あらすじ
ちょっとした不安から、誰かへの激しい怒りまで、ネガティブな気持ちになることは誰にでもあります。そうした気持ちの特徴や性質を知れば、今より上手に、対処できるようになるでしょう!
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Posted by ブクログ
ネガティブな自分に対して、落ち込む毎日でしたが、この本に出会えて、そんな自分も認めてあげようと思いました。
ナラティヴ•セラピーの考え方を意識してみます!
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日々の生活の中で感じている生きづらさと、また、そうした生きづらさを抱える人たちと、どのように付き合っていけばよいかに応えようとする本。精神科医、カウンセラーなどによる専門的な気分障害や精神病の治療の話ではなく、「ネガティブ」な気持ちを持った人たちとのごくごく日常的な関わりに焦点を当てている。
職業柄、子どもたちの相談に乗る機会も多いので、とても参考になった。特に、ネガティブな相談を聞いているうちに自分もそうした気持ちになり、相談してきた人を責めたくなってしまう、といったことは、自分にも心あたりが多かった。著者は、自分がネガティブな気持ちになってしまう時間を「魔の時間」と呼んでいて、必ず来るものだとあらかじめ思っておくことで、その時間を耐え忍ぶことが大事だという話に納得をした。
相談を受ける側の態度として「無知の姿勢」を忘れないこと、相談を受ける時は、あらかじめ助言が欲しいのか、ただ聴いてほしいだけなのかを確認すること、など具体的なアドバイスも勉強になった。
ただ、ネガティブな感情に対する対処として言われていた「問題の外在化」の話や、ナラティブセラピーは、自分自身にもできるといったところなど、まだ理解できていないところも多い。問題を「妖怪」とみなす、という話も、自分自身を対象化して、客観的に振り返るといったこととの違いがいまいちストンと来ていない。また、支配的なストーリーを代わりとなるストーリーに置き換えるという話も、自分でできると言うけれど、それができないから悩んでいるのではないかとも重い、自分で自分を回復させる、という関係性がいまいち掴めなかった。
いずれにせよ、誰もが、さまざまな負の感情に触れることはある。そうした感情になったとき、あるいは、そうした感情の人に出会ったとき、どうしたらよかったのか分からなかった、自分や相手を傷つけてしまった。そういった経験のある人に、一度は呼んでほしい本だった。
Posted by ブクログ
「ポジティブ」に向き合う本は数多あれど、「ネガティブ」に向き合う本は意外と多くない。本書は、そんなネガティブとの向き合い方について、わかりやすい言葉で丁寧に紡いでくれる。また、最近よく耳にする、「ナラティブセラピー」についても、概念を一通り学ぶことができる。自分の人生を生きやすいストーリーに書き換えること。そのための技法に、「問題の外在化」があること。そして、私たちの人生に避けて通れないネガティブを受け入れ、やり過ごすこと。そうスレは、必ず道は開ける。
Posted by ブクログ
若い人向けの新書だが、大人にとってもためになる一冊。いままで散り散りに知ってきた知見を、わかりやすく、あたたかい視点でまとめてもらった感じ。「問題を〈妖怪〉とみなす技法」はよかった。人の心の構造、特色をうまく利用することが大事かな。「人間というのはそのようにできている生命体なのだ」
Posted by ブクログ
嫌な気持ちになったとき、いかに自分の感情をコントロールするかどうかカギになることを知りました。
問題が起き、ネガティブな感情が出てきそうなとき、うまく対処していきます。