あらすじ
大都市上空に飛来したUFO、記念写真に写った不気味な顔、天から降り注ぐ魚の雨…、世の中には常識では説明できないとされる不思議な現象が存在している。だが、それは本当だろうか。本当に常識では説明できないのだろうか?本書では巷で評判の42の「超常現象」を取り上げ、懐疑的に検証。虚構と思い込みで彩られた”伝説”の背後にある「真実」に鋭く迫った。 目からウロコが落ちること必至の、超常現象謎解き本である。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
21世紀にもなってなお、世に陰謀説・オカルト詐欺は絶えることなく、良識ある大人は自衛のため、知のアップデートを余儀なくされる。2007年発足のASIOSによる本書は、昔からの定番ネタだけでなく、CG加工のような新しめの事例も紹介されており、連綿と行われてきた懐疑的視点からの報告の最新版と言って良い。続刊も読む。
各ケースにおいて、伝説と真相に分けた構成も良い。伝説パートはいかにも中二ごころがワクワクする、世界の驚異に満ちた語り口。この心地良いゆりかごにずっと身を委ねていられれば幸せなのだが、それは、面白くもない真実に向かい合うことを拒む子供の駄々なのだ。
このゆりかごから抜け出し、面白くもない真実を呑み込むことが出来れば、その先には本当の世界の驚異が待っている。
Posted by ブクログ
このジャンル好きにはたまらない作品
普段、超常現象なんなあるはずないやろ、なんて考えてる人には是非
読んでほしいですね。
満足度が高い一つです。
Posted by ブクログ
オーパーツ、アトランティス大陸、UFO、MJ12、911陰謀論といった超常現象や陰謀論を懐疑主義から斬った一冊。と学会系の本で読んだことのある内容も散見されるが、よくまとまっているといえるだろう。各章に参考文献やリンクが掲載されている点もポイントが高い。気になるのはフィラデルフィア実験を扱った章。駆逐艦「エルドリッジ」について「戦艦」と書かれている。写真のキャプションと本文でも書かれているので、純粋にエルドリッジを「戦う艦=戦艦」と称しているようだ。戦艦という艦種がある以上、正確には「駆逐艦」もしくは「軍艦」と書くべきだろう。些細なことではあるが、その些細な点を突いていく内容なのであるから注意して欲しかった。