【感想・ネタバレ】ニーディガール オーバードーズ ラン ウィズ マイシック 1のレビュー

大倉ナタ / 盆ノ木至 / WSS playground

全世界売上85万本越えの大人気ゲームを盆ノ木至原作で衝撃のコミカライズ！ 落ちぶれた元芸能プロデューサーと力を合わせて承認欲求強めの女の子が配信者の頂点を目指すが…！？

[ブクログ · ★★★★★]

超てんちゃんで有名なニディガを元にした漫画です。
タイトルにあるとおり、ランウィズマイシックな在り得た一つの可能性の中の雨ちゃんが、仕事の出来るピと二人三脚で配信活動で這い上がろうとします。
シナリオは「吸血鬼すぐ死ぬ」の作者で、作画の先生の絵も可愛いものは可愛く、汚れたものは、そのままに描いてくれています。老いて皮フが弛んでる感じリアルだなぁと思いました。
寝付けず読み返していたら、４話と５話の勢いに引き込まれました、原作と同質のエグさを、漫画から摂取することになるとは驚きました、何より、もう十数回は読み返していて、よく出来たマンガだなぁと楽しんでいた、その慣れきっている脳みそにも、夜の長さと、気怠さと、日中の疲労が合わさって、たまたまピの心情に共感して、動揺するような気持ちと、漫画の中で雨ちゃんが経験することになった出来事の苦しみに、何もできやしない立場の悲しさを味わいました。
面白いマンガなので、オススメです！
　巻末には、原作ゲームのシナリオの　にゃるらさんの味わいのある文章も載ってます。個人的に、表紙のピンクと水色の組み合わせが織り成す、病んだケバさが好きです。
もし、視界が白黒になっていても、この表紙ならば、錐体細胞へ色味を届けられることでしょう。

[匿名 · ★★★★★]

ゲーム既プレイ勢ですが、すごくよくできているコミカライズで一気に読んでしまいました。
絵もすごく綺麗！

[ブクログ · ★★★★☆]

コミカライズで成長譚に昇華させてきたのが意外だった。おもしろかった。

「…JINEは楽しいか？」のセリフが印象に残った。それに対してあめちゃんがボケかつ問題のあるセリフで返すから、あっという間にギャグに流されるのもいい。

あめちゃん独特のギャグセンスの再現も上手だし、重い話をすぐギャグで塗り替える(かと思えばまた勝手にあめちゃんが沈んでいく)テンポ感もいい。それ自体があめちゃんの性格で、読む方もそれに振り回されている気がする。