【感想・ネタバレ】チョプラ警部の思いがけない相続のレビュー

あらすじ

(元)警部と、身寄りをなくした子象。

異色の探偵コンビが、
大都市ムンバイを奔走する!

少年の水死体――それはインド国内を震撼させる大事件の始まり。
CWA(ヒストリカル・ダガー賞)受賞作家が贈るインドミステリ

ついに警察官人生が終わる退職日の朝、チョプラ警部のもとに想定外の事態が舞い込んだ。放浪癖のある伯父からあろうことか“子象”を相続したのだ。しかも困惑したまま署に到着した警部を待っていたのは少年の水死体。検死解剖もせず事故として処理されたその死に違和感を覚えたチョプラは独自で調査を始めるが、それはインド裏社会をも巻きこむ大事件に発展し……。“元警部と子象”の異色探偵コンビ、最初の事件!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
インドの大都市ムンバイが舞台。
心臓疾患のため警察を退職することになったチョプラの退職当日に青年の死体が発見される。
警察では事故死と判断されるがチョプラは死の真相を暴くため独自に捜査を開始する。
そんなチョプラ警部の相棒は叔父さんから贈与された子象のガネーシャ。
不正、賄賂、汚職と貧困が蔓延るインド社会の問題とそんなごちゃまぜで発展途中の都市で騒々しくも逞しく生きる人々、踏みつけられる人々などインド社会が垣間見える作品。

・感想
インドではショッピングモールに象が侵入しても追い出されない…のか?!とか日本人的にこれ有りなの?と倫理観や捜査方法、生活習慣などなど疑問と驚きが多々あったけど、それもまたインドの魅力!
チョプラ警部はインドでは貴重な謹厳実直で正直な人間なんだけど、ムンバイの人をちょいちょいdisってるの笑ったw

インドが舞台の作品は何作か読んだし、インド映画やインドの雑踏でチーズとバターの鬼盛り料理をつくる露天紹介YouTubeとかもよく見たりする。
Xでネタにされる「被害者の会」タグとかもw

そういう偏った情報しか知らないけど広大な土地、爆発的に増加する人口、追いつかない社会制度、宗教問題、貧富の差、カースト制、言語の問題などなどなど…
(西側諸国の価値観が優れてて先進的なので全世界の人々がそれに倣うべきかどうかってのは一考の余地ありだけども)様々な問題と多様な文化がここまで混在している国は今後どうなっていくのかな、と興味が尽きない国だなとおもう。
まぁ私は行くことはないけど…!

どんな国にもどんな場所にも其々問題や困難はあり、魅力的な所もあれば嫌いなところもある。
楽園なんて無いんだから、そこで生きてる人々が自分の問題として捉え、他人任せにせず他人のせいにせず、己の事として想像力と論理的思考を持って過ごしていきたい!
と小説の感想から少し飛躍した感想も書きつつ。

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2024年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やってることはなかなか物騒だったけど、ガネーシャの雰囲気とまじめなチョプラのキャラクターが上手く緩和しててよかった。
日本でもシリーズ刊行してほしい。

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2023年05月28日

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