あらすじ
「地震確率87%以上だから原発停止」「アメリカより失業率が低いから日本は安心」「宝くじは、毎回当選が出る売り場から買ったほうがいい」「ランキング1位のものは信用できる」……あなたは、この話のどこがおかしいのか、指摘することができますか?ビジネスはもちろん、日常のあらゆる場面で活用されている「データ」や「グラフ」。ですが、その本当の読み解き方を知らないと、思わぬところでだまされてしまうもの。本書は、『スタバではグランデを買え!』などの著作で知られ、数字についてのわかりやすい解説に定評のある著者が、そうした数字のカラクリに騙されないためのデータ分析術を説くものです。誰もが思わずひっかかってしまいがちな19のポイントを、「19のストーリー」としてわかりすく、かつ楽しく解説。気軽に数字を読み解く力がきっと身に付けられる一冊です。
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Posted by ブクログ
変化率の推移に関するデータを作るとき、見るときには注意が必要。
データを見る観点が増える。
数字に強くなるには、身近にある数字を定点観測し続ける経験が必要というのも納得。より仮説を持ちながら見ていこう。
Posted by ブクログ
グラフや数字にいかに騙されやすいかを説明してる本。筆者の本を読むのはこれで3冊目ですが、どの本も分かりやすいです。
あと「おわりに」のところで「知能よりもずっと必要なのは、体力と感情だと、筆者は考えています」と述べているところがなるほど、と感じた。
Posted by ブクログ
グラフで大切なのは、折れ線グラフや棒グラフの部分ではない。タイトルや軸や下に書かれている注意書きの部分、特に、縦軸と横軸が大切なんだ。だから、そういった部分について正確に理解するまでは、折れ線や棒の増減をみてはいけない。(114)
と、あるように、グラフは作者の意図次第で都合のいいように内容を操作できるのですね。要注意。