【感想・ネタバレ】彼とカノジョの事業戦略～“友達”の売り方、教えます。～のレビュー

初鹿野創 / 夏ハル

天才コンサルと挑む、ビジネス頭脳バトル！

『“ビジネス”は世界を描き替えるツールだ』
ワールドビジネス育英財団ーー通称WBFには、己が理想の“世界”を作り上げるべく、若き天才経営者が集まる。
「ねっ、“友達”いりませんか？」
環 伊那ーー金髪、巨乳、明るい笑顔が特徴の経営初心者。WBFに参加するため高校を中退した元JKがパートナーに選んだのは、＜成功請負人＞の名を持つ天才コンサルタント真琴 成。
「アンタに、本当の“ビジネス”ってヤツを教えてやるよ」
天才たちの集う戦いで、経営初心者の彼女を勝たせる唯一の方法は、“友達”を売ること!?
『このライトノベルがすごい！』（宝島社刊）３年連続ランクイン！ 人気作『現実でラブコメできないとだれが決めた？』著者・初鹿野創が描く、世界を変える「ビジネス頭脳バトル」ここに開幕！

※「ガ報」付き！
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

[ブクログ · ★★★★★]

ラノベでは珍しく"ビジネス"や"経営"がテーマ。
ビジネスに関して万能な主人公が、ビジネスの世界で縦横無尽の活躍をする作品で、無双モノと似た感じの爽快感を感じる作品であった。
1番凄いと思ったのは、ヒロインの造形が、人に対するコミュニケーション能力に特化しているという、ラノベ作品に有りそうでかつ、ビジネスに強い形になっている点。後半の盛り上げも、ヒロインのこの造形を存分に活かした形になっており、かつ、熱くてよかった。
個人的には、「コンサル」などの用語に、実際の意味合いとの差異がありそうに感じた点や、投資をあっさりと引き出している点など所々気になる点もあったのは残念。

[ブクログ · ★★★★★]

ビジネスというちょっととっつきにくいネタを、見事にエンタメに昇華した一冊。

なんといってもヒロインの『環伊那（たまきいな）』
この子の魅力が良い意味で全部持っていった感じ

『真琴成（まことせい』というキャラクターはぱっと見、出来るビジネスマン像そのまんまなので、予想通り出来るイケメン男
でも伊那のあの発想はと正直驚きと感嘆。

なるほど、作者、編集者、大天使、大天使、大天使伊那ちゃん言うだけあるわ。

ビジネス用語も結構でてくる。
是非これから社会人になるひとたちに読んでほしい一冊。
早速8月に第2巻がでるとのこと、これも期待大！