【感想・ネタバレ】一冊でわかるドイツ史のレビュー

あらすじ

ドイツとはどういう国か。その歴史を図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに描く。コラム「そのころ、日本では?」「知れば知るほどおもしろいドイツの偉人」も役に立つ。

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Posted by ブクログ

1800〜1900年代に数多くの化学者や医者を生み出したドイツ。野口英世の伝記を読んだとき何人かドイツ出身の化学者が出てきたので、「なんでドイツは、軍事力、統率力、科学技術が発展していたのに戦争に負けたんだろう」としっかりと理解できていなかったため、ドイツ史を勉強してみました。

ゲルマン人の大移動から始まり、ヨーロッパ内での数多くの戦争が分かりやすく簡潔に解説されており、ドイツ史の理解が深まりました。

また、メルケル元首相が東ドイツ出身であったことも、今回初めて知り、吃驚しました。

他の国の歴史も勉強したいときっかけを作ってくれた一冊でした。

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2024年11月11日

Posted by ブクログ

歴史や地理など、社会に対して全くと言って良いほど無知な私だが、ある映画を観てドイツの歴史に興味を持ち本書を手に取った。
1900年以降の部分しか読んでいないがかなり面白く、理解もしやすく書かれており、とても勉強になった。
WWI、WWIIに至った経緯、EU(EC)発足までの経緯、など、大人になると知っていて当然のような知識すら欠落している私にとって、本当に勉強になった。
ヴィルヘルム2世に興味を持ち、ネットで調べてみると、ロシアにはもっとポンコツなトップがいたようなので、近いうちに本シリーズのロシア史も読んでみたい。

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2022年02月15日

Posted by ブクログ

ほぼ高校の世界史で理解できる範囲で、ゴート族からスタートして神聖ローマ帝国、プロイセン、からの東西ドイツを通史にした本。
文句なしの星5つ。

簡素な記述ながら、
「何を説いて何を省いたか」
を思うと、生半な知識では書けない内容。
読後、『戦後処理とは』と自国を顧みる材料ともなるだろうし、それこそが主体的に歴史を学ぶということ。

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2021年03月09日

Posted by ブクログ

ザックリではあるがドイツの成り立ちから、周辺国との関係についての歴史。
小国の集合体がドイツとなったが、戦争を通して変化していく様も参考になる。

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2020年02月09日

Posted by ブクログ

ドイツを中心としたヨーロッパ諸国概要史、といった内容。しっかりと理解するためには、ヨーロッパの地図の変遷がある程度頭に入っている必要があるかもしれないと感じた。世界史の基礎知識がある上で、ドイツを中心に捉え直したい人にはよいだろうと思う。初学者は、世界史の資料集を片手に、地理情報を整理しながら読むのがおすすめ。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

ほかのシリーズのなかで、かなり分かりやすかった
自分の国に偏って記述するものが多い中、
近辺の様子もはさみつつ構成されていてよかった

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

ドイツ史の超入門書。ドイツ史の流れを把握出来る。
かなり内容を絞って書いてあるため、主要な出来事の理解や人物の暗記に最適な一冊。繰り返し読むことで知識の獲得に繋がると思う。

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

平易な文章でわかりやすい。ゲルマン人の大移動、神聖ローマ帝国の時代から、ナチスドイツ、東西統一まで。ドイツがどれだけ波瀾万丈の歴史を経てきたのか、そしてその都度立ち上がってきたのか、その一端を知ることができた。ゲルマン人が何たるか、それはこの国の歴史が証明している。この一文にドイツという国の全てが詰まっているように感じる。

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2023年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドイツ史の入門書。世界史の教科書からドイツ史の重要な部分を抜き出したような本。噛み砕いた平易な文書で書かれているので、初学者や中高生にも読みやすいと思われる。イラストが所々で使われており、堅苦しさを感じさせないようになっている。


ドイツ史に興味を持っている方やドイツの歴史を整理したい人におすすめの一冊である。

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2021年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ざっくり以下の事が書かれていて、参考になりました。

フランク王国
ドイツ王国
神聖ローマ帝国成立
ナポレオン
神聖ローマ帝国滅亡
ドイツ連邦成立
ビスマルク
近代ドイツ帝国成立
ヴィルヘルム2世
WW1
帝国崩壊
ドイツ国成立
ヒトラー
WW2
ベルリンの壁
東西ドイツ統合
メルケル

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2021年06月13日

Posted by ブクログ

高校の時に世界史が好きだったので、読んでみた。面白かった。
忘れている知識が結構あって、古代から現代までのドイツの歴史の流れを確認できた。他のヨーロッパや米露とドイツの国際関係も歴史が分かると理解できます。

ドイツはなかなか苦難の国だな、と改めて思いました。

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2021年03月30日

Posted by ブクログ

わかりやすさに振り切った初歩中の初歩を学べる入門書といった印象。ドイツ史は偏った知識しかなかったけども難なくスラスラと読めました。
大まなか情報しかなかったから本当に初心者さん向け。あと文化面も一緒に学びたい場合はルネサンス、バロック、ロマン派くらいしか言及されてないので向かないかも。
でもこの本のおかげで大まかな内容は理解出来たので、専門書を読む前のワンクッションのような役割をしてくれるとってもいい本だと思います。

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2020年12月30日

Posted by ブクログ

ドイツのおおまかな流れはわかったように思う。領土の拡大があったとしても基本地続きなので、イギリスに比べ格段とイメージしやすかったように思う。
このシリーズ読んでて思うが、その国の学校の歴史の教科書ってどんな感じで書かれているのだろう?ドイツの教科書の歴史の場合ナチス関係がどうかかれているかも気になった。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

このドイツ史を読んで偉人をたくさん輩出していると知れた。でもやはりヒトラーのユダヤ人の大量虐殺は色濃く残っていると思う。ドイツをもっと知りたいと思った。

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2024年11月06日

Posted by ブクログ

七選帝侯。皇帝選び。強い候補者を選ぶと、自分たちの権利を制限されるため、穏健な弱い候補者を選ぶ。毎回、弱い皇帝になる▼フン族の侵入を防ぐため東の辺境(オストマルク)を置く。後のオーストリア▼ハプスブルク家のルドルフ1が皇帝になり大空位が終った(1273)。ハプスブルク家が皇帝位を独占するようになるのは15世紀から▼国の序列。王国>大公国>公国▼シュレスヴィヒ・ホルシュタイン。ドイツ人85万人、デンマーク人15万人。ビスマルク(プロイセン)はオーストリアと協力してデンマークから同地域を奪い、プロイセンとオーストリアの共同管理とする▼バイエルン(州都ミュンヘン)。オーストリアと国境を接する。当初は親オーストリア、反プロイセンだった▼オスカー・シンドラー。ドイツの実業家。ナチス党員にもかかわらず、自分の工場で働くユダヤ人を救う。『一冊でわかるドイツ史』

黒海にドニエプル川。カスピ海にヴォルガ川▼モンゴル人は税金さえ払えば、領土を奪おうとしなかったため臣下としてふるまったが、ドイツ騎士団は領土を奪ってカトリックを布教しようとしたため戦った▼イヴァン4(モスクワ大公国の君主)。自分が病気になったとき、一部の貴族が別の人物を君主にしようと画策。怒ったイヴァン4は、裏切った貴族たちの土地を没収した▼アナスタシア。ロマノフ朝最後ニコライ2の末娘。レーニンによりニコライ2一家全員銃殺。従者や主治医も銃殺▼ジョージア。ソ連崩壊前に独立(CISにも入っていなかった)。しかし2008年南オセチアの親ロシアの人々が武力蜂起。ジョージ内部で紛争に。ロシアが南オセチアを支援したため、国際紛争に。EUの仲介で停戦。南オセチアは独立を宣言して「アブハジア」を名乗る。国家としての承認しているのはロシアなど僅かな国のみ▼クワス。微炭酸の飲み物。アルコール1%。ライ麦と麦芽を発酵。『一冊でわかるロシア史』

ポーランド。軍人コシューシコ(アメリカ独立・フランス革命・ポーランド分割への抵抗)。作曲家フレデリック・ショパン。科学者マリー・キュリー▼チェコスロヴァキア。ローマカトリックのフランク王国に対抗するため、モラヴィア王国はビザンツからギリシア正教の宣教師キュリロスを招いた。作曲家スメタナ。小説家フランツ・カフカ。小説家カレル・チャペック(ロボット)▼ハンガリー。ハンガリー王ラヨシュ2世(モハーチ戦いで戦死・スレイマン1)。墺からの独立運動の指導者コシュート・ラヨシュ。作曲家フランツ・リスト。数学者フォン・ノイマン。写真家ロバート・キャパ。肉野菜煮込みグヤーシュ▼ルーマニア。英雄ヴラド3世(ドラキュラのモデル)。キャベツ肉巻き煮込みサルマーレ▼ブルガリア。肉野菜ポテト焼きムサカ▼ウクライナ。英雄サハイダーチヌイ(コサックの指導者)。『一冊でわかる東欧史』

3-4世紀は小氷河期で穀物や牧草が育たず食糧難。東では農民反乱で漢が滅び、西ではフン族が東欧に侵入、ゲルマン人が西ローマを滅ぼした。p.52▼ドーヴァーではなくノルマンディーの理由。ドイツ軍の防衛が手薄だった。ドイツ占領下のパリに最短距離で進撃できた。p.170『なぜ、地形と地理がわかると世界史がこんなに面白くなるのか』

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

 元予備校の先生が書いた、フランク王国が出来るところからメルケル首相が2013年に社会民主党と連立を組むまでのドイツの歴史。「『ドイツとは何だ』と初めて思った人に向けて、その歴史をわかりやすく紹介」(p.3)したもの。
 本の装丁の感じや、イラストのタッチが柔らかく、入門者向けの歴史の本、という感じだが、本当に「ドイツとは何だ」と「初めて」思った程度の人がこの本を読んだら、思ったほどよく分からないんじゃないだろうか、とかやっぱりおれ世界史苦手だわ、と思ってしまう本だった。もうこれ以上は分かりやすくならないのだろうけど、なんか教科書を読んでるみたいに頭に入って来なくて、割と苦労する。世界史の勉強ってこんなものなのかな、と思った本。イラストはおれ好みだった。激しい歴史の場面なのに人物の目が点だったり、かわいいとまではいかないけど、ソフトなタッチ。p.51の「ボヘミア人の一派が、プラハ城にいたハプスブルク家の役人を窓から落とす事件」(pp.50-1)のイラストがあり、この窓のこの場所におれは行ったことがあるらしいが(と、一緒に行った人が後でこの本を読んで言ってた)、まったくおれはそれを覚えていないくらい、歴史が頭に入らないらしい。そんなおれでも、とりあえずドイツ史で重要な人物として、ビスマルクを解任したヴィルヘルム2世、という人物は印象的だった。領土拡大を目指したけど、イギリスに譲歩した?というあたり、よく分からないけど、とりあえず「20世紀のドイツが進む道を決めたのは、ヴィルヘルム2世」(p.114)というくらい重要な人物らしい。ビスマルクとヴィルヘルム2世、ということで、名前くらいは頭に入れたい。最後はオランダに亡命したらしい(p.132)。第一次世界大戦時の徳島県の「坂東俘虜収容所」の話は、なんとなく聞いたことがあったが、「今もドイツと徳島県の交流は続いています」(p.125)というくらいのものらしい。徳島に一度行ったことあるけど、ドイツを感じるようなスポットには行ったことがなかった。
 第二次世界大戦時のナチスの本はいくつか読んだことがあるが、この本では本当にあっさりと書かれている。もしかするとあっさり過ぎることが頭に入ってこないし、教科書的な感じになってしまう原因なのか?とも思った。もちろん「1冊でわかる」という趣旨に沿うにはそうならざるを得ないということも分かるけど。
 最後に旧東ドイツの話をあんまり知らなかったけど、「ソ連の属国のような東ドイツの政治体制を支えたのが、秘密警察組織のシュタージ」(pp.194-5)ということで、第二次大戦後にヨーロッパの中に、そこまでの体制があったのか、と思った。
 あとは今のドイツについて知らなかったことと言えば、「かつては徴兵制を採用していましたが、2011年に中止」(pp.140-1)とか(そんな最近まで徴兵制だったの)、「アンゲラ・メルケルは、もとは旧東ドイツの物理学者」(p.211)(旧東ドイツの人なの?しかも物理学者!やっぱり理系の人は文系をカバーできるんだ)とか、断片的な情報として面白いと思ったところはあった。
 もう少し別のドイツ史の本を読めば、この本で書かれている全体像が頭に入ってくるようになるのかもしれない。(21/06/13)

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2021年06月13日

Posted by ブクログ

30数年前に3年半ほど住んでいたドイツ。何度か成り立ちを理解しようとするのだが、ヨーロッパの歴史は複雑すぎて、どうにも頭に入らない。この本を読んでなんとか頭に入るのは近世、ビスマルクくらいからだなあ・・・ しかし、私たちが住んでた頃の話もこうした歴史の1ページになっているのに感心する。そうか、全然理解できてなかったが、そういう事情だったので、ベルリンの壁が崩れたのは突然だったんだと納得。その日のテレビを見てて思い切り驚いたのを思い出す

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2020年09月22日

Posted by ブクログ

「ベルリンは晴れているか」という第二次世界大戦の終戦直後のドイツを舞台した小説を読んだのがきっかけで、
ドイツの歴史に興味が湧き購入。

学生時代には、世界史の偉人達の名前が頭に入らず…
それ以来の歴史を学ぶ機会となったが、
本としては読みやすい。
教科書としても、ところどころに日本の同じ頃こんなことありましたーの解説で、対比が面白かった。
世界と日本の文化の差、島国としてのメリットやデメリットがあるなぁと痛感。
今回はドイツ史だったが、同シリーズでアメリカ、イギリスもあるそうだが、またの機会に読んでみたいと思う。
特にアメリカは移民で創立した国だし、広大な土地を一つの国にまとめあげる歴史は戦国時代にも通ずるので、面白そう。

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2020年02月02日

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