あらすじ
自信を持て日本人! 日本の底力はまだまだ凄い!!――格差社会、少子化、教育崩壊……メディアでは暗い話ばかりが喧伝されるが、日本は本当にそんなに「駄目な国」なのだろうか。戦後、一度も戦争をせず、努力の末、経済的繁栄を実現した。トヨタ、ソニー、カラオケ、マンガ、ニンテンドー……世界からも大注目じゃないか。アキバの若者も、巣鴨の老人も、ニートだって、日本人はみなとてつもない底力をもっているのだ――マンガ大好き&秋葉原で大人気の麻生太郎が、全ての日本人に自信を与える快著。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
元総理大臣、麻生太郎氏が現在の日本について語る本。
ニート、少子高齢化、様々な問題に対して、麻生氏は悲観することなく肯定的に分析していく。
日本はアジアの「ソートリーダー」であると麻生氏は語る。
成功だけでなく、失敗も進んでさらけ出し見本になる存在、それが日本である。
また、有識者は「日本は世界から孤立している」と言うが果たして本当にそうだろうか。
日本の文化、歴史、価値観、日本が世界に与えている影響は計り知れない。
ネガティブ面だけ見るのではなく、まず日本国が世界に与えるプラスパワーを日本国民が再認識する必要があるのではないか。
また国内の問題に関しても麻生氏は悲観することなく切り込む。
高学歴、大企業のエリートの道から外れた人間は本当に「落ちこぼれ」なのか。
真の問題は将来の選択肢を狭める「均質化」教育ではないかと麻生氏は語る。
ニート、低学歴=悪とどうしても決めがちな現代だが、そういったネガティブな決めつけを疑い、別の角度から見直すことで本質が見えてくる。
麻生氏のスタンスは「悪い面ばかり見ててもしょうがない、良い面を見ていこう」のスタンスである。
物事の悪い面ばかり見ていては何も行動できないのは自明だ。
麻生氏のように、良い面を見て伸ばしていく思考法は現代人にとって見習うべきものではないか。
Posted by ブクログ
2007年の本だけど、今から読んでよくわかる。
日本の海外への貢献度。とくに自衛隊による途上国支援。
元気な老人の活用。
ニートへの応援歌。
悪平等主義への忠告と、格差社会への視点の変え方。
庶民的な目線で書かれており、読みやすい。
麻生家のルーツもわかる。
興味深いのは靖国神社の国有化だろうか。
安倍さんの著作にもあったが、国家の為に命を捧げた英霊たちを祀る靖国神社の参拝がなぜ政治問題として騒がれつづけなければならないのか。
Posted by ブクログ
政治家麻生太郎氏が日本の可能性、及び、これからの政策について述べている。
氏が総理大臣であった頃、メディアでは触れられていなかったことなどが書かれており興味深いものであった。
また、読んでいて氏が日本の未来を憂いるだけでなく、しっかりと希望を持っているということがわかる。