【感想・ネタバレ】家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

‣ 家事とは自分の機嫌を取ること。自分を大切にすること。世界中の誰も自分を認めてくれなくたって、自分だけは自分をちゃんと認めることができるのだと確認することだ。

‣ 最も大事なのは小遣いではなく生活費の使い方である。自分の人生の土台を成り立たせるための堅実な支出の方法である。つまりは、「生きていくのに実際いくらかかるのか」という実感である。
これは家事をして初めて身につくことだ。これができていないと、お金に対してただやみくもに執着することになる。

‣ お金やものに豊かさを頼っている間に、何はなくとも自分の力で豊かな暮らしを作っていく力はすっかり瘦せおとろえているのである。

‣ ものを処分し暮らしを小さくするとは、泣きながらものを捨てることでも、惨めさに耐えることでもなかった。それは自分を鍛え、進化させることだったのだ。

‣ 人とはそもそも、自分の体や手を使って、「やった!」という実感を得ることに喜びを得るように設計されているのではないだろうか。
そう考えると、私はずっと「便利なマシン」に人生の喜びも楽しみも奪われ続けてきたのかもしれない。

‣ 便利に流されず、シンプルに自立して生きること、自分に備わった力を精一杯発揮し、他人と助け合って生きること。それさえできたなら、老いも災害も疫病もしなやかに乗り越えていくことができるのではないだろうか。

‣ 私はこれから、失われた自分自身を取り戻しに行くのだ。ものに頼らず金に頼らず、自分の内なる力を信じ、それを発揮し磨いて生きていけるかどうかへの挑戦が始まるのである。金やものがあれば豊かになれるのだと信じて疑わなかった人生から180度の転換である。

‣ お金も特別な能力もいらない。ほんのちょっとした決意さえあれば、ただそれだけで十分な幸せを私は私の力でちゃんと手に入れることができる。その事実そのものが、とてつもなく大きな安心と幸福だった。

‣ 私は無力なんかじゃなかった。私は自分の力で自分の幸せを作り出すことができたのである。

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「家事をするか、地獄に行くか」なんて意味不明な二択を迫られるかと思っていたら、そんなことは全くありませんでした(笑)

そう、そう!そうなんですよ。
えっ〜⁉︎ それってありですか?
ちょっとそれ、私もやってみます!

と、思わず口にしてしまうほど、おしゃべりしている気分で読むことができました。
(自宅で読んでいて良かった〜)
クスッと笑ってしまう稲垣さん節も、毎度のことながら最高✨
稲垣さん流の生き方を集大成した一冊ですね

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2024年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まずタイトルのインパクト!
稲垣さんの存在は何となく知っていたけれど、初めて著作をちゃんと読んでみた
なるほどなぁ〜
最初はいくら何でも極端すぎるでしょう…と思っていたのが段々納得させられていく感じ
確かに理想的
実は私も震災後の計画停電を経験して、皆がトトロ時代位の生活にすれば電気なんて十分足りるでしょ?!と思ったことがある
そして結局やるかやらないかということ
まずは読んだつもり?!のこんまり本、再読決定です

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

家事か地獄かって、すごいタイトルですよね。このタイトルでなければ手に取らなかったかもと思うくらいインパクト大。

最初の方はこれまでの稲垣さんの著作にもあるような超ミニマム生活?がいかに素晴らしく気持ちよいかが綴られていて「いやでもそれ、一人暮しだからてきることだよね」と想っていたら、ちゃんと家族がいたら無理って思ってますよねというところまで話が及んでいてナイス。
確かに考えかたはナットク。そんなふうに考えたことなかったなぁと目からウロコもいっぱい。

しかし素晴らしいけどやれるかどうかは別の話。この生活が老後をいかに暮らすかの話に繋がるに当たり、ご両親の話が始まった辺りから本書の核心というか俄然筆が熱くなった感があり読む方もちょっと力が入りました。
生活術の話とかじっせんするかとかの話でなくて生き方の話だったんだなぁと。
どうやって生きていきたいかを考えるということなんだなぁと。

買い物という家事が、家事の中でそんなにいろんなスペックを要するとはかんがえたことなかったけど確かに言われてみればそう。
そして少しずつしんどくなってきてるの確かだし、我が身を振り返るとネットで買えばいいじゃんって言いつつそこにものすごく時間取られてるのも確かだなあと。
うん、色々目を開かされましたね。面白かった。
しかしさっき書いたけど、やれるかどうかは別。私は無理だ。
でも稲垣さんの今後は見続けていきたいですね。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん真似できないことが多かった気がする。
自分のペースで生活リズムを作れる人はできるだろうが。。。
便利が不便を生んだいるのはよくよく考えたほうがいいなと思った。

洗い物をしない。これやりたいと思った。下着は確かに風呂場洗える。手ぬぐい生活にあこがれる。髪がなぁ。やはりスキンヘッドにかつらスタイルがいいのかも。

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2024年04月21日

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