は50歳を過ぎても働かない娘と二人暮らしをしており、娘のためではなく自分自身が結婚したいという思いで婚活パーティーに来ていました。しかし、その娘はホストに夢中になり、幸三の貯金を使い込んでしまっている状況でした。娘はお金を得るため、父親と留子の結婚を強く後押しします。
それぞれの思惑や嘘が絡み合いながら結婚へ向かって話が進んでいきますが、物語の最後には登場人物たちが現実と向き合います。留子は息子が目を覚まさないかもしれないという現実を受け入れ、幸三の娘も自立して働く決意をします。
登場人物たちはどこか身勝手で不器用。婚活というテーマでありながら、家族の絆や介護、親子関係、現実を受け入れることの難しさなど、さまざまな問題に直面!!それでも笑える場面もあり楽しめる作品でした。
Posted by ブクログ
熟年婚活パーティー波乱含みの読み始めは、どうなる事かと読み進めて行くば予想だにしない意外な展開おもしろいおかしく、読む手が止まらず。抱腹絶倒の「婚活」小説をあなたもぜひ楽しんで読んでください。
Posted by ブクログ
親同士の婚活、自分の親はここまではしていないけれど、こんな気持ちで子供の結婚を願っているんだろうかと思いました。
色々な親が出てきました。親の我が子を思う気持ちが溢れてくる作品でした。
Posted by ブクログ
装丁のイラストからは想像できない婚活本。
本当の狙いを隠して子供のために、親同士が婚活をする。
留子さんも幸三さんも、ズレまくりでめちゃくちゃだけど
これが人間なのかも。
なんだか悲しい読後感だった…もっとうまく行く道、あったのかもしれないのに…
こういう斜め上の婚活本も面白い