【感想・ネタバレ】闇の狼のレビュー

阿木慎太郎

[ブクログ · ★★★★☆]

「マンハッタン必殺拳」を改題。無夜も「闇の狼」の方がスマートでいいと思う。
　空手アクション。長編超バイオレンスと書いてあるけれど、大人しめで普通。
　もっとも無夜のバイオレンス査定は永井豪になっているから(笑)
　主人公の鉄也。みんなから愛されてますね、この人。
　長いこといかなかったアメリカに足を踏み入れると、わらわらと昔の弟子と仲間が寄ってくる。
　一匹狼で軍で格闘技の契約教官をしていて、最愛の義妹の頼みで彼が昔作った空手道場の師範が殺されている事件を調べるはめになる。

　いろんな疑問はつきませんが、鉄也の養父母は長く子供ができなかった。だから鉄也を養子にとった。
　なのに、養子にしてかなりしてから、女の子と男の子が生まれてる。
　……ちょいとお母さん、それ本当に旦那の子ですか？
　これが一番あやしい。
　義弟は嫌なやつですが、病気で死ぬのでまあいいです。
　義妹も、鉄也からの愛情を利用しまくる嫌な女です。
　……でも、格闘シーンとかその他が無夜好み。面白いです。
　ほかの作品も読んでみたいと思う。