【感想・ネタバレ】変身人間ちえ（１）のレビュー

甲斐冬雪

中学生の根伴悟は、高学力の生徒だけを集めたクラスに編入されるほどの秀才である。しかし、内心では根伴は代わり映えしない毎日を嫌い、何か変化を求めていた。そんなある日、学校で「化け物が出た」と騒ぐ生徒が現れる。すると、その化け物が根伴の教室の掃除用具入れから現れて…！！ ５人の少年少女らは、あらゆる悩み、苦悩、それらを産みだし続ける日々そのものとどう向き合っていくのか。新進気鋭の作家が描く、新時代の青春群像。

[ブクログ · ★★★☆☆]

特待生エリートクラスの女子が急に怪物になってしまう。同じクラスの主人公の男子と一定時間ハグすれば元にもどることがわかるが、彼女が怪物であることを隠しつつ学校生活が続いてゆく… というプロット。絵柄はやや冨樫っぽい。秘密をかかえた思春期の人間関係が進んでゆくという内容だがやや展開が地味になってしまっているかもしれない。もう少しなにか華がほしい。2巻で打ち切り終了。